前々から次女の様子を見ていて
怪しいなぁとは思っていた
一年生の頃はまだ良かったけど
二年生になってからは人間関係が上手くいってないのか
はたまたただ単に授業が思ってたのと違ったのか………
やる気も感じられなくなったし
朝も起きてこなくなったし学校にも行かない日が増えた
私なんかの時代は叩き上げ世代なんで
『学校は行くもんだ』と思っていた
なので理解するには中々の困難を強いられるし
どういうナビの仕方がいいのかもわからない
「バイトは続けるし………」
「えっ？今のとこで？」
「うん………」
県外の専門学校に通っていて
その近くでバイトしてる次女
学校辞めてもバイトには行く気らしい
「交通費かかるんだから近くで探せばいいじゃん」
「慣れちゃったし………」
慣れちゃったねぇ………
私的には次女のバイトは気に入らない
何故ならばマツ下同様『夜の蝶』だから
『夜の蝶』が悪いわけじゃないんだけれど
こんな風に生きてきた私の一族も元旦那の一族も
血筋的には『夜の蝶』やってる人なんかいない
育った環境も嫁いだ先もそんな感じだったので
私には全く理解ができない
できないけど百歩も二百歩も譲ってきた
それでも自分の娘だから………と思ってね
変な時間に帰ってきて朝寝てることも多々あり
フツーに次の日の朝も起きて仕事に行く私からすると
昼夜逆転してる感じがマジでイラッとする
ファーストフード店とかコンビニとか勧めてみたけど
要するに夜の方が時給がいいんだろうね
しかももっとムカつくのが仕事に対する姿勢
私にしたらニートに近い勤務体制
『行く』と言ってたかと思えば
『今日はかったるいから休む』
『体調悪いから休む』
『気分がのらない』
何だそれ？
とにかくしょっちゅう休んでる
月に何日出勤してんだよ
その中途半端な感じがめちゃくちゃ気に入らない
気まぐれ出勤に振り回されるこっちの身にもなれ
フツーの職場じゃそんなの通用しないんですけど
それでもため息をつきながらも
あまり小言を言わないようにしてきたのは
まだ学生だったから
あっそー
へー
あー
そうなんですか………
ふ〜ん………
「だったら、今までみたいなふざけたシフト組まないでちゃんとやんなさいよ」
「どんな仕事だって仕事は仕事」
「フツーは週五か週六でみんな働いてんの」
「社会人になるってそういうことだし、今までみたいに月に何回かしか出勤しないようでは困るんですけど」
「それに一つ言っとくけど」
「その仕事は若いうちはいいかもしれないけれど」
「ずっとは難しいと思うよ」
「将来的にママさんになるぐらい極めるつもりなら別だろうけどね」
何事も極めたらそれはプロフェッショナル
これまでぬるま湯に浸かってきたような次女
そんな根性も覚悟もなくて
安易な考えでやってるのはわかってる
マツモトさんは
マツ下が『夜の蝶』をしていることに対して
どんな助言してるのか
或いはしてないのか知りませんけれど
これは私のやり方
先のことなんてわからないし
世の中思い描いた通りには行かないことも多いけれど
先を見据えた行動を今しろって話
なんか文句ある？