離婚うつからの立ち直りカウンセラー原 つよしです。
今日から、1日のブログに紹介した下記の本の内容を要約し綴っていこうと思います。
著者は「時間の過ぎるままに任せておくという方法もあるだろう、しかし、この苦しみを将来に生かす、もっと積極的な方法はないだろうか」ということから、19個のブロックを積み直してといくプログラムを考えたそうです。
「人生で重要なのは、心を学び直すことだ」と書かれています。
私も、振り返ると「心を学び直す」というよりも、自分の気持ち、感情、価値観など内面的なことを見つめ、そして他者の理解や関係性など「心を学び」始めました。
その結果として、視野が広がり、様々な視点でみることができ、立ち直りにも繋がったし、新たな人生を歩むことができたように思います。
離婚を経験していなければ、こういったことを学ぶことはしなかったと思います。
勿論、カウンセラーと言う仕事だから、心のことを学ぶ必要もありますが、当初はカウンセラーを目指していたわけではありません。
「ただただ、離婚前の自分に戻りたかった」「元気になりたかった」ということで、心理のことを学び始めました。
本の内容に戻りますが、第1章は「否定」のブロックです。
離婚直後は、どうしても現実を受け入れられず、「否定」の気持ちがあります。
しかし、筆者は「なぜ愛情関係が終わらなければならなかったのか」という問いから目を背けてはいけないと。
この点は、私カウンセラーの立場からだと、原因追及や犯人捜しをすることよりも、前を向いた方がいいかなとも思いますが、筆者は「ここで時間と忍耐を惜しんではならない」と書かれています。
確かに、本当の意味で現実を受け入れるには、必要なことだと思います。
ただ、タイミングもありますし、ひとりでの作業では辛すぎると思います。
この作業は、辛く、苦しい作業であることは、勿論筆者も心得ています。下記のようにも書かれています。
痛みを否定するよりも、痛みにどっぷりひたることにしよう。
そして、その痛みを癒えない傷としてではなく、危機を切り抜けて成長するチャンスとして生きていくことだ。
それができるかどうかは、あなたの心にかかっている。
私が考えるには、心理学的には「受容」という部分だと思います。
現実の自分を受け入れることが立ち直りには必要です。
それは自分を責めたりすることではありません。
問題解決や悩みの軽減の第1歩です。
「受容」と「否定」は表裏かもしれません。
まずは、「否定」のブロックの積み直しからです。
次回は、第2章「不安のブロック」について書きます。