インドのカースト。
その中の10番目のグループは、
非人、流人という。
その多くは路上で生まれ、
路上で暮らし、路上で死んでいく。
不思議とは思いませんか？
なぜ、生きていられるんだろうと。
インドの灼熱の太陽。
すごく暑い！
体温より熱い気候。
雨季は、ずっと雨が降り続く。
日本のような温暖な気候ではありません。
過酷な環境下で生き続けています。
道なんて、素足で歩けば、
ヤケドをするような暑さ。
子どももいれば、
若者もいれば、大人もいて、
老人もいます。
老人まで生き続けるなんて、
脅威だと思いませんか。
食べ物だって
物乞いして食べ物をもらったり、
お金をもらって買うだけでは
足りなくて、
野生の動物や魚を捕まえたり。
木の実や、草を採ったり。
物乞いするのも、
ただ座っているだけでは、
ほとんどの道行く人たちは、
通りすぎるだけ。
道行く人たちに
物をもらわなければ、
食べ物を食べれません。
いかにして、もらうか。。。です。
インドは暑いだけではありません。
サソリもいれば、毒蛇だっている。
野生の動物、昆虫だっている。
その中で生き続ける。
インドのあの環境下で、
生き続けるためには、
人間が本来もつ能力を培い、
向上しなければ、
惰性では生きていけません。
ネガティブな感情をもち続ければ、
カラダのもつ機能が低下していくだけです。
今、今、今一瞬の感覚、判断、決断、行動
を研ぎ澄ませるの連続です。
気を抜いたら、死、しかない世界なのです。
この厳しい環境、極限の状況を、
いくどもいくども突破し続けた人間が、
来世、生まれ変わったとき、
どうなると思いますか。
社会の、国の、
世界のトップリーダーとして、
頭角を現していくのです。
さまざまな業界の、
世界のトップリーダーたちは、
いくつもの過去世を、突破し続けた結果、
研ぎ澄まされた感覚、直感力、
集中力、体力、忍耐力などが培われ、
失敗から学び、
起きることすべてを学びとし、
ゆるぎない努力をし続け、
世界のトップリーダーになっていきます。
一世代だけで、
リーダーの素質が生み出されるわけでは
ありません。
輪廻転生を繰り返しているから、
天才といわれるような人物に
なっていくのです。
そして、魂は、
自己の成長のため、魂の強化のため、
インドの非人として生きることを
あえて選ぶのです。
それが、人間でもあるのです。
そのように、私は、
亡き師匠より教わりました。
