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皆さんは、
アトピー性皮膚炎が問題化しているのは先進国だけ
という事実をご存知でしょうか。
世界のアトピー性皮膚炎の罹患率
(http://www.pref.chiba.lg.jp/shippei/faq/024.html)
現状でアトピー性皮膚炎が最も発症しやすい国は「スウェーデン」です。
スウェーデンの乳幼児のアトピー性皮膚炎の罹患率は18%を超えていて、
およそ5人に1人・・・と言われる状況なのです。
そして我が国「日本」はその次にアトピー性皮膚炎の罹患率が高いと言われており、
乳幼児ではおよそ15%弱、
(13%というデータと20%というデータがある為 厚生労働省)
つまり7人に1人の子供が今やアトピー性皮膚炎を持つということなのです。
他にもイギリス、ニュージーランド、フランスなど、
欧米の先進国は軒並み高いアトピー発症率を記録しています。
しかし上のグラフで見ると分かる様に、
発展途上国の多くはその発症率が低く、
また調査上では重症患者はほとんどいないということがわかっています。
一般的な考え方に基づけば、
衛生観念の低い発展途上国で皮膚症が発生しにくい
というのはかなり不思議な結果です。
これらの結果から、
アトピー性皮膚炎は「先進国病」とも揶揄される皮膚症であり、
実際にアトピーが社会的に問題視されるのは先進国だけなのです。
特に日本ではステロイド問題が大きく報道されたことによって
一般市民から大きな関心を呼び、
80年代90年代には大きな社会問題として扱われていました。
しかしなぜ、アトピーは世界的にも先進国の発症率が高いのでしょうか。
現在一般的に言われているその理由についていくつか紹介します。
◎大気汚染説
![](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fwww.tohogas.co.jp%2Fbusiness%2Fngv%2Fabout%2Ffeature%2Fimg%2Fimg_feature-03.gif)
先進国の多くは科学技術が発展しています。
特に、「石油化学工業」が発展していることは先進国としての一つの条件でしょう。
これらの重化学工業はその排気ガスなどが問題視され、
1970年代には公害問題として大きく注目されました。
実はアトピー性皮膚炎はこの1970年代までは日本でも発症率は3%程度であり、
確かにアトピーが急増した時期とこの工業が発展したタイミングはぴったりと合致しています。
重化学工業の発展に伴い排気された化学物質としては例えば
・工業排気ガスの主成分である窒素酸化物や硫黄酸化物、その反応生成物など(光化学オキシダント)
・石油からの揮発物であるアルデヒド類やダイオキシン類
・鉱物の微粒子(アスベスト)
・最近注目されたPM2.5などの粉塵物質
などこれらの物質が、工業化に伴い大量に排出されています。
確かに、1970年代には日本では特にこれらの産業が盛んであったことから、
この説には一定の信ぴょう性があるように思われます。
通常の大気には含まれない物質が環境ホルモンのような働きをしたことで、
遺伝的体質になんらかの影響を与えたとしても不思議ではありません。
しかし、問題化されてから廃棄物のフィルター技術が発展し、
現在ではそれらの廃棄物はほとんど流出しなくなった日本でも
アトピーの発症率は低減するどころか年々増加しているという現状があります。
また、この説が正しければ日本よりも排気ガスの規制が緩い韓国や中国の方が
高い発症率を記録するはずですが、上の表を見るとそのような相関性はありません。
その為、一概にこの説が正しいとは考えづらいのです。
◎食品添加物有害説
化学工業の発展に伴って同時に発展してきた産業として、
「食品産業」もその一つです。
昨今有機合成技術が繁栄してからは
アスパルテームなどの人工甘味料や、
乳化剤として用いられる界面活性剤、
人口香料やタール色素などの「食品添加物」が
我々の食材には広く用いられています。
一説にはタール色素などには発がん性や環境ホルモン様作用などがあるとする考え方もあり、
これらの食品を常に摂取するうちに遺伝情報がかく乱され、
アトピー体質を引き起こしているのではないかという説があります。
また食品添加物は加えられる量が多い為、
「アレルギー」を引き起こし、
そのアレルギーがアトピーとして現れているのではないか、
とする考え方もあります。
しかしこれもほとんどが科学的な根拠がなく、
実際に多くの食品添加物が安全性を確認されています。
(日本の安全性の評価は甘すぎるという意見もありますが)
また通常これらの添加物が影響を与えるとしても
慢性毒性や一般毒性では発見されないレベルの毒性ならば、
その有害性が発現するのは何十年後とかの話になるはずです。
実際に添加物が作られてから間もなくしてアトピーが増えた、
というのは一見問題として捉えられますが、
このような影響時差は一つの矛盾点として考えられるのが一般的です。
結局のところこの食品添加物有害説もイマイチ論拠に確証がありません。
◎水道水有毒説
20世紀末まではアトピーの原因は大気汚染が原因である、
とする考え方が定説でしたが、
排気ガスなどの規制が進み大気の清浄化が進められた今でも
アトピー患者数が減らないことから、
大気汚染はアトピーの原因ではないのではないか、
と考えられるようになりました。
そして外国ではあまり一般的でなく日本独自の文化に原因があるのではないか、
として考えられ始めたのがこの「水道水有毒説」です。
実は、諸外国と比べても、
日本の水道水事情というのは非常に特殊です。
というのは、日本の水道水は「そのまま飲める」のです。
他の外国では水道水をそのまま飲むことはありえません。
これは水道水の浄水がそこまで進められていないからです。
なぜ日本では水道水が飲めるのか。
これは皆さんもご存知のように「塩素」によって消毒されているからです。
水道水有毒説というのは、
この水道水中の塩素が私たちのカラダを冒しているとする考え方です。
確かに、塩素は非常に強力な毒物であり、
水に溶かすと塩化水素酸(塩酸)や次亜塩素酸などの強力な酸性物質を生じます。
これらの酸性物質は、確かに私たちの肌すら溶かしてしまうような効果があり、
僕たちはそのような物質が混じった水を日々口にしていますし、
お風呂に溜めて体ごと浸かっています。
水道水有毒説では、その際に皮膚を犯した塩素が、
皮膚のバリア機能を低下させ、アトピーを誘発する・・・という考え方になっています。
しかし、実際のところ水道水に用いられる塩素の濃度は、
人体に影響を与えないとする最大濃度のさらに数十倍薄い濃度です。
※
WHOは一生涯飲み続けても大丈夫な塩素濃度を5mg/Lと定めていて、
日本の水道水の塩素濃度は0.1~1mg/Lになるように調整されています。
このような水準の塩素濃度では、
人体の皮膚環境に影響を与えるようなことは科学的には考えられず、
結局この水道水有害説も十分な論拠を伴ったものではありません。
◎結局のところはわからない
アトピーの原因は結局今でも分からずじまいです。
ただアトピー性皮膚炎患者は、
その皮膚上のNMF(天然保湿因子)の量が健常者と比べて明らかに少ないことが知られています。
何らかの原因でNMFの生成が阻害され、
皮膚バリアの機能を低下させていることは確実なのです。
さて、実は今回紹介しなかったアトピーの原因の説として
もう一つ有力なものがあります。
それはかずのすけが最も得意としている・・・
そうあれです(笑)
次回はアトピーへの「洗剤」の影響とその危険性について
お話していきたいと思います。
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