男性から深く愛される女性で世の中をいっぱいにします。
鑑定士・幸粋（コウスイ）です。
ふだんはね、漫画って読まないんですよ。
でも、この作品をネット上で見た瞬間、
ビビッときて買いました。
が・・・・
すでに売り切れており、だいぶ待ちました。
これ、めっちゃ売れてるんやてね。
あのＹＥＳ！高須クリニック！の高須さんと、
漫画家の西原理恵子さんの恋愛模様を書いたものです。
高須さん若くみえるけど７０歳
（こないだ７１歳になられたとか）なんですね。
知らなかった。
それにこんなおもしろいキャラとは・・・・
高須さんのファンになりましたよ♪
高須さん名古屋の人らしく、
方言がときどき出きて、
名古屋の方言もわたし好きだし、
高須さんに会ってみたくなりました♪
この本いろんな意味でおもしろかったです。
全体的には、ドタバタはちゃめちゃコメディタッチなんですが、
思わぬところで涙させられるページもあって・°・(ノД｀)・°・
温かくて優しくておもしろい・・・・
西原さんの作品って、なんともいえない良さがあるね。
この作品はあらゆる角度から良いので、
どこを切り取って書こうか、ものすごい迷うんですが・・・・
この本は、熟年カップル(夫婦）の
新しい見本になるような
１つの形を見せてくれてると思います。
だから年を取ることについて、
不安や恐怖を感じはじめた人が読むと
すごくイイって思ったんですよね。
というのも、今って年を取る＝悪いこと
という概念がなぜか浸透している風潮じゃないですか？
たとえば、タレントや芸能人が年を重ねただけで、
劣化したと表現したりするんですよね。
それでいて、美魔女というのが流行って
（といってももうブームは過ぎたのかな？）
いつまでも年齢を感じさせない若さがウリというか、
若さこそが素晴らしい！みたいな風潮じゃないですか。
もちろん、若くてピチピチしてるのは良いってのは、
誰も否定できないのですけども、
でも、だからといって、
年を取ったらダメとか終わり、
という極端発想も違うんじゃなかろうか？
とどこかで思うわけですよ。
ご存知のとうり、高須さんは整形外科医なんですよね。
たくさんの綺麗な人を作ってきた人なわけです。
その高須さんが選んだお相手が西原さんなんです。
彼女が高須さんの技術を使って、
たるんだお腹や大きい鼻を
整形して欲しいと懇願するのですが、
高須さんはそれを断固として拒否するんですね。
「一緒に年取ろうよ」っていって、
あれだけの技術もお金もあるのに、
何も変えようとしてくれないの。
それでいてお金もちだから、
あちこちで接待じみたことがあるわけだけど、
そういうところに必ず美人の女性を与えられて
お好きにどうぞ、みたいなことが多々あるらしいのですが、
高須さんはそういうのが大キライらしいのです。
(つくりものである美は気持ち悪いらしいです。自分で作っておきながら。笑）
最新の技術でもって美しい人を作り出す人がね、
作品の中で言うんです。
「人は欠損に恋をするんです」
「黄金率でないものや、弱いもの、足りてないものを
その未熟さを理解したいと思うもの」
だって。
哲学的ですねー。
美を作り出す高須さんが言うからこそ深い。
でね、二人が喧嘩をよくするんですよね。
高須さんのちょっとデリカシーのないところとか、
仕事でほったらかされてしまうとかで、
（食事してもずっと電話してたり、仕事でおいて帰られたりとか）
西原さんがブチ切れるんです。
それで次に会ったときブッスーとしてたら、
高須さんが、
なんで怒ってるのか教えてっていうんです。
直すから・・・って。
こういうときって女は、
いちいち怒ってる理由を言いたくないわけですよね。
自分で察しろよボケ！
みたいな感じですやん？（笑）
それで相変わらずブスーッとしてると
高須さんがこういうの。
「ボク７０なんだよ。
もうあまり長く生きられないかもしれない」
「時間がもったいないんだよ」
「ボクはキミの笑顔が好きなんだ」
｢笑ってくれないかなぁ？」
この一言で７０歳と５０歳のケンカが終了する。
いいでしょこのくだり。
やっぱり男性は女性の笑顔なんですよ。
いつも書いてますよね。このテーマ。
ダーリンは７０歳より
ほれほれ～～～。
だんだん読みたくなってきたんじゃない？（笑）
ぜひ読んでみてください。良書ですから。
大好きな人と一緒に年を取るっていいな、
年を取ることは怖くない、楽しくて素敵なことなんだ・・・
って思える温かい作品です。
あなたが弥栄でありますように。
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