少しまえのこと。
お家で
ピアノを練習しているお母さんから
生徒ちゃん経由で
ご質問をいただきました。
楽譜の中の小さい音符は
どのように弾くのですか?
お母さん、たぶん
J-POPを練習されていたのではないかと
思います。
昨日の記事の続きになりますけれど
J-POPにはこんなふうに
普通の大きさより
小さい音符で書かれたメロディーが
でてきます。
進撃の巨人「暁の鎮魂歌」の一部分
この場合
もうすこし先に進むと
必ずリピート記号(くりかえし)が
あるハズです。
小さく書かれた音符は
リピート後、つまり2回目
※リピートを2回する場合は 3回目になることもある
に演奏する際、
弾くメロディーです。
普通の大きさで書かれた音符は
もちろん1回目に演奏するメロディー。
リピート後のメロディー(小さい音符)は
1回目のメロディーの
変奏になります。
変奏とはメロディーの “変身” のことです!
J-POPの楽譜には
たいてい歌詞も書いてありますね。
よく見てみると
1回目のメロディーは
1番の歌詞と同じリズム。
2回目のメロディーは
2番の歌詞と同じリズムになっている
ハズです
J-POPではこんなふうに
1コーラス目と2コーラス目を
リピート記号と音符のタマの大小を用いて
書くことが多いのですが。
ちなみにクラシックは
このような書かれかたはしません。
こちらは中学生ちゃんが
いま練習中の
ソナチネアルバム10番2楽章
なんですが
1回目
2回目
使われている音は同じ。
でも、形が変わっていますね。
変奏しています。
クラシックの場合は
リピート記号は用いず
2回目も
正式な?音符?で書かれます
お母さんたち
何かご質問などありましたら
お子さん経由でご質問くださいね。
お待ちしています