ここは東尋坊か、行ってみて良かった「馬ケ背」 | トド・ママの田舎暮らし

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元の名前は「陸上ママ」、自称「座敷トド」の田舎暮らし満喫中の主婦。
陸上競技をこよなく愛し、可能な限り競技場で応援と撮影をしていましたが、昨今のコロナ禍と自身の病気で激減。
代わって軽キャンパー「トロア号」で各地をフラフラ中。

    大昔の巨大火山活動の痕跡

 

 5月4日の朝、「ゴールデンゲームズ in のべおか」の開始まで時間があるので

 軽キャンパートロア号で一泊した道の駅にある観光案内板で

 近辺の「見どころ」を調べると、延岡よりちょっと南側の半島に

 なかなか面白そうな海岸があるとわかり

 「ここ行ってみようか?」

 

 

 場所は「日向市」から東にある細島の先っぽです。

 

 曲がりくねった道の先に売店もある展望所に着き、そこから先は歩き

 道は整備されていて歩きやすかったのですが

 何せ杖を突きながらヨタヨタ歩きの私、必死こいて歩く姿に

 「まだ先は長いですよ、大丈夫ですか?」と心配されてしまいました。

 

 でも、頑張って行ったかいがある景色が待っていました。

 これですもん!

 ガラス張りの展望台から下を覗くと「うひゃひゃ~~~~」

 打ち寄せる波の音が響き、誰もかれもが見とれています。

 

 この景色の反対側は

 見渡す限り林立する柱状節理!

 柱状節理大好きにはもうたまりません。

 足の疲れも痛みも忘れてしまいます。

 

 この先「太平洋が拝める」先端まで、もうちょっと歩き

 高いところが苦手な父ちゃんを残して、先端まで下りれば

 柵から先端まで下っています

 

 

 「馬ケ背」を全く知らなかったので、思いがけぬ景観に歓声しか出てこない。

「いや~~、いいもん見せてもらったわ」

「もう東尋坊に行かなくていいかも・・・」なんて感想まで出ました。

 

 来てよかった、頑張って歩いてよかった。

 この近辺の海岸は、こんな風にどこも柱状節理が削られ・崩れた絶景ばかり。

 

 「柱状節理」

 膨大な量のマグマがゆっくり冷えながら固まる時、6角形にひび割れた物

 つまり、この景色は元々火山由来と分かります。

 

 実は日本列島が大陸から分かれる時(約1500万年前)、

 ここ宮崎の地下に巨大なマグマの塊が地下から湧き上がり、

 その膨大なマグマが噴出して冷え固まった物が玄武岩となり、この馬ケ背の柱状節理です。

 ロッククライミングのメッカ「大崩山」は、地中で冷え固まった花崗岩です。

 

 同じ頃、四国でも同様な火山活動があり、その名残が四国の「剣山」や「石鎚山」です。