大昔の巨大火山活動の痕跡
5月4日の朝、「ゴールデンゲームズ in のべおか」の開始まで時間があるので
軽キャンパートロア号で一泊した道の駅にある観光案内板で
近辺の「見どころ」を調べると、延岡よりちょっと南側の半島に
なかなか面白そうな海岸があるとわかり
「ここ行ってみようか?」
場所は「日向市」から東にある細島の先っぽです。
曲がりくねった道の先に売店もある展望所に着き、そこから先は歩き
道は整備されていて歩きやすかったのですが
何せ杖を突きながらヨタヨタ歩きの私、必死こいて歩く姿に
「まだ先は長いですよ、大丈夫ですか?」と心配されてしまいました。
でも、頑張って行ったかいがある景色が待っていました。
これですもん!
ガラス張りの展望台から下を覗くと「うひゃひゃ~~~~」
打ち寄せる波の音が響き、誰もかれもが見とれています。
この景色の反対側は
見渡す限り林立する柱状節理!
柱状節理大好きにはもうたまりません。
足の疲れも痛みも忘れてしまいます。
この先「太平洋が拝める」先端まで、もうちょっと歩き
高いところが苦手な父ちゃんを残して、先端まで下りれば
柵から先端まで下っています
「馬ケ背」を全く知らなかったので、思いがけぬ景観に歓声しか出てこない。
「いや~~、いいもん見せてもらったわ」
「もう東尋坊に行かなくていいかも・・・」なんて感想まで出ました。
来てよかった、頑張って歩いてよかった。
この近辺の海岸は、こんな風にどこも柱状節理が削られ・崩れた絶景ばかり。
「柱状節理」
膨大な量のマグマがゆっくり冷えながら固まる時、6角形にひび割れた物
つまり、この景色は元々火山由来と分かります。
実は日本列島が大陸から分かれる時(約1500万年前)、
ここ宮崎の地下に巨大なマグマの塊が地下から湧き上がり、
その膨大なマグマが噴出して冷え固まった物が玄武岩となり、この馬ケ背の柱状節理です。
ロッククライミングのメッカ「大崩山」は、地中で冷え固まった花崗岩です。
同じ頃、四国でも同様な火山活動があり、その名残が四国の「剣山」や「石鎚山」です。