離婚の日からどう生きる「不安」前編 | 離婚からの立ち直り

離婚からの立ち直り

公認心理師/精神保健福祉士 離婚経験のカウンセラーが綴る「離婚から立ち直る方法」離婚後は、喪失感、孤独感、絶望感、後悔、憎しみ、恨み、怒りなど様々な感情に押しつぶされそうになります。でも、必ず新たな1歩を踏み出せる日は来ます。

離婚うつからの立ち直りカウンセラー原 つよしです。

 

今日は、2番目のブロックの「不安」についてです。

「不安」は、1番目のブロックの「否定」と同様に、離婚後はほとんどの人が抱えてしまいます。

 

「不安」に関しては、離婚に関係なく、誰もが多かれ少なかれ常にあるように思います。

なので、「不安はどんな人間にもある正常な感情である」と書かれています。

 

一時的なことなら、短期間で解消されますが、先の見えない「不安さ」は「恐れ」にも繋がってしまいます。

 

離婚後の「不安」は先のみえない不安が多いです。

まずは、現実的なことだと「お金」「健康」「住居」「仕事」のことなど。

 

もっと細かく考えると、子どもの教育費、日々の生活費、老後のことなどから、もし病気になって働くことができなくなったらなど万が一のことなど・・・経済的な不安。

 

精神的な不安もあります。

「頼る人がいなくなった」「これから先どうなるのだろう?」「子どもの精神面のこと」「自分自身の精神面」「人間関係のこと」など精神面に関しては、漠然としたことでもあるので不安が強いかもしれません。

 

とにかく、「ひとり」になってしまったということが、あらゆる「不安」の根底にあるような気がします。

 

著者は、「不安について私が学んだキーがふたつある」と書かれています。

 

最初のキーが「正体のわからない不安が一番始末に悪い正体さえわかれば、立ち向かうことができる」

「不安に思うことのリストを作ることである」

 

2番目のキーが「直視したくない状況から不安が発生しやすい」ということ。

「打ち消そうとしないで、正面からぶつかるようにしよう。ぶつかろうと考えるだけで、不安な気持ちを追い払えるだろう」

 

要約すると、まずはなにが不安なのかをリストにすること。そして、その不安と向き合うこと。ですね。

 

次回は「不安」のチェックリストを紹介します。

                                                              

   「離婚うつ」「喪失体験」「依存症」 

  

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