悲しい……本が読めなくなってしまった！

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先日、図書館で久しぶりに本を借りました。

貸出期間は2週間で、もうすぐ返却期間が迫っています。

『超久しぶりに図書館で本を借りてきました！』

今回、本を借りたのは山崎豊子さんの「沈まぬ太陽」を読んでみたかったから。

全５巻の長編小説ですが、２～３日で全巻読めるだろうと思ってました。

私はわりと本を読むのが早くて、文庫本１冊を数時間で読み終えます。

しかし「沈まぬ太陽」を読み出したものの、なかなか物語に入っていけずに、すぐに離脱してしまいした。

面白い本だと、途中で投げ出さずに１冊読み終わるまで集中して読み続けられます。

山崎豊子さんの「白い巨塔」は、夢中で読みふけった記憶があります。

では、なぜ「沈まぬ太陽」は途中で離脱してしまったのか。

それは、私は主人公に感情移入できなかったからです。

この小説は約40年前の日航機墜落事故がモチーフなので、その部分を読みたかったのですが、

御巣鷹山編は3巻から始まります。

１～２巻はアフリカ編で、私は1巻から読み始めました。

そしたら、主人公がアフリカでハンティングをするシーンが出てきて。

象やライオンなどを仕留める、いわゆるトロフィーハンティングです。

私はトロフィーハンティングする人が理解できなくて

例えば、人間を襲う熊が出没したり、野生動物が農作物を荒らしたり、

生態系を脅かすほどに数が増えてしまったなら駆除するのは仕方ないと思う。

でも、人間が娯楽のために動物を撃ち殺して剥製にするのはエゴだと思います。

半世紀近く前の時代が舞台の小説だから、今と感覚や価値観が全く違うのかもしれないけど、

トロフィーハンティングする主人公に感情移入できなくて、ページが進まないのです

もうアフリカ編は読むのを諦めて御巣鷹山から読もうかなとも思うけど。

いっそ、本を読むのは諦めて映画を観ようかな。

↓こちらも日航機墜落事故をモチーフにした小説です

クライマーズ・ハイ (文春文庫)

著書は上毛新聞の記者をしていて、日航機墜落事故の取材をしていたそう。

まだ読んでないけど、すごく読んでみたい本です。

上毛新聞は群馬県の地方新聞で、群馬県民はみんな上毛新聞を読んでいるんじゃないかと思う。

今は上毛新聞の公式LINEをフォローして、地元情報をチェックしてます。

本が読めなくなってしまったのは、主人公に感情移入できなかったからだと思っているけど、

もしかすると、ネットばかりで活字離れしたせいで昔みたいにサクサクと本が読めなくなっている可能性もあります

老眼が出ていたり、年齢の問題もあるかもしれないし。

昔はすごい速く本を読めていたから、全然読めなくなってしまったのがショックで、

もっとスッと入ってくる本だったら昔みたいに読めるのか挑戦してみたい。

そういえば、私は若い頃、村上春樹さんの小説が好きでよく読んでたのですが、

ある日突然、あの独特の文体が無理になってしまい、今回みたいに全然読み進められなくなってしまったのです。。。

読書も筋トレ同様に、日頃から読み続けていないと読解力がどんどん低下してしまうのかも。

今はネットが主体のすごい便利な世の中になったけど、

気づかぬうちに失っていることもたくさんあるんだろうな。

今、漢字を書こうと思っても、全然書けないと思うし。

日本人なのにまともに漢字が書けないのは恥ずかしい。

もっと本を読んだり、手書きの文字を書いたり。

昔、当たり前にできていたことができるようになりたい！

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