離婚の流れを確認しよう!夫婦がスムーズに離婚するための手順 | 後悔せず上手に離婚するためのブログ

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離婚を考えている方に役立つ、上手な離婚の方法についてご紹介。
離婚の後の人生についてまで計画を立てる準備を行いましょう。

結婚したときに、婚姻届という紙切れ一枚で結婚できたので拍子抜けする人も少なくはありません。

これでは離婚も、離婚届を役所に提出するだけで簡単に出来るのでは? と考えたりしたのではないでしょうか。

しかし、実際には上手く離婚できる夫婦は少なく、むしろ離婚で失敗する夫婦が多いと思います。

夫婦が上手く離婚するには、それなりの準備と離婚について正しい知識を持っていないと、離婚の手続きや交渉を上手く進めることが出来ません。

夫婦が上手く離婚するためには、どのような準備と知識が必要で、離婚の交渉をどのように進めたらいいのかを知る必要があります。

これから離婚を考えている夫婦がスムーズに離婚の手続きができるように、離婚の流れについて少しご紹介したいと思います。

 

■ 離婚後を考えてする準備

スムーズに離婚をするイメージ
 

離婚の流れで、まず最初に考えるべきことは、離婚後の生活についてです。

離婚する前に、離婚した後のことを考えないといけないのか? と思ったかもしれませんが、離婚後の生活の準備は離婚前に必ず行っておくべきことです。


例えば、離婚届には別居先の住所を記入する場所があります。
離婚したら両親や兄弟の所にしばらくの間は泊めてもらうことができるかもしれませんが、長く泊めてもらうのは難しいという人もいるはずです。

離婚する前に、離婚後に生活する場所の確保と新しく戸籍を作る場合もあります。
特に女性の場合は、離婚後の生活する場所に困ったり、新戸籍の取得方法がわからずに困ってしまうケースがよくあります。

そのため、離婚前にやっておくべき準備には以下の物があります。

  • 新居を確保する
  • 新戸籍の取得方法を確認する
  • 新しい職場または再就職を考える
  • 離婚の条件を決める

最低でも、これらの準備を行ってから離婚の手続きを行う必要があります。

参考::離婚の手続きはどんな順序で進めたらいいですか?
 

■ 4種類の離婚の手続き

離婚の手続き方法ですが、夫婦の話し合いによって離婚を行う協議離婚の他に3つの離婚の手続き方法があります。

  • 調停離婚
  • 審判離婚
  • 裁判離婚


ほとんどの夫婦が、当事者同士の協議によって別れを選ぶ「協議離婚」で離婚しています。

ですが離婚の条件に納得できなかったり、離婚することを相手が拒むなど、協議で解決が難しいという場合には、調停や審判によって離婚の手続きを行うことになります。

調停や審判、裁判離婚ですが、まずは協議を行ってから、それでも離婚が成立しなかった場合には、調停→審判(又は裁判)といった流れになります。

そして、これらの離婚の手続きで話し合う内容というのが下記の事柄です。

  • 離婚の慰謝料
  • 財産分与
  • 子供の親権
  • 子供の養育費

  など…。

離婚の原因が配偶者にあった場合、婚姻関係を破綻させた責任として慰謝料を要求することができます。
この慰謝料の請求には、婚姻関係を破綻させた非が相手にあることを証明する証拠が必要になります。

例えば、浮気の証拠や家庭内暴力の証拠などです。

そして、夫婦共有の財産を分ける手続きと、子供の親権や養育費についても話し合いをして取り決めをしなくてはなりません。

協議離婚は当事者同士の話し合いで離婚の条件を決めるため、一番円満に離婚できる方法ですが、離婚にはお金のこと子供のことを決める段階で、円満離婚が難しくなるのは珍しいことではありません。

円満に離婚を望みすぎて、我慢をし、離婚の条件を譲歩することもあるでしょう。

もし、少しでも不服がある場合、離婚後しばらくしてから「なんであんな条件で離婚したんだろう」と後悔することになるかもしれません。

離婚する夫婦は、離婚の流れと離婚に必要な手続きとその準備について、しっかりと確認してから離婚の話し合いを行ってください。