日本対エクアドル
3月30日の試合結果
日本 1-0 エクアドル
まず、この試合の意味は何だったのか?
前回のボスニア・ヘルツェゴビナ戦で出た(アメリカ戦でもだが)課題であるプレスに対する攻撃法。
これを解決していくことがまず求められた。
次に前回露呈してサイドアタックに対する対処法。
そして、仮想ブラジル。
さらに、国内組のアピールの場。
といったところか。
だが、スタメンは
GK 川口
DF 坪井
宮本
中澤
MF 加地
福西
小野
三都主
小笠原
FW 久保
玉田
となり、またしても3バック。
もう世界でも驚異的なDFを持ってるアルゼンチンぐらいしか採用しないシックスタイル。
未だにJリーグでは全盛ですが…
このシステムで本当にワールドカップを戦うつもりなのか?
その時点で「ああ、この試合は意味ないな」と思いました。
案の定、この試合での収穫は一つ。
それは佐藤寿人がゴールを決めたことだけだ。
正直、必要のない試合だった。
エクアドルも途中で少しやる気を出したが、前半とかはひどい内容だったし。
本大会があと1年先ならいいんですけどね~。
ワールドカップで優勝するために
いよいよ、2006年ワールドカップが開幕する。
我らが日本代表はグループリーグを突破し、目標であるベスト8に進出できるのか。
注目したいところだ。
しかし、現実はそう簡単なものではない。
2002年の時から一体どれくらい強くなったのか?
今回のワールドカップに選ばれるであろう日本代表はそのほとんどが2002年の時と同じメンバーである。
つまり、4年分の積み重ねがあって強くなっていなければならないハズだが、果たして、4年分強くなったのか?
正直、この4年間の成長はあまり見られない。
98年からの4年間の成長に比べると、ほとんど成長していないんじゃないだろうか。
あの時はとにかく開催国としてグループリーグを突破しなければならない、という目標というか義務感というのがあり、それに向かって切磋琢磨していた。
その成果と開催国特有の組み合わせの妙により、見事日本代表はグループリーグを突破し、ベスト16に進出したわけだ。
だが、今回のワールドカップは2002年のような組み合わせにはならない。
あの時はベルギー、ロシア、チュニジアという中堅国だけになったが、今回はオーストラリア、クロアチア、ブラジルだ。
2002年の時とは格が違う対戦相手。
つまり、このグループを突破するには2002年のチームよりも厳しく、強くないといけない。
しかし、2002年からほとんど成長は見られないのだ。
おそらく、今回はグループリーグ敗退だろう。
だが、グループリーグで敗退しても悲観する必要はない。
なぜなら、当然の結果だからだ。
オーストラリアはほとんどがヨーロッパでプレイし、スタメンで出場している。
キューエルはチャンピオンズリーグで優勝を経験しているほどのプレイヤーだ。
クロアチアもほとんどが国外でプレーしている。
ブラジルは言うまでもない。
対する日本は海外でプレーする選手は増えたものの、そのほとんどが試合出場がかなわない状況。
最も成果を挙げているのがスコットランドリーグのセルティックに所属している中村俊輔だが、リーグ自体のレベルはあまり高くない。
このような状況でワールドカップのベスト16に入るのは非常に困難だ。
そもそも、ベスト16に入ることじたいそんな簡単なことではない。
まだまだ日本にそこまでの実力はないのが現状だ。
世界のサッカーシーンをリードしているのはヨーロッパである。
これは世界トッププレイヤーが集まっているからというのが理由だ。
そのヨーロッパでは各国にリーグがあり、ヨーロッパ最強を決める大会など非常にレベルが高く、プレッシャーがかかる中で毎週試合が行われている。
その中で揉まれる選手達は日々実力をアップさせている。
週末にレベルの高いリーグ戦を戦い、週の間にヨーロッパでさらに厳しい戦いを行い、また週末にリーグ戦を戦う。
1年が終わったらまた次の1年を戦う。
日本のように4年ごとのサイクルで動いているのではなく、1年ごとのサイクルで動いているのだ。
今シーズンのリーグ戦やチャンピオンズリーグが終わればワールドカップが開幕する。
ワールドカップが終わればまた次のシーズンが始まる。
つまり、ワールドカップは4年に1度やってくる国別対抗戦なのだ。
基本はあくまで1シーズンごとのクラブチームでの戦いであり、1年1年の積み重ねが代表チームに還元される。
こういった考えや、厳しさがJリーグにはない。
プレッシャーのかからない戦いが多すぎるのだ。
さらにはアジアチャンピオンズリーグにもそれほど力を入れていない。
このような状況のままではワールドカップでベスト16に入るような日本代表が作れるとは到底思えない。
やはりヨーロッパチャンピオンズリーグに出場するような選手が出てこないと。
少しずつでもそういった選手が増えてこないことにはワールドカップ優勝は不可能だろう。
そのためにはまず、Jリーグのレベルを上げないと。
それに世界のトレンドをもっと取り入れていくことも必要だ。
未だにJリーグのほとんどのチームが3バックで戦っていることが考えられない!
日本対ボスニア・ヘルツェゴビナ
今日の試合は中田(英)が終了間際のゴールを挙げ、2-2のドローで試合を終えた。
結果的には同点で終わったが、内容はひどいものだった。
前半の最初は日本もチャンスを作っていたが、それからはボスニア・ヘルツェゴビナペースで試合は進んでいった。
それは後半に入ると顕著になっていった。
ボスニアのプレッシングの前になす術がなかった日本はパスを次々にカットされチャンスに持ち込まれていた。
これはアメリカ戦でも露呈した課題で、全く解決されていなかった。
DFからのパスはほとんど相手に渡るし、中澤にいたってはPKを取られ、2点目のシーンでもバルバレスに完全に競り負けていた。
ワールドカップで対戦するオーストラリアにはヴィドゥカ、クロアチアにはプルソ、ブラジルにはアドリアーノという、今日のバルバレスよりも高さと強さを兼ね備えたFWがいる。
そう考えると今日のような中澤ではマズイだろう。
それから、プレスの攻略法だが何回か小笠原がいい位置でボールを受けていたのにその後のパスコースがなく、バックパスをするか囲まれてボールを取られてしまっていた。
こういったプレスはもっと至近距離で細かいパス回しで崩すか、ドリブル突破をするか、1発で裏を狙うかという方法がある。
しかし、今日の日本はどれも中途半端な感じが否めなかった。
さらに、ボスニア・ヘルツェゴビナは後半、サイドをワイドに使い攻撃を繰り広げてきたが、ああいう攻め方は現在のサッカー界では当たり前の攻め方。
取り入れていないのは日本サッカー界だけだ。
4バックであの攻めに対応できないようでは初戦のオーストラリア戦が思いやられる。
オーストラリアはサイドからガンガン攻めてクロスを入れてくるし、絶え間なくプレスを仕掛けてくるのだから。
グループH展望
グループHの組み合わせは
スペイン
ウクライナ
チュニジア
サウジアラビア
の4チーム。
このグループは順当にいけばスペインとウクライナが突破するように思える。
確かに、普通に考えればヨーロッパでも屈指の実力を持つスペインとアンドレイ・シェフチェンコを擁するウクライナの2チームに対し、チュニジアとサウジアラビアはかなり劣っている事は否めない。
しかし、スペインに関してはこういうビッグトーナメントで前評判だけはいつも高いのに、その度に世界の期待を裏切り続けている。
いや、むしろそれが前評判で勝ち進んだ場合に期待を裏切っているのかな。
なので、今回もその予感が十分してくるのだ。
しかも、スペインの初戦はウクライナ。
スペインが破れる可能性も十分に考えられる。
そうなると、チュニジアとサウジアラビアにも突破の可能性が見えてくる。
とにかく、このグループは初戦が大切になってくるだろう。
グループG展望
グループGの組み合わせは
フランス
スイス
韓国
トーゴ
の4チーム。
このグループは意外とどうなるかわからない。
まず、フランスが突破するだろうとは思うが、一体どれくらいチームとして完成するのかがわからない。
このチームはジダンがいなかった予選の序盤、得点力不足に悩まされたが、ジダンが復帰した後はまあまあの強さを取り戻した。
しかし、このジダンの存在が吉と出るか凶と出るかが本大会が始まらないとわからないのである。
EURO2004のフランス代表は準々決勝でギリシャに敗れた。
あの大会ではジダンの起用法がフランスを狂わせていた。
98年ワールドカップの時はジダンのチームだったが、EURO2004の時はジダンだけではなく、アンリ、ピレス、トレゼゲといったスーパーな選手が数多くいすぎてチームとしてのバランスを崩していた。
ジダンに守備をさせると、攻撃にあまり比重をおけなくなるうえに、それ程守備力があがるわけではない。
やはり、ジダンは攻撃だけに専念させるべきなのだ。
しかし、そうなるとジダン専用の守備職人が必要となる。
そうなると守備に7人、攻撃に3人というバランスとなるのだが、そうなるとピレスやマルダといったウイングを採用するのか、アンリとトレゼゲの2トップでいくのか、ということになってくる。
この問題を解決しないとフランスの予選突破は難しいだろう。
スイスはチームとして優れており、予選突破も十分ありえるだろう。
ただ、これといってパッとしない印象があるので韓国に勝るかどうかはわからない。
そして韓国だが、このチームはワールドカップの1年前に監督が変わった。
そこから、アドフォカート監督がどのようにチームを仕上げていくかに期待が持てる。
ただし、アドフォカート監督はオランダメディア、ファンから『バカ』と呼ばれている点は強調しておきたい。
かなり有能な監督であることは間違いないが、バカなものはバカなんだ。
最後にトーゴだが、このチームがグループリーグを突破するのは極めて難しいだろう。
実力が1つ落ちるうえに、アデバヨールしか頼りになる選手がいない。
トーゴはこのグループの草刈場になるだろう。
グループF展望
グループFの組み合わせは以下の通り
ブラジル
クロアチア
オーストラリア
日本
このグループの1位突破はブラジルで間違いないだろう。
途中でこけたとしても、ここで敗退するとは考えにくい。
となると、残るは2位争いということになるが、現時点ではクロアチアが最も突破に近いと思う。
予選であのスウェーデン相手に2戦2勝。
イブラヒモビッチとラーションの2トップを持つスウェーデン相手に1点も取らせていないし、予選10試合で5失点という堅守が最大の武器。
さすがにブラジルには破られるかもしれないが、オーストラリアや日本相手には破られはしないだろう。
さらに、攻撃に関してもプルソやニコ・クラニツァールといった才能ある選手達がいる。
おそらくブラジルに敗れた後、日本とオーストラリアに勝利するだろう。
オーストラリアはヒディング監督が就任し、選手のほとんどがヨーロッパでプレイしており(しかもレギュラーで)、力は2002年の韓国代表よりもあると思われる。
なので、2位になる可能性は十分ある。
決勝トーナメントに進めばダークホースにあげられるだろう。
最後に日本代表だが、現時点ではグループ最下位か3位となるだろう。
点を取れるストライカーがいないし、ジーコの監督としての采配力が不安定。
攻撃は中村俊輔のセットプレイだけが頼り。
正直厳しいでしょう。
それに、これからも続く日本サッカーの為にもここで世界との力の差を日本国民が知る必要がある。
今のメディアとかは日本代表や日本人選手のヨーロッパでの戦いを褒めすぎ!!
今シーズンのチャンピオンズリーグに、何人の日本人がプレイした?
それを考えるだけでも世界との差ははっきりとわかるハズ!!
グループEの展望
グループEの組み合わせは
イタリア
ガーナ
アメリカ
チェコ
の4チームだ。
このグループはグループCよりも激戦区となるかもしれない。
まずこのグループのポイントは、ガーナがどれくらい本大会で出来るかだろう。
チェルシーのミヒャエル・エシアン、元ユヴェントスのステファン・アピアー、ASローマのサミュエル・クフォーといった好選手を揃え、アフリカ特有の身体能力の高さを活かしてくるとこのグループを突破する可能性があるのだ。
そして、アメリカはここ数年でかなり実力を上げており、前回大会でもポルトガルを破るなど実績も積んできている。実力的にはメキシコよりも1歩上を行っており、このグループを突破する可能性はある。
対するヨーロッパの強豪2チームはというと、状況は厳しいといえる。
まず、イタリア。
このチームは世界最高のGKジャンルイジ・ブッフォンを擁し、DFにもファビオ・カンナヴァロ、アレッサンドロ・ネスタという世界最高クラスの選手がおり、さらに、この大会で世界の王様になろうとしているASローマのプリンス、フランチェスコ・トッティがいる。
その他にも中盤のレジスタ、アンドレア・ピルロ。2トップは現在絶好調のルカ・トニ、アルベルト・ジラルディーノがスタメンで重戦車クリスティアン・ヴィエリが控えに回る豪華な陣営。
このチームは決勝トーナメントに進めば打倒ブラジルの最有力候補に上がるのだが、すこぶる予選リーグに弱いのだ。
イタリアは典型的なスロースターターで、グループリーグは70%ぐらいのコンディションで臨むことが多い。その為、エンジンが入ったときにはもうすでに手遅れになっているというケースが少なくないのだ。
イタリアにとっては初戦のガーナ戦がポイントになる。この試合で確実に勝ち点3を確保し、次のアメリカ戦でも勝ち点3を確保できればこのグループを突破できるが、そう簡単にいく相手ではない。
最後に残った1チーム、チェコ。
この国はEURO2004の時がピークだった。
その時のチェコはまさに圧倒的な強さを誇り、ヨーロッパを制覇すると誰もが思った。
しかし、準決勝のギリシャの壁を最後まで崩せずに破れさった。
その大会後、チームの命だったパヴェル・ネドヴェドが引退を発表し、新たなチームでワールドカップ予選を戦うことになった。だが、予選ではオランダに2敗、プレーオフで辛くも本大会出場を決めるまでチームレベルは下がってしまった。
はっきり言って、今のチェコにEURO2004の輝きを期待をするのは酷な話。
いくらネドヴェドが復帰してもあの時の勢いはなくなってしまっている。
私の予想ではこのグループはイタリアとアメリカが抜けると踏んでいる。
初戦のアメリカ対チェコはアメリカが勝利をもぎ取るだろう。
グループDの展望
グループDの組み合わせは
メキシコ
イラン
アンゴラ
ポルトガル
の4チームである。
このグループはまずポルトガルが抜け出すだろう。
注目は2位争い。
メキシコとイランのどちらが2位となるかだ。その意味では初戦のメキシコ対イランはこのグループ注目の1戦となる。
メキシコは今年のコンフェデレーションズカップで見事な戦いを繰り広げた。
メキシコはこのグループを突破すればかなりいいところまで行くと思う。
しかし、イランも侮れない。
アリ・カリミ、マハダヴィキア、ハシェミアンらがブンデスリーガでプレーしているし、その攻撃力はアジアでは最強、世界でも十分戦える。
このイランが組織力を身に付ければメキシコにも勝てると予想出来る。
次回の2010年ワールドカップは南アフリカで行なわれる。
つまり、現在アフリカにある出場枠5が6に増えることが予想され、その分のアジア枠が減らされる可能性が高いのだ。
それを防ぐ為にはアジア勢が本大会で活躍しなければならない。
それが出来るのは各アジアチームの組み合わせを見てもイランぐらいしかないのだ。
グループCの展望
アルゼンチン
コートジヴォアール
セルビア・モンテネグロ
オランダ
の4チーム。
このグループは全8グループの中でも最激戦区と言える。
このグループを勝ち上がるチームを予想するのは非常に困難なように思われるが、あえて試みようと思う。
まず、重要なのはコートジヴォアールが一体どれくらい本大会でやれるかであろう。
私としてはこのグループの草刈場にコートジヴォアールがなると踏んでいる。
予選、コートジヴォアールはホームでカメルーンに敗れている。その後カメルーンが転んだおかげで本大会のチケットを獲得出来たわけだが、やはり実力的にはカメルーンに及ばない。さらに、ジダンの復帰戦となったフランス戦にも0-3で敗れている。
そのコートジヴォアールにアルゼンチン、オランダを破る力はないだろう。
次にセルビア・モンテネグロだが、このチームの守備力には目を見張るものがある。
だが、初戦であたるオランダの攻撃力はブラジルと並んで世界でも最高峰だ。おそらく、オランダには敗れるだろうが第2戦のアルゼンチンを沈めてしまう可能性はある。
もしそうなると、このグループを抜けるのはオランダとセルビア・モンテネグロということになる。
これが私の予想だ。
この死のグループを勝ち抜くのはオランダとセルビア・モンテネグロだ。
ワールドカップ グループBの予想
グループBに入ったチームは
イングランド
パラグアイ
トリニダード・トバコ
スウェーデン
の4チームである。
このグループは、よっぽどのことがなければイングランドとスウェーデンが決勝トーナメントに進みそうだ。
だが、もしイングランドがあの豪華な中盤を活かすような戦い方を見つけることが出来なかった場合はイングランドがここで敗退してしまう可能性は十分ある。
パラグアイにはバイエルン・ミュンヘンのストライカーであるロケ・サンタ・クルスがいる。
このストライカーにいいボールが来ればパラグアイはゴールすることが出来るだろう。
イングランドの中盤が活きなければ、初戦のパラグアイ戦で足元をすくわれる可能性が非常に高いといえる。そうなるとイングランドは厳しくなる。
トリニダード・トバコには勝てるがスウェーデンは今大会のダークホース。
簡単に勝てる程甘い相手ではない。
もし、イングランドがこのグループを突破し、あの豪華な中盤を活かすようなサッカーが出来れば、イングランドは打倒ブラジルの最有力候補となるだろう。
