お水の極意 | しくじり人生~私がシングルマザーになるまで~

しくじり人生~私がシングルマザーになるまで~

いろいろ過ぎ去った今だからこそ、ブログに何か残せればいいなと思って始めてみました。
一つのテーマに拘らず、いろんなことを書いていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

「ママさんになるつもりなんてないもん」


と言い始めた次女
やっぱりなー



「だけど」



だけど?
なんか言い分があるんかい



そこから次女はお得意の話術で論理的に筋道立てて
一から十までキレイにもっともらしいことを並べた



次女は私のツボを掴んでる
どう言えば私が理解して納得するかがわかってる




そしてまんまとその罠にはまって
言いくるめられる寸前の私




あっぶねー



要するに



これはこれで社会勉強的な感じで
学ぶことがたくさんある的なことを熱弁してた



本人的には楽しいらしい



「ほら!ウチってさ、マイペースじゃん?」
「相手に合わせることを知らなかったけど、最近は合わせられるようになった!」




「凄くない?目




あっそー
そりゃー良かったね



まぁ
捉え方の問題にはなるけれど



傍から見てるのと実際やってみるのとでは
確かに違うとは思うし




どんな仕事も奥が深いとも思う



だけどさ



人間は太陽と共に起きて太陽が沈むと同時に寝るって
決まってんだよ




変な時間に仕事して体調崩さないか心配だし
帰りに変な人に襲われないか心配だし



親の私からしたら生きた心地がしないんですけど



てことで



勉強嫌いの次女に
お水の花道の極意を教えてしんぜよう





あのさ
相槌打つだけならスグに飽きられるらしいよ



どんな年齢層の人とも会話が成り立つように、新聞読んだりニュース見たりして世の中のありとあらゆることにアンテナはって、自分の引き出しを増やさないとダメなんだって




要するに、頭脳プレー
頭が良くないと難しいみたいよ
なんてったってそれが『ビジネス』なんだって




あー良かった



むかし『夜の蝶』としてママさんまで任されていた
かえでママとももかママ



夜の世界は実力社会
客は金
いわゆるマネーゲーム



ただ隣に座って笑ってりゃーいいってもんじゃない



如何に金を落としてってくれるか
相当頭を働かせてたって言ってた



あの二人から以前聞かされてたことが
まさかのこんな場面で役に立つとは………



「うち最近ねぇ、よくニュース見たりしてるよ目




えっ?
めっちゃ無邪気な次女



半分脅しのつもりで言ったけど効果なかったか………



次女はこうやってヌルヌルしてる感じなのに
結局のところ私の言うことなど聞く気がないのは
長女と一緒




なんなんだよ
どいつもこいつも………



別にアドバイスしたつもりも認めたつもりも
一切ないのにさー



あーそうですか
そういうことなんですか



へーーーーー
ならば







じゃあさ
通勤するの大変だろうから、お店の近くにアパートでも借りたらいいんじゃない?