[エヴァンゲリヲン新劇場版Q] | 力道の映画ブログ&小説・シナリオ

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庵野秀明総監督・脚本・原作。鶴巻和哉、摩砂雪、前田真宏監督。福子亨撮影。鷺巣詩郎音楽。宇多田ヒカル主題歌。12年、ティ・ジョイ配給。

スカパーチャンネルNecoにて、再観。劇場で観た時
作品世界の変化を理解しきれず、つまらないと感じたが、再構築された作品世界を理解できると、やはりこのシリーズは面白い。

作品の設定は前作の[破]から14年が経過しており、主人公碇シンジ(緒方恵美)は綾波レイ(林原めぐみ)を救いに行き、ニア・サードインパクトが起こる。Mark.6のカプセルの中に取り残され、14年が経過するが、エヴァの呪いで子供達は成長していなという設定。その間、葛城ミサト(三石琴乃)と赤城リツコ(山口由里子)は旧NERVのメンバーを率いて[ヴィレ]を結成、碇ゲンドウ(立木冬彦)や冬月コウゾウ(清川元夢)と対抗。
巨大戦艦AAAヴンダーを指揮。エヴァンゲリヲン改二号機を操る式波アスカ・ラングレー(宮崎優子)と8号機のパイロット真木波マリ・イラストリアル(坂本真波)を使い、US作戦と名打ち、衛星軌道上に封印されていたエヴァ初号機を奪う作成を実施中であることがわかる。

[新世紀エヴァンゲリオン]のTVシリーズは社会現象までになり、今回の新劇場は[序]でこのTVの壱話から第六話までを、[破]では八話から捨九話に新しい設定を加えて構成。本作は十四年後という全く違う設定と、最後の使徒になる渚カヲル(石田彰)との出会いからリビルドしている。説明不足な部分と脚本が強引な部分もあるが、髪をまとめたミサト、ベリーショートのリツコ、片目のアスカ、シンジの管理担当医鈴原トウジの妹サクラ(沢城みゆき)などの新キャラクター。巨大戦艦。シンジが見るニア・サードインパクトの現実、葛藤するシンジ。いよいよ公開されるシンエヴァンゲリヲン劇場版:Ⅱ]で人類補完計画の真実がみえてくる。

自分は結末としては旧劇場シリーズでいいと考えていいるが、これだけ待たせてたのだから、最後のエヴァなは期待したい。