花をご所望(34)・・・お父ちゃんとお母ちゃんが覚えていてあげる・・・ | 小さな暮らしはミルフィーユのように・・・

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先日のこと、

腕白盛りの坊やを二人連れてご来店のご婦人。

 

『こらこら〜!暴れるなっ!』

とお孫さんを目で追いながら笑っていらっしゃる照れ

 

幸せそうな雰囲気が漂ってきます。

 

『このお墓のお花と同じもの、もう一つ、一対で欲しいんですけど。』

 

『ただいま、お作りいたしますので、少々お待ちくださいませ。』

 

『娘の命日でね。』

 

『お子さんに先立たれるのはお辛い事ですね。』

 

『そう、1歳8ヶ月で逝ってしまったの。元気だったら48歳。』

 

『お可哀想な事でしたね。』

 

『もうね、毎日泣いて暮らしましたよ。何年も。』

 

『可愛い盛りだったですね。』

 

『そう、あんなヤンチャもせんと、可愛いだけでね。』と、

腕白盛りのお孫さん二人を見ておられました。

 

『まだ小さいのに、一人で旅立たせるのが可哀想で可哀想で、

私も一緒に行きたい、言うて、皆を困らせてね。

でもね、私の両親や、主人の両親が

あの子を覚えていてあげられるのは親しか居ないんやから、

あんたら二人はどんなことがあっても、

頑張って生きて行かなあかん言うて、諭してくれてね。

それが親の務めや言われてね。

辛かったけどね、どうにか生きて来れたわね。

随分経ってから産まれた下の娘が孫も産んでくれて、

息子のところもね、二人孫が居るの。

お陰さんで、おばあちゃんにしてもらって、

ありがたいことやね。

あんな腕白で、難儀するけどね、元気で何よりですわ。

おばあちゃんおばあちゃん、言うて、私のこと好きみたいやしね。

まぁ〜、私のお財布が好きなんかも知れんけどウインク

それもまた幸せやね。

 

ずっとずっと不幸せな顔して暮らしてたらあかん、言うて

主人と元気に明るくなる努力もしたわね。

下の二人の子供に不幸せな親の顔ばっかり見せるのはあかんと、

それは思うたね。

だって、下の二人のお父ちゃんとお母ちゃんでもあるんやからね。

お仏壇も、お墓も、命日も大事にしてるけど、

家の中は明るくないとあかんよね。

 

そしたらいつの間にか、あんな腕白坊主が二人も爆  笑

腕白でしょう!?困ってますねん。でも可愛いらしい〜!』

 

『お孫さんと入ってこられた時、とってもお幸せそうでしたよ。』

 

『そうですか?よかったわ〜、ありがとうね!

あんな腕白坊主の孫でも役に立ってるんやね!』

 

お客様、元気なお孫さん二人に集合を掛けて?帰って行かれましたニコニコ

 

 

『ありがとうございました。お気をつけて〜』

お客様から元気を頂くことばかりです。

最近、ちょっと元気が出ないのですね〜私トホホ