ケレタロ紀行 ⑧ 学校 | アブエリータの備忘録

アブエリータの備忘録

Yesterday is history,
Tomorrow is a mystery,
Today is a gift.
That's why it is called "present".

学校はケレタロ到着の1週間後から始まった。


3週間の滞在中の2週間だが、最初の1週間は時差ボケで心身共に機能しなかったので、スタートまで余裕があって良かったと思う。


たった2週間だから集中して1日7時間のコースなどと考えていたのだが、日本のスペイン語勉強仲間のアドバイスで4時間のグループコースに決めていた。年上の彼女は「私なら3時間」と言っていたが、バアサンには確かにそれ位が適当だろう…と後で実感!


プライベートレッスンでもいいのだが、いろいろ情報交換も出来ると思ったのでグループコースにした。それも良かったと思う。他の人の疑問や失敗から学べることも多い。


私のコースは、9時から午後1時半まで。11時から30分間お昼休憩が入る。9時からと言いながら9時に始まった事は無いが、終わるのはほとんど時間通り。メキシコタイム!


ここでは1週間毎に先生や、時にはクラスが替わる。時期的には閑散期のようなので生徒の数も少なく、レベル別クラスを数多くは作れないようだ。週に何回かスタッフと先生方がミーティングして生徒の情報交換をし、グループ分けや学習テーマを検討しているようだ。


私のコースは、9時から11時まで2時間の文法。30分の休憩後、11時半から1時間は会話、12時半から1時半まで文化、というカリキュラム。


最初の週は、クラスは2人だけで、先生は若い賑やかな女性。クラスメートは45歳のきれいなアメリカ人女性ハイジ。この1週間のテーマは2種類の過去形ばかり!続く会話のクラスでも、文化のクラスでも…。


現地でネイティヴに習うと、使い方の区別やそのニュアンスが良くわかって、目からウロコがいっぱい落ちた。一つの文法テーマに1週間、会話にも使いながらやれば、かなりの成果が上がるような気がする。キチンと復習もすればの話。


どのクラスでも必ず宿題が出されて習ったことを復習するのだが、大した量ではないので定着させるには自習をした方が良い。午後はいつも物見遊山でウロウロしていたので、しなければと思いながら…。


ハイジは3時間コースなので、文化のクラスは私1人。マンツーマンって時間を独占出来てお得かというとそうでもない。他の人がいる時のようなクッションが無いので案外ツライ。


2周目、ハイジがお休みなので、文法の時間は私1人のクラスになり、先生は言語学専攻の若い男性になった。


1週間しか残っていないので【接続法】を習いたいとリクエストしていた。とても分かりやすくて、またまた目からウロコだった。


次の会話クラスは、先週、文法を教えてくれていた先生で、クラスメートはアメリカ人の若い男性2人、ジェレミーとジョン。2人共レベルが高くて…。会話の内容はわかっているのだが、いっぱい言いたい自分の意見をスペイン語にできないのがもどかしかった。


たまたまクラスメートがアメリカ人ばかりだったのだが、話すことに関してはかなりアグレッシブでみんな流暢にまくしたてる。


英語からスペイン語へは入りやすいので、最初から日本人にはかなり不利と思っていたが、彼らにも弱点があった。


英語読みがなかなか抜けないのだ。文章を読む時、どうしても英語読みになるようで、アメリカ人は面白いくらい間違う。だから、英語にもある単語なのにスペイン語に変換するのも意外にヘタなのだ。


ローマ字読みすればいいスペイン語は、日本人にとって、発音に関する限りかなり有利で、大概の日本人がほめられる。あと巻き舌が出来れば完璧だ!


負けるな日本人!


教室の一つ左下矢印