マイナンバーカード交付申請の案内書が届いた。
スマホで簡単に申請出来るらしい。
このカードの必要性を特に感じていなかったので、手続きなどを調べもしなかったのだが、こんなに簡単に出来るなら申請してみようかと思った。
まずはスマホでの写真撮影。
スカイプやフェイスタイムやズーム、それに自撮り…そういう媒体に写る自分を見るのはイヤで、使うことは極力避けている。
写真の私は毎日鏡で見る私の顔とは全然違うような気がする。〈これが私なのか!〉とそのブサイクさにがっかりする。
自撮りした自分の顔は、老けているのは勿論だが、《カラー》が無いとでも言おうか、要するに男か女かわからないようなヒトのもの。
髪の毛のボリュームは無いし、もともと小さい目に瞼が下がってますます小さい目になっている。ほうれい線はくっきりしていてまるでブルドッグだ。
最初に自撮りをした時、浮腫んでいて体重も1キロ増だったので、浮腫みがひいてから再チャレンジしたものの、写真の印象は全く変わらなかった。
伸びた髪の毛の重みでヘアスタイルにボリュームが出ないと思って、昨日散髪に行ったのだが逆効果だった!髪の毛が長い方がまだ顔が小さく見えていた。
もう一つの問題は、真っ直ぐ正面向いて撮っているつもりなのに、撮れた写真は向かって右側の肩が下がっている。スマホの方向や自分の姿勢を変えて何度撮っても右に傾いている。
出来あがった写真は全て、(目を大きく見せようとして)目をむいたブルドッグ顔の右肩下がりのオッサンの風情。何十枚も撮ってすっかりイヤになったがどこかで手を打たねば…。
実物以上に上手く撮ろうとしても無理だということだ。一発勝負の免許証の写真が指名手配の写真のようでもまだマシに撮れていた。
しかし、このマイナンバーカードって本当に必要なのかなぁ。メリットもデメリットもあるようだが、廃止になった国もあったり、利権と結びついているからやめろ!という意見もあったり、情報が盗まれ易いとか…。
マイナンバーカード交付申請をするかどうかはもう少しだけ考えてみよう。
しかし、自撮りの写真の中の自分に老化の証拠を見ただけではない。最近の殺伐とした家庭生活や、過去の怨みに毒されている心模様が顔に出ているのではないか?
ハッピーな気持ちを持てば、ブサイク顔も少しは天然色になるかもしれない。