殺処分に持ち込まれたチロ | 「理香子」のブログ

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波瀾万丈な人生、何人もの霊能師との出会い。

そして、開眼。
霊能師として、修業中。

奮闘記を綴っています。


私はお金を出して犬猫を買おうとは思わない

ペットショップでは、ブランド子犬子猫が10万円を超える値段で商品として売られている

命に値段があるんだ…


ブリーダーは自分達の生活の為に、母犬から何回も子どもを産ませ商品として売る

母犬、父犬たちは、躾もされない

当然、散歩にも連れ出されることもない

ただ、繁殖目的の為だけにブリーダーが飼育しているだけ

よくテレビなどで、彼らの経営不振により、ケージのまま捨てられている犬たちのニュースを見掛ける

ブリーダーは、自分達の生活の支えてくれた子たちの面倒を最後まで見るのが筋だろう

彼らには、命ではなく、あくまでも商品なのだ


「里親募集」「動物愛護センターの一般譲渡」「キャリアチェンジ犬(盲導犬失格犬)」のサイトをご存知だろうか

様々な事情で飼えなくなったり、保護され里親さんを待っている子たちが、沢山掲載されている


5年前、私は飼い主死亡により親戚の方が、愛護センターに処分に持ち込んだ犬を譲り受けた

小型犬の3兄妹の1匹

センターは、殺処分するにはいい子たち過ぎるとセンターサイト「一般譲渡」に掲載

1匹は、直接引き取られたそうだ

残る2匹が貰い手がつかず、センター職員が里親ボランティアさんに助けを求めた


「里親募集サイト」で一目惚れし、担当のボランティアさんに連絡

程なくして、東京から電話が入った

私は、譲渡費用が高すぎる為、ボランティアさんに諦める旨伝えた

しかし、彼女の方が諦めなかった

何度も電話を掛けてくれ、何とか里親になって欲しいと頼まれた

避妊手術痕らしきものがあった為、手術費用が差し引かれた

その額なら、私のパート代で何とか支払える!


高速バスでボランティアさんと待ち合わせの東京駅へ
誓約書を交わし、犬をバッグへ

犬は、きれいにトリミングされていた

ようやく慣れたボランティアさんから、離れようとしなかった

高速バスの中でも一声も発しない

バッグの中に犬が入っているとは、誰も気が付かなかったろう

どんな犬が来るのか知らない家族


「私、明日東京へ行って犬もらってくるから!」

「えっ⁉母さんさん、また何かやらかすの⁉」

家族は、慣れているとはいえ、いつも私の突飛な行動に驚き、呆れる


殺処分は免れたものの大好きな飼い主を失い、人間の都合で2ヶ月間3匹別々の檻に入れられて、どんなに辛く寂しかったことか

不安で仕方なかっただろうに…


チワックスの女の子

年齢不詳、推定5~10歳位心雑音あり

我が家に来た日、元旦那が昔飼っていた犬からチロと名付けた

チロは、私が貰ってきてたのに元旦那命!

彼が休みの日は片時も離れない

一緒に居れる時間は、他の家のワンちゃんよりずっと短いけれど…


大好きな人が再び居なくなるのではという不安を常に抱きながら

今日も恋しくてたまらない飼い主の帰りを、ひたすら待ち続けるチロである