グレースを探せ2 気の弱い羊飼いの続きです。
さすがにゴールドバーク博士もアイビーの46回のセッションをすべて書くことはありませんでした。
この本には、6回のセッションと46回目のグレースだったときのセッションが書いてあります。
今回は第6回目のセッションで出てきたアイビーの前世を紹介します。
・第6の探検
【現在のフィラデルフィア】
1800年代のフィラデルフィア
この頃にはアイビーは日課のように、G博士の診療所を訪れるようになっていました。
治療の目的を達成するには、こんなに何回も退行する必要はないのですが、アイビーは前世に対する強い好奇心に突き動かされていました。
今までの前世退行で、アイビーは暴力的な死を何度も体験してきました。
公衆の面前で処刑されたり、永遠の恋人ジョンの非常識な行動により殺されたりしました。
宿命的な関係では、役者は同じでも配役が変わります。
今回の前世でも、アイビー、ジョン、デイブの三角関係が一層鮮明になりました。
この人生では、アイビーは製粉所で働く労働者の9才の娘でした。
名前はドリス。両親と年の離れた兄がいました。
ドリスは病気がちの少女でしたが、次第に健康に育ち21才になりました。
G博士:近頃どうしていますか?
ドリス:まだ両親と一緒に暮らしています。
私、アートが好きなの。
彼は同じ工場で働いていて、背が高くてハンサムなの。
もう半年つきあっているわ。
彼を愛しているの。
アートは口のうまいペテン師タイプでした。
ドリスをおだてていい気持ちにさせるのが得意でした。
ドリスはアートと結婚しましたが、あまりうまくいっていませんでした。
アートはこっそり酒場のメイドと付き合ったり、深酒をしたり、無茶なケンカをしたりしてドリスを心配させました。
やがて、ジーンという女の子が生まれました。
ジーンは幼い頃のドリスに似て病気がちでした。
しかし、若い夫婦には子供を医者に診てもらうだけの金銭的ゆとりはありませんでした。
そんなとき、ドリスの友人が治療費を払えない人には安い費用で見てくれる医師を紹介してくれました。
G博士:ジーンの具合はどうですか?
ドリス:とてもいい調子です。バリー先生は聖人です。
ジーンはバリー先生が大好きです。私も先生が好きです。
先生と私は趣味が同じなんです。
先生も詩が好きで、植物を育てるのが好きなんです。
バリー医師は30才の独身で、ドリスとは精神的な友情で結ばれていました。
ある日、ジーンの様子が急に悪くなったとき、バリー先生が往診してくれました。
夫のアートとはそのときが初対面でした。
アートはバリーを見るなり不機嫌になり、家にいる間中、嫌がらせをしたり嫌みを言い続けました。
その後、ドリスとバリーは詩の朗読会に行ったり、お茶をしたり、診療所以外でも合うことが多くなりました。
夫のアートはそのことに感づいていましたが、何も言いませんでした。
まるで、何かのきっかけを待っているような不気味さがありました。
ある夕方、ジーンの具合が悪くなり肺炎症状を起こしたので、アートに置き手紙をしてバリー医師の所に連れていきました。
帰宅したアートは、てっきりバリーのところへ家出したのだと勘違いしてしまいました。
血相を変えたアートはショットガンを持ち、バートの診療所に乗り込んで、待合室にいるジーンとドリスを撃ち殺したのでした。
G博士:超意識の視点から、次に起きたことを話してください。
アイビー:アートはジーンと私を殺しました。バリー先生が奥から飛び出してきて、銃を奪うより早く、アートは自分に向けて引き金を引いたのです。
バリーは大変な衝撃を受けて、二度と元の陽気で気さくな青年医師には戻ることはありませんでした。
この前世ではドクター・バリーとしてのデイブは人格者で愛情こまやかな存在でした。
アートとしてのジョンはきちがいじみた危険な男でした。
アイビーはまたしてもジョンの犠牲となり、彼の暴力的な手段であっという間に殺されてしまいました。
そして、最後の46回目のセッションでも再び無惨な死をとげることになるのです。
アイビーはなんと20回以上もジョンに殺されていたのです。
グレースを探せ4 ついにグレースが登場 に続きます。
リマ:こんなに何度も同じ人に殺される人生もあるのですね。
二人のカルマがとても気になります。
G博士の超意識誘導では、それにはふれないのでしょうか。
☆ストアカで前世を見る講座を始めました。
ご自分の前世が分かると生きやすくなります。
占い師にならなくても大丈夫です。
↓ストアカに飛びます。
応援のクリックお願いします。