天才は個性派揃い | 「理香子」のブログ

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波瀾万丈な人生、何人もの霊能師との出会い。

そして、開眼。
霊能師として、修業中。

奮闘記を綴っています。

私は一匹狼的人間で、小さい頃から他と同じが嫌いだった。
幼稚園では先生に放っておかれる子どもだった。

他の友達と同じ事が出来ず、園に行かされる事は私の自由を奪われるのと同じだった。

何故、皆と同じでなければいけないのか。
理由は「決まりだから」
学校嫌いは高校卒業まで続いた。

「アスペルガー症候群」をご存じだろうか?
発達障害のひとつで、社会性、コミュニケーション、想像力に障害のある病気。
言動がちょっと変わっているとか、独特な雰囲気がある。

人の中にいると浮いてしまったり、暗黙のルールが分からずうまく人と付き合えなかったり、分かりにくい話し方をしたりといった症状がある。

彼らは、中学、高校、大学生の頃までは成績が良くて、頭が普通程度以上。勉強が良くできるし、問題行動もない。周囲は、発達障害と思い浮かばない。職場に出たり、結婚した時に初めて、諸々のトラブルに悩まされる方が多い。

人によって症状の現れ方は様々だ。穏やかな人もいれば、感情が激しい人もいる。
(「アスペルガー症候群」より抜粋)

とにかく個性派揃い。皆様が良く知るアスペルガー症候群の偉人、有名人をあげてみた。
*アインシュタイン
*トーマス・エジソン
*レオナルド・ダ・ヴィンチ
*ケネディ大統領
*クリントン大統領
*ウォルト・ディズニー
*スティーブン・スピルバーグ
*ビル・ゲイツ
*スティーブ・ジョブズ
*ウィル・スミス
*スーザン・ボイル

日本では、
*長島茂雄
*落合 博満
*イチロー
*中村俊輔(サッカー)
*YOU
*眞鍋かをり
*山口達也(TOKIO)
*草薙剛
*GACKT
*SEKAI NO OWARIのボーカル深瀬
*栗原類(モデル)
*鳥居みゆき
*ジミー大西
*さかなクン
*宮崎哲弥(評論家)
*舛添要一
*山下清
*織田信長
*坂本龍馬
などなど。

いずれも「天才」「成功者」「凄い人」などと高い評価を受けている。

共通点はある分野に特化して凄い事。
上述の偉人・有名人達は皆、他にはない独自の個性を持っていて私は好きだ。

私は離婚前まで、居酒屋で安東君という29歳の子と一緒に働いていた。
彼は、アスペルガーで精神障害者手帳を持っていた。

オープニングスタッフだったので、ジョブコーチが会社側に理解を求め、心配して度々彼の様子を見に来た。

以前の職場では、周囲の理解が得られず辞めさせられたそうだ。

私は、彼に母親のように接した。
「この空瓶はこっちのダンボール、一升瓶とビール瓶は酒屋さんのケースに入れてね」
「はい!分かりました」

しばらくすると、彼は空瓶の入った袋を持って戻って来た。
「どうしたの?」
「すみません!ダンボールがありません」
「そうか…それ持ってちょっと来て」
「はい!」

私は、折り畳んであるダンボールをガムテープで箱を作り、ダンボールに入れるように教えた。

一つの仕事を覚えてくれたら、次の仕事を覚えて貰うようにした。やはり根気よく。
褒めて伸ばして決して怒らないようにした。

彼は次々に仕事を覚えてくれた。
仕事も時間は掛かるが丁寧だった。
彼の秀でていたところは計算がとても早い。

清掃・セッティングの仕事で、部屋を広げ宴会の準備をする時には、
「安東君、この部屋に〇名様入るんだけど、3テーブルに〇名ずつにしたらいい?」
「6、6、5ですね」
「ありがとう!」
私はいつも彼を頼りにしていた。

安東君と仕事をするようになって2年ほど経った頃、また彼の才能に驚かされた。

お昼時になると、ランチが食べられる店と勘違いされるお客様がよく入って来られた。
そんな時には、丁寧にお詫びをし他店をご紹介していた。

男性が入って来られた。どうしよう!外国の方だ!
身振り手振りで知ってる単語で説明していた時…
安東君がすっと間に入り、流暢な英語でにこやかに会話をしてくれた。

男性は笑顔でお帰りになった。
「安東君!凄いね!」
「あれくらい序の口ですよ!」

先日、用事があって久し振りに店に電話した。
「安東君、元気かい?〇〇さんいる?」
「元気です。5年もやっていれば流石に慣れますよ!今、忙しいので仕事中の電話は遠慮して貰っていいですか?」

私は嬉しかった。
電話対応もキチンと出来るようになったんだ。

私も我が道をいくタイプ。他の人から浮いている。

他の人が考えない発想をする私が、彼らと同じ障害だったとしても素直に喜べる。

私も、個性的唯一無二の人間でありたい。