ーリーグ戦に向けてー コーチ⑤ 松浦具暉 | 東京理科大学男子ラクロス部

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関東学生2部リーグに所属する東京理科大学男子ラクロス部の公式ブログです! 2023年度のチーム方針は『REVIVAL』。チーム一丸となって1部昇格を成し遂げます。応援よろしくお願い致します。




日頃から理科大ラクロス部を応援してくださる皆様へ。



ヘッドコーチの松浦 具暉と申します。

いつもご声援、ご支援頂きありがとうございます。



このブログは、選手・スタッフに向けて綴りたいと思います。


少し長くなってしまいましたが、お付き合いください。



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4年生は、「3年前」、「半年前」、「今」の出来事を思い出しながら、読んでください。



ラクロスが上手くなって、後輩に教えることの多い4年生は、

「自分自身の状態や成長」を言語化することが、自分やチームの成長にとって、大切なことだと分かってると思う。



このブログは、最終戦に向けて(引退後にも向けて)、入部してからの出来事や感情を思い出し、より成長するためのキッカケにして欲しいと考えてます。



そのために、自分が特に印象に残ってる3つの時期(3年前、半年前、今)
について、当時考えていたことを簡単に綴ります。







4年生へ。


とうとうリーグ戦最終戦だね。
あっという間だったね。


みんなと出会ったのは、3年半前だね。
自分からすると、そこからでさえ、あっという間だと感じています。。
(歳取るって恐ろしいんだね。ね、キヨ。)




■3年前







みんなは自分が4年生で主将だった代に、1年生として入ってきたね。


自分の話で恐縮だけれど、
当時、自分も今の4年生みんなと同じように、


「勝つチームとは何か。」


を考えて、1年生と少しだけコミュニケーションを取ってたんだよね。



サマー後の1年生ミーティングで、自分たちだけで、毎月の目標や練習テーマを考えてメニューを組んでたりしてたよね。



当時1年生コーチの猪飼さん、仲野さんと会話をさせてもらいながら、1年生のことを考える時間もあったんだけどね。



当時のみんなと話したりして、純粋に尊敬できる部分が多かったし、個性的な人が多いし興味深いなと思ってました。



特に興味深かったことは、以下のこと。



【選手・スタッフ全員の技術・意識が、なぜ平均以上なのか】



「全員」が自主性を確立するのは、難易度がとても高いことだっていうのは、1年間チームを引っ張ってきたみんななら分かるよね。



おれが考えた【】内の問いの答えは以下です!


①ラクロスが好きでたまらない
②自分を楽しませるのが上手い
③上達する方法(過程)を知っている(考えられる)
④学年内の仲が良く、互いを高め合える関係性



前提として、1年生コーチの猪飼さんと仲野さんは、「自分で考えさせる(自主性)」を1つのテーマに育成されていたので、もちろん、お二方のコーチングが大きな要素の1つですが。



(時間があれば、【】内の問いを考えて教えてほしいな、なんて思ってます)

(引退後、他のフィールドでも活躍するためのキーワードになるかなと勝手に思ってます)




■半年前







時が一気に進んで、今年4月後半。


国士舘戦との練習試合後、かなり悔しく悲しい気持ちになったのを覚えてます。


後輩のミスをカバーせずに文句言う、

自分のミスに落ち込んで最後までボールを追わない、

ベンチから仲間のプレーに野次を飛ばす、

試合中に下を向く、

練習に全く来なくなる、

部員が何人も辞めていくチーム状況。



1年生の頃に感じた、自主性や仲間思い、勝ちたい雰囲気さえ感じることができなかったです。



1年生の頃のみんなを思い返しながら、勝手に悔しいと思ってました。


猪飼さん、仲野さんがかけた思いや時間を考えると、
虚しさや苛立ちの感情も込み上げてきたのを覚えてます。


なぜ、この時期にこのようなチーム状況だったんだろうね。


当時、現状のチームレベルは認識できてたのかな?


と、言いつつも


個人的には、この混乱期を乗り越えた4年生だからこそ、今があると思ってます。




■今







そして今。



明学戦は、"チーム全体"で最高の準備をして、勝利したね。



共通言語が増えたね。

コーチングの精度も向上したよね。

4年生の発言力も増したね。

後輩が自ら考えて発言するシーンも増えたね。



挙げたらキリがないけれど、一言で言うと、


「様々な共通認識が増え、10やれば10の効果を出せるチーム」


になったね。


(一見普通そうに見えて、すごい難しいと思ってます。どこかでエネルギー損失するものですよね。)



半年前のチームでは絶対にできなかったことを成し遂げたよね。


みんなが半年前を思い返して、

「その頃は"本気"じゃなかったんだな」

と思うのだったら、それは間違いで。


その頃より"本気"の水準が上がっただけだからね、むしろ自信を持つべきだと解釈してます。



杉さんがブログでも書いていたように、


4年生は様々な"当たり前"をこのチームに積み重ねてきたね。


自分もそう思うし、本当に価値のあることだと率直に思う。


これまで1年間、このチームで約250回練習や試合を積み重ねてきた結果だね。

(もちろんグラウンド外のコミュニケーションも含めてね)








さて、


長くなってしまったけれど、
明学戦後にカズキが、


「負けた時に反省するのは当たり前。勝った時こそ勝てた理由を見出せ」


とみんなに伝えてたよね!
(表現は多少違うけど、許して) 



カズキの言葉と同じように、「今」のチームを作り上げられた理由を、「自分の成長」の観点から見出して欲しいです!


自分とチームの成長を理解した上で、
4年生らしく、最後まで、自信を持って最終戦を闘おう!



うん、約250回も集まったこのチームで練習するのも、あと3回。



残り1試合。(入替戦含めずに)



残された時間で、何を積み重ねるか。


残された時間で、後輩に何を残すか。



残された時間を最高に楽しもう。







下級生へ。


4年生とラクロスできるのも、あと4回しかありません。


4年生のためにも、自分たちのためにも、
じっくり考えて欲しいことがあります。




私は、4年生から、今まで何を学んだか。

私は、4年生に、どんな想いを持ってるか。

私は、4年生を、どんな表情で引退させたいか。

私は、4年生と、残された時間をどう過ごすか。






最終戦、苦しい時間帯は必ず来る。


その時こそ、やるべきことをやるだけだ!







HC 松浦具


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