弁護士山内益恵の 家族の法律 ブログ

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Amebaでブログを始めよう!

デジタル遺品について何か書こうと考えていて、

 

そういえば、まえにブログやろうとしていたよな~

更新しなくなってどれくらいかな~

と軽い気持ちで、覗きにこようとしたのだが、

やはりパスワードを再設定するハメに。

デジタル遺品のことは、自分の足元の問題と実感。

 

さて、最後は、2016年だった。

5年が経っていた。

なのに最近も二桁の閲覧があったりして、ちょっとびっくり。

長らくの放置、すみませんでした。

 

2016年というと前のオリンピック、やってた年ですね。

あの頃は、ウイルスが蔓延してオリンピックが1年延期になるとか、

あべ氏(当時首相)が次の大会の開会式に不在であるだけでなく、

検察審議会で、「桜を見る会」前夜祭を巡り、

公職選挙法違反の不起訴が、一部不当と議決(7/30)

されるなんて思ってもみなかった。

 

調べると、当時も「桜を見る会」自体はやってました。

予算は毎年1766万6000円のところ(それも多いと思いますが)、

衆議院の決算行政監視委員会で問題視された2019年には、

支出額は、5518万円に膨らんでいたとか。

 

とはいえ、2016年の支出額も4639万円。

立派に私物化してるようにみえますが、

当時は問題にできなかったということですかね。

せめて当時の前夜祭は犯罪行為を疑われる

ようなことはなかったと信じたいです。

 

最後の記事は、世界経済フォーラム(WEF)が毎年発表している、

各国のジェンダー不平等状況を分析した

「世界ジェンダー・ギャップ報告書」

(Global Gender Gap Report)

 

ちなみに、「ジェンダー・ギャップ指数(Gender Gap Index:GGI)」

2021年版 (3月30日公表)の対象は世界153カ国。

日本は120位で、昨年の121位から1つ順位を上げました。

 

2017年が114位、2018年は110位。

5年前の144か国中111位は、むしろいい方だったという悲しい事実。

何してたんだ、日本政府。女性の輝く社会はどこですか。

 

日本の読み書き能力、初等教育(小学校)、出生率の分野では

世界1位のランクなのに、「政治参加」と「経済」が悪すぎた。

 

コロナ禍で世界中で男女の(主に経済的)格差が開いた中で、

賃金格差は以前よりよいスコアであったものの、「経済」全体は117位

「日本の女性の平均収入は男性よりも43.7%低い

ことを指摘されてしまいました。

 

ジェンダー格差が少ない1位から5位までは、

アイスランド

フィンランド

ノルウェー

ニュージーランド

スウェーデン、と。

メンツは5年前とあまりかわってないですね。


 

離婚後の母子家庭の生活が経済的な面で

とてもたいへんなことは

簡単に想像できる、まさにその通りなのですが

 

とくに日本の母子家庭が苦しい、ということは

ほかとの比較でないと分かりにくいことです

 

母子家庭の貧困度を直接示すものではありませんが

男女格差について、信頼性の高い指標が発表されたので、

今回は、そのことをお知らせします

 

世界経済フォーラム(WEF、本部・ジュネーブ)は、

毎年1月に、スイスのダボスにおいて

世界各国の政財界のリーダーや学者らが参加して年次総会を開催する、

権威ある国際機関なのですが、

今年は、2016年10月26日に、各国の男女平等度を指数化した

「グローバル・ジェンダー・ギャップ報告書」

を発表しました。

 

その報告書によると、日本は、

男女格差を示す指数において

世界144か国中111位

となりました。

145か国中101位であった昨年も、気分はとっても落ち込みましたが

それに比べでも、順位を10位も落としています。

日本では世界の他の国に比べて、男女の格差が開いている、

ということが、はっきりと数字にでてしまいました。

 

分野別の順位は、

政治分野103位、経済分野118位、教育分野76位、健康分野40位であり、

まあ、「先進国並」といえるのは健康分野だけ・・・。

 

特に政治分野では、女性の国会議員比率が122位と極めて低い。

民進党の蓮舫さんや現都知事の小池百合子さんなどの活躍はありますが

まだまだ下支えする力がないのが現状といえそうです。

 

教育分野の順位が低いのは、

高等教育における男女格差が103位と低迷したためです。

教育問題をしっかりしなければ、

次世代にも格差を引き継いでしまいそうです。

 

とくに深刻なのは、経済分野で、

労働参加、賃金、所得、昇進、専門職・技術職の全ての項目で低迷中。

総合順位は、2015年と比較して106位から118位へと大きく落ち込みました。

非正規で働く男性が増えて、男性の貧困が大問題となっている中での、

さらなる男女格差の拡大・・・問題の根深さを感じますが、

これが母子家庭の貧困に繋がっています。

 

日本政府は、平成27年に第4次男女共同参画基本計画を閣議決定し、

女性の活躍を阻害している要因として、

   固定的な性別役割分担意識

   性差に関する偏見や様々な社会制度・慣行

をあげました。

 

そして

長時間労働、転勤、年功序列等の

男性中心型労働慣行の見直し

女性の政治分野や科学技術分野への参画推進などに取り組むことを決め、

女性活躍推進法などを制定しました。

 

今回の指数には、これらの取り組みは反映されていませんが

生半可な取り組みでは、世界の流れについていけない、

ということは、はっきりしました。

 

今年は、国内最大の広告代理店・電通の新入社員だった女性が、

長時間労働の末、過労で自殺した事件が、大きく報道されました。

長時間労働は、男性だけでなく女性にも強要されていますが、

非正規で低賃金か、正規社員になって長時間労働を甘受するのか

そのような働き方しか選択できない社会は歪んでいます。

 

今回の日本の順位をどうみるべきでしょうか?

一見、男女平等の社会になったようにみえていても、

今でも男尊女卑思想を引きずっている、

ということなのでしょうか。

大統領選挙をみる限り、アメリカもそうなのかもしれませんが。

 

ともかく、ともかく

働きながら、楽しく子育てができる社会に転換しなければ

日本の未来はない! と心から思うのです。

 

今日は、ちょっと嬉しい話があって、
ひさしぶりにブログを立ち上げました

ところ、6月から更新していなかったという
衝撃の事実が・・・

最後に更新したのは、障害年金制度への苦情?でしたが
こちらは、無事、申請がとおりました

まだ入金の確認はできておりませんが、
あとは待つばかり、のはずです

障害年金の申請一つとっても
バイアフリーってなんだろ、と思いながら
パラリンピックの記事を見ている毎日です

* * * * * * * * * *

さてさて、今日はそんなことではなく
遺言書に関するお話しでした

遺言書は、強い法的な効力を持つもので、
書き方も厳格に定められています

よく利用されているのは、公正証書遺言と自筆証書遺言。

そして自筆証書遺言を見つけた場合は、
相続人といえども、勝手に開けてはいけなくて、
裁判所の裁判官に開封してもらい、
遺言書開封時の状態をみておいてもらう必要があり、
これをする手続きを「検認」といいます

今日は、高齢でなくなったAさんの遺言書を開封する、
検認手続きに同席しました。

相続人は、兄弟と、亡くなった兄弟の子(代襲相続といいます)。
全員が同席して、裁判官が読み上げる遺書の内容に
注目していました

ところ

でてくるでてくる
相続人以外のご親族のお名前。

繰り返しますが、相続人は
Aさんのご兄弟方と亡くなったご兄弟の子
(甥姪)のみです

ところが相続人以外に
ご兄弟の配偶者、
生きている兄弟の子どもたち、
すべての甥姪たちの配偶者、
さらには、その子どもたち・・・と

Aさんは、たくさんの親族に
遺贈することを希望していたのです

Aさんは、自分の子どもがいませんでした

けれど親族みなから、尊敬され、敬愛されていて、
最期に入院したときにも、病室に人が絶えなかったと
いいます

大金ではありません
それでも多くの人に、ありがとうの気持ちを伝えたくて、
きっと、こういう遺書にされたのでしょう

相続人の方々には残念な内容だった
ともいえるのですが

こういう終わり方のできる人生を
幸せっていうんだと
私は思います


【追伸】
もちろん、Aさんは相続人の方々へのご配慮も
忘れていなかったですよ
中学生のときから、「未成年後見人」として関わっていたNちゃんが、
今年、20歳になりました!

田舎のおじさんに晴れ姿をみてもらいましょう♡
着物を着て、写真撮影をして、成人のお祝いをしました。

おめでとう、Nちゃん。

さて、20歳と言うことは、もはや未成年者ではありません。
私の「未成年後見人」としての地位もおしまいです。

ただ、Nちゃんは重い心身の障害のため、
今後も法律的なサポートが必要です。

そういうわけで、家庭裁判所に「成年後見人」選任の申立をして、
晴れて、私も、「成年後見人」に昇進?いたしました。

今まで、Nちゃんは、児童相談所の関与の元で、
障害者施設に措置入所していました。

これからも生活の場は、かわりませんが、
措置は解除されてしまうので、
自力で生きていかなければ、なりません。

こんなときに頼りになるのは、障害年金です。

そういうわけで、成年後見人としての
ほぼ「初仕事」は、障害年金の申請事務手続きとなりました。

児童相談所や施設の
それこそ、分厚いサポートを受けての申請でしたが、
それでも、何度も区役所や病院に足を運ぶことになりました。

公正さをきすことも大切ですが、入り口でハードルを
あげてしまうと、本当に必要な人にきちんと制度が
行き届いているのか、心配になりました。

障害者のご家族の方は、こんなにたいへんな手続きを
されているのですね。

現在、結果待ちです。
日本中に、温泉があって、火山があって、活断層があると言うことは、
どこで地震が起きても不思議ではないことなのだということを
改めて思い知らされれました。

被災地の皆様には、心からお見舞い申し上げます。

大きな地震が、こんなに何度も襲ってくるのは
「想定外」のことだとのこと。
どんなにか恐ろしい、お辛い思いをされていることでしょう。
自然の驚異を感じない訳にはいきません。

熊本から関西に続く活断層にそって、
400年ほど前には、
ほぼ両端に位置する、熊本と京都で、
数日おいて大地震があったとか。

→(訂正)熊本ではなく大分と京都でした!

九州地方の被害がこれ以上拡大しないように願っていますが、、
しかし日本中で、万が一に備えなければならないとも思います。

熊本地震の支援のために,法律文化社が5月頃に刊行予定で準備中の,
『災害対応ハンドブック』の一部(未確定稿)が、著者のご厚意で
抜粋して,HPに公開されているとのことです。

http://www.hou-bun.com/01main/01_03_027.html


東京災害支援ネット(とすねっと)でも
ブログやFBページに熊本地震の被災者向け情報がアップされ、
シェア等歓迎とのことです。

とすねっとブログ
http://blog.goo.ne.jp/tossnet

とすねっとFBページ
https://www.facebook.com/tossnet



少し落ち着けば、県弁護士会等による無料法律相談などの
情報支援も始まることでしょう。

最新の情報が、それを必要とする一人でも多くの方に
届けられたらと思います。