[危険がいっぱい] | 力道の映画ブログ&小説・シナリオ

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映画ブログです。特に70年代の映画をテーマで特集しています。また自作の小説、シナリオもアップしています。

ルネ・クレマン監督・脚本。デイ・キーン原作。パスカル・ジャルダン、チャールズ・ウィリアムズ脚本。アンリ・ドカ撮影。ラロ・シフリン音楽。64年、フランス映画。

DVDにて再観。アメリカの作家デイ・キーンのミステリー小説を映画化。カード師マルク(アラン・ドロン)は暗黒街のボスの婦人に手を出し、フランスに戻ってくるが、ギャング達に殺されかけ、救剤所に逃げ込む。これを事件のきっかけとして、物語が転がっていく。
 大富豪の未亡人バーバラ(ローラ・オルブライト)に運転手として雇われたマルクだったが、従妹のメリンダ(ジェーン・フォンダ)は彼に恋心を抱くが、子供扱いされて、相手にされない。
 やがて屋根裏の様子がおかしなことに気づいたマルクはバーバラの秘密に気づき…。

 サスペンス映画のお手本と言ってもいいくらいに無駄なく展開していく。男女の虚々実々の駆け引き。追ってくるギャング、息詰まる展開、若き日のジェーン・フォンダがヒロインに起用されているフランス語を話している。キャメラはアンリ・ドカが音楽にはラロ・シフリンが起用され豪華なスタッフが集結している。この映画、64年作品なのにモノクロ。製作費の問題だったのか?それともクレマンの好みだったのかわからないが、この映画デジタル化されておらず、DVDはイマジカのものなのに、画質が非常に悪いのが残念だ。