[トップガン・マーヴェリック] | 力道の映画ブログ&小説・シナリオ

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ジョセフ・コシンスキー監督。アーレン・クルーガー、エリック・ウォーレンシンガー、クリストファー・マッカリー脚本。ピーター・グレイグ、ジャスティン・マークス原案。クラウディオ・ミランダ撮影。ハロルド・フォルターメイヤー、レディーガガ、ハンス・ジマー音楽。22年、アメリカ映画。

DVDにて鑑賞。22年度キネマ旬報外国映画2位。日本で公開された洋画で久しぶりの大ヒットを記録した作品。やっとレンタルで鑑賞した。85年、トニー・スコット監督の社会現象を巻き起こした前作をリアルタイムで観た世代には熱い
映画だし、仮に前作を観ていなくても存分に楽しめる作品になっている。

アメリカ海軍のエリート飛行士訓練校に、かつて天才パイロットと呼ばれたピート"マーヴェリック“ミッチェル大佐が教官として帰ってくる。生徒の中には、彼がかつてタッグを組み、訓練中に命を落としたパイロット、ニックの息子ブラッドリー"ルースター“ブラッドショー大尉(マイルズ・テラー)もいた。父の背中を追いかけてきた彼は、マーヴェリックに対し恨みを抱いていた。

映画は冒頭マッハ10を出さないとチームが解散させられるというダークスターの超音速のテストで機体を爆発させ、マーヴェリックが、飛行禁止を言い渡され、かつての上司アイスマン(ヴァル・キルマー)から自身も派遣されていたノースアイランド海軍航空基地の[トップガン]の教官を命じられる。それはあるならず者国家がNATO条約に違反するウラン濃縮プラントを建設、稼働させようとしたのを破壊する特殊任務をトップガンの卒業生に担当させ、その教育を任されるのだ。
 元ガールフレンド、ペニー・ベンジャミン(ジェニファー・コネリー)との恋。選抜チームのレベルが作戦実行レベルに達せず、一度は教官を下され、自らその任務のシュミレーションを実施して、自らが任務に赴くことになる。
物語に様々なドラマを設け、ブラッドリーとのチームで任務に向かう、マーヴェリック。前作を遥かに上回る最新戦闘機によるドッグファイト。撃墜される大ピンチからのF14を奪っての脱出劇、見せる見せる。懐かしい恋人を後ろに乗せてのマーヴェリックのバイクシーン、熱い友情、前作をリアル・タイムで鑑賞した世代には熱い感動をもたらせる映画だ。オープニングで前作のテーマ曲が流れると気分はそれだけでも高揚してくる。
 できれば前作で恋仲になったチャーリー役のケリー・マクギリスを出して欲しかったが、最初からキャスティングされてなかったようだ。
 師弟の葛藤劇にを凄まじい空中アクション、これなら大ヒットするわけで、できれば物語の把握するためにも前作を復習されてからご覧になられることをお勧めします。