[アンノウン] | 力道の映画ブログ&小説・シナリオ

力道の映画ブログ&小説・シナリオ

映画ブログです。特に70年代の映画をテーマで特集しています。また自作の小説、シナリオもアップしています。

ジャコム・コレット=セラ監督。スティーブン・コーンウェル、オリヴァー・ブッチャー脚本。ディディエ・ヴァン・コーヴラール原作。ブラビオ・ラビアーノ撮影。ジョン・オットマン、アレキサンダー・ルッド音楽。11年、アメリカ映画。

スカパーWOW WOWプラスの録画にて鑑賞。何だこれ!滅茶苦茶面白いじゃん。リーアムの映画に外れなし!舞台がベルリンなので、実際にベルリン・ロケで撮影されたアクション・サスペンス・スリラー。
 学会に出るため妻とベルリンを訪れたアメリカの植物学者マーティン・ハリス(リーアム・ニーソン)のが、タクシーで交通事故に遭う。しかし目覚めると、妻リズ(ジャニュアリー・ジョーンズ)は彼のことを知らないと言い、傍らで見知らぬ男が彼の名を名乗っていた。その裏に隠された陰謀を確信したマーティン・ハリスは、やがて2人の協力者、タクシーの運転手で彼を救ったジーナ(ダイアン・クルーガー)と、元ドイツの秘密警察だったユルゲン(ブルーノ・ガンツ)を得て真実の解明に乗り出すが…。

映画は冒頭にかなりヒントを散りばめているので、ご覧になる方は目を離さないで頂きたい。ハリスは自分を証明しようとするのだが、パスポートも身分証明になる物もなく、妻も友人にも存在を否定されてしまう。八方塞がり、観る側もその視線で観るから、怖さ倍増。ところが彼は謎の殺し屋に狙われ始め、彼の担当の看護婦が殺害される。そのメモを頼りにユルゲンを訪ね、少し事件の真相が見えてくる。彼を救ってくれたタクシー・ドライバーのジーナが彼といるところを襲われて、好むと好まざるとに関わらず、事件に巻き込まれていく。
 謎の殺し屋との凄まじいアクションはリーアムの見せ所。カー・アクション。そして、驚くべき真相が明らかになり、
圧巻のクライマックスに突入していく。まさに手に汗握る怒涛の展開。これこそがハリウッド映画の面白さ!

超お勧めの一本!