阿蘇高森近くの「ラクダ岩」
半月ほど前になりますが、コロナのせいで旅行が出来なくてうっぷん堪りまくりのトド・ママ
泊りがけはできないけど近場ならいいだろうと、最近よく出かけるのは阿蘇方面。
2月初めに出かけた「古閑の滝」に続いて出かけたのは
同じく外輪山近くにある「ラクダ岩」
父ちゃんと出かけた時、ラクダ岩の下を通って、とりあえず場所の確認。
そして次は同じく「どこかに行きたい」と漏らす息子を誘って
「じゃ、ラクダ岩に行こう」
父ちゃんと一緒の時は道路から見上げ、
「わぁ~~、あそこまで登るのか!無理!!」と諦めたラクダ岩。
ところが息子と出かけた時、岩の近くに車が止まっているのに気づいた。
「と、いう事は、あそこまで車で行けるのよね」
だったら、岩を間近でたっぷり堪能できる。
近くにあるお食事処(炭火焼の店)から、細い道をたどると、
可愛い仏舎利塔にたどり着く。
下から見えていた車はNTTで、ちょっと大きめのドローンを飛ばしていました。
仏舎利塔の背後で壁みたいにそそり立っているのが「ラクダ岩」
仏舎利塔脇から登山道(散策道)があり、杖を突きながらヨタヨタ
ところが風は暴風並みで、さっそく帽子を飛ばされ
息子が慌てて追っかけたり、寒さにジャケットを取りに戻ったり(もちろん息子が!)
息子が戻ってくる間、トドはヨタヨタと案内板のある展望所へ(すぐ近く)
日に焼けて判読に苦労する説明版と言うか案内板。
まぁ~要するに「ラクダ岩」と呼ばれるのは、湧き上がってきたマグマが地層を割り
でも地表に達する前に固まってしまった物・・って内容の筈。
岩脈で代表的ななのは和歌山の「橋杭岩」
あれと同じですね。
案内板のところで小休止したら、次は結構急な坂道をヨッコラショ
多分、元気な方なら、ここまで「ほへー・ほへー」とならないでしょう。
そんなに登らずに、岩脈の根元にたどり着きます。
画像でわかる通り、かなり分厚い岩脈です。
この火山灰を含む噴出物の堆積層を割ってマグマが上昇してきたわけですから
良く眺めると、この堆積物が熱によって焼けているのが分かります。
ジャケットを手に戻ってきた息子と一緒に、しばし岩脈を堪能!
やっぱり来てよかった、満足満足。
ラクダ岩を後にして、あとは帰るだけ。
途中、父ちゃんと眺めた「凍った古閑の滝」を道から眺め、帰路に付きました。
ところで、最近「阿蘇山」が噴火の危険があるとか何とかで話題になっていますが
そこで出てくる「阿蘇山」
あの~~単体で「阿蘇山」って名前の山はありません。
噴煙を上げているのは「阿蘇中岳」!
以前あった「ブラタモリ」では「阿蘇山」と表現せず
「阿蘇火山」あるいは「阿蘇中岳」や「中央火口丘」と説明していました。
あまり知識のない方ならともかく、火山学者やマスコミが「阿蘇山」と表現するのはいかがなものか
「阿蘇山」では、まるで阿蘇カルデラの真ん中にある「中央火口丘」全体が、
噴火の危険があるかのように受け取られないと
地元民は思うわけですよ。