伊勢旅記録のうち、その5からは明和町探訪となっています。
https://ameblo.jp/rika33/entry-12837189035.html
今回は明和町探訪の3回目。
最終日ですが、なかなかに中身が濃いです。
かつて斎宮の営まれていた地、明和町は未発掘部分を残しつつ
史跡公園として整備されています。
この冊子を頼りに歩いてみました。
いくつかコースが提案されていましたが、その中でいちばん最短にしました
。
徒歩時間30分となっていますが、一箇所一箇所をゆっくり見学しながら歩いたので、斎宮駅から出発して斎宮駅に戻るまで、6時間以上かかっています。
しかもお宿の朝食の量が多かったので、別段お腹が空かなかったので、ランチ休憩なしで6時間ぶっ通しの見学となりました。
短歌一首
歴代の斎王の歌碑並み立てる道を時かけ読みつつ歩む
歴史の道と銘打って整備された道に、歴代の斎王やそれに関連する人々の和歌が刻まれている歌碑が立ち並んでいました。
全部で24首。
それを一首一首確かめながら歩くだけで随分と時間を費やしましたが、愉しかったです。
この道の反対側には、刈り田(たぶん😅冬で何もなくて不明、あるいは畑?)が広がっていて、さらにその向こうに近鉄線が走っています。
そしてその向こうには山並み。
雨の予報のところ降らずにいてくれて、時折薄っすらとお日様が顔を見せてくれる。
私以外、だ〜〜れも歩いていなくて、
この光景にもしみじみ安らぎました。
そして、え?
え?え?
ど、どこかで味わったことがあるわ、この感覚!!!
たった一人、広い野を旧跡を訪ねて歩くこの感覚。
静かで、広くて、行けども行けどもまだまだ先があるこの感覚…
時折車が走り去るけれど、広い野の中を歩いているのは私一人。
思い出した!!!!
吉野ケ里遺跡に行ったときだわ。
最寄の駅から田の中を歩いて歩いて歩いて行った…
たった一人…
その時は9月の末でこれから実りを迎えようとするところだったけれど、たった一人広い広い田の中の道を歩いていった………
あ〜〜〜、こうやって私はいつも一人で道を尋ね歩いているのね。
歴史の道の前に広がる野とは反対側は住宅が並んでいて…
土地を贅沢に使った大きなお家…
歴史を背負う地に、こうして日常の生活が続いていくのね…
ここに住んでいる人たちは、
どんな感じで生きているのかな?
やっと斎宮歴史博物館に到着しました。
続く