[ビックリボウスキ] | 力道の映画ブログ&小説・シナリオ

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ジョエル・コーエン監督・脚本。イーサン・コーエン脚本・製作。ロジャー・ディーキンス撮影。カーター・バーウェル音楽。、98年、米・英合作。

スカパー,ザ・シネマの録画にて劇場鑑賞以来の再観。シリアスな方のコーエン兄弟ではなく、コメディタッチで描かれる。超こだわり映画化だ。主人公はジェフ・リボウスキだが、自分をデュードと呼ぶ
(ジェフ・ブリッジス)。それが大金持ちの同姓同名と間違えられ、その男の妻の誘拐話しに巻き込まれていく話しだ。

90年代サダムが台頭した頃のロス。まともに働かずボーリングにうち興じる。ベトナムの退役軍人で、仲間は銃を振り回して協会から目をつけられるウォルター・サブチャック(ジョン・グッドマン)とセオドア・カラボッソス(スティーブ・ブシュミ)小心者のサーファー。ライバルは全身パープルのジーザス(ジョン・タトゥーロ)。そしてリボウスキ(デヴィッドハドルストン)の娘モード・リボウスキ(ジュリアン・ムーア)。誘拐されたバニー(タラ・リード)、そして執事(フィリッぷ・シーモア・ホフマン)。
シモネタ連発。ハッパに環境音楽にアロマにカルア・ミルク、変人ばかりの世界にニヒリストの誘拐犯は迫ってくる。後半、イメージ映画が出てきたり、かなりの破天荒ぶり。ただ、これ案外結末は何だよ、てなる。コーエン兄弟はこうした不条理な話しが多い、