火曜日なので、小学校のいごいごチャレンジに行ってきました。
早くも 12回目です。
参加してくれる顔ぶれがだんだん決まってきました。
低学年が中心で10名ほどです。
男女の比率は、1対5くらい。
ひとりで見るにはちょうどいい人数です。
いごいごプリントはなかなか人気があります
碁石のデザインをいろいろ変えてみたのは成功のようです。
授業のプリントみたいに、課題として問題を解くのではなくて、
楽しい遊びとしてどんどんやってほしいです。
やっているうちに、知らず知らず囲碁の知識も吸収してくれたら大成功です。
人数が揃うまで、いごいごプリントをやってみよう
と出したら、とめどなくやり始めたので、
「 プリントは45分までにしよう。
。。その後は対局もしようね。 」
と、ストップをかけなければならなくなってしまいました。
とっても嬉しいんだけど。
プリントだけやって時間が終わってしまうのはもったいないので。
本日は、子どもたちが次々と素晴らしい手を見せてくれました
最初に対局した1年生の女の子との終局図です。
子どもが黄色、りくのらが赤です。
すごいのは、ここまで打って、じっと考えて、
「 パス。 」 と言った事。
すごい
これはすばらしいことですよ
自陣にも、相手の地の中にも、無駄手を1手も打っていません。
囲碁を始めたばかりの人は、
自分の地を減らすことに気づかないで自陣に打ってしまったり、
斜めのキズを恐れて過剰に守ってしまったり、
手にならないのに、相手の陣地に打ち込んでいってしまったりするものです。
この子は、
赤の陣地に打ってもきっと取られちゃう。
黄色の陣地に打つと自分のニンジンが少なくなっちゃう。
ということをちゃんと理解しているみたいです。
そしてこの子は、
自主的に本を読んでルールを勉強してきてくれている
高学年の男の子に2子で相手をしてもらったら、
2局続けて完全勝利しました。
これは実力だ
ふたり揃って成長株です
次なるすばらしい手。
赤がりくのら、 黄色が1年生の女の子 ( 上とは別の子 )。
この ハネ が打てた
赤を自分の陣地の予定地の中に
「 入れません 」 という良い手です。
囲碁格言で言う 「 二目の頭 」 ( 三目だけど ) をハネた形。
そして次の手も、続けて良手
赤がハネ返したところ、ノビた
これはびっくりしました。
「 入れてください 」 「 入れません 」 だったら、
もういっぺんハネてくるところです。
でもそうすると、ナナメがたくさんできてしまうので、
ノビる方が良いところ。
え~、なぜそう打てたの
と、思わず尋ねたい気持ちでした。
すごいな~。
これはまた別の低学年の女の子です。
黄色が子どもで、りくのらはまたまた赤。
( 石の色は子どもが選んでいます。 黄色が人気? )
黄色の陣地の中に、ひとりぼっちの赤馬がいるね。
あの赤馬を狙ってみよう。
と言ってみたところ、
矢印の 「 サガリ 」 を打った
こりゃまた、すごい。
始めたばかりの頃は、
取り残された赤馬を取ろうと思ったら、
ぎっちりダメを詰めて取りに行っていたところです。
大きく取り囲んで、逃げられないようにしよう、
という作戦を立てられました。
お次はこれです。
今度もりくのらが赤。 子どもは黄色です。
りくのらが 「 パス 」 したら、ここに切ってきた
この局面ですと、赤の陣地の中に切ってきた黄色馬は
シチョウで取られてしまうのですが、
そんなことよりも、
ここにナナメのキズがあるな
と気がついて、切ってきたことがすごい
子どもってすごいですね。
赤馬を崖の方へ追い詰めて、
取った瞬間です。
「 あっ、取られちゃう。逃げなきゃ、逃げなきゃ。 」
と言って逃げると、
周りで見ている子がすごくニヤニヤします。
盤端の石は逃げても最後には取られちゃうのに、ってわかっているんですね。
そしてこの写真のように取れると、
取った子はもちろんですが、見ている子たちも
とっても嬉しそうにします。
こんなに喜ばれるなら、石の取られ甲斐もあるってものです
図書館で囲碁の本を借りて勉強してきてくれている
5年生の男の子との真剣対局。
男の子が黄色です。
この無駄のないアテが打てるとは
下級生同士の対局を見て、
「 ここはすぐには取り返せないんだよ。 」
と、教えてあげてました。
優しくて下級生にも同級生にも慕われている子です。
今日は午前中に、
来年1月から囲碁教室を始める近隣の別の小学校に行って、
日本棋院の学校囲碁授業助成のための書類を作ってきました。
こちらの小学校は生徒数が多い大規模校です。
日本将棋連盟の補助を受けて、
将棋の指導員さんが月に1、2回来校しているそうです。
それなら子どもたちはボードゲームには馴染んでいるわけですね
お次は囲碁だ
●〇●〇。。12月14日 水曜日。。〇●〇●
●〇●〇 荒川区囲碁同好会の対局場は_峡田ふれあい館 です。_ 〇●〇●