「シャンプー解析」は誰でもできる? | かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき

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「シャンプー解析」



というものがあります。

恐らくこれをはじめて技術化?したのは

解析ドットコムさんでしょう。


今ではシャンプーを解析するようなサイトは、

僕のブログを含めて5個くらいかと思います。


この5個という数字は非常に少ないですね。



例えば

英語のTOEICテストの対策します!

っていうサイト、

探したらどれくらいあるでしょうか。

恐らく「無数」のレベルです。


お料理法のブログや口コミまとめ

みたいなサイトも無数にあるでしょう。


ですが「シャンプー解析」サイトって今はあんまりありません。


そのおかげか多くの一般人さんは勘違いしてしまうことが多いようです。


「シャンプー解析は専門家にしかできない」と。


でもあえてこれを一つの売りにしている僕に言わせれば、

それは間違いです。


シャンプー解析なんて誰でもできます。


特に、溶剤なんかの知識が要らない「シャンプー」に関して言えば、

化粧品類の中でも特に簡単な配合になっていることを思えば、


シャンプー解析の難度はそれほど高いものではありません。




よくよく考えても見て頂ければいいのですが、

あの解析ドットコムの管理人は元美容師でしょう。


美容師さんって本来化学に関する知識は

僕らみたいな化学屋さんからすれば

はっきり言って素人みたいなものです。


ご本人もほぼ素人からはじめた…みたいなこと言ってますし。
(加水分解すらしらなかったと)

その他のサイトの管理人もほぼ素人です。

僕が知っているうちでは

少なくとも大学卒業の学力すら怪しいような人たちばかりです。



そんな人達がある意味適当にやってのける技術なんです。


ですから、実はこのシャンプー解析っていうのは

そこまで難しいものではない…のです。



今なら美容成分を羅列してくれているサイトもありますし、

成分表示があればそれを参考にして、

素人さんでもある程度的を射た「解析」ができると思います。
(もちろん時間はかかるでしょうが)



実は本当に化粧品を解析するメーカーさんがやってる高度解析と
(一件7万円程します)

僕らがやっている簡易解析は、

「ポジティブリスト・ネガティブリスト判定」

という方法則が取られる点では変わりません。

高度解析ではそれにさらに専門機材を用いて

いくつかの分析基準について定性分析がされます。

まぁこの辺がお高くつくわけですね。


しかし先ほど述べた

「ポジティブリスト・ネガティブリスト判定」

というのは、各機関が独自に持っている

化粧品成分の「優良成分と悪性成分」を単純比較しているだけですから、

僕らがやっているように

「この成分は良くてあの成分はダメ」っていう判定法と

そこまでずれてはいないのです。


ですからこれだけやる分には、

それほどの専門性は要求されないのです。



ただ素人ではわからないことがありますよね。

「本当にこの解析は正しいのか」ということを判断する基準が無いのです。



さきほど僕は「解析なんか誰にでもできる」

と言いましたが、

ただそれの正当性を確かめるのは、

素人さんでは少々難しいと言えます。



つまり

美容成分辞典のようなサイトが多々ある中

それを参考にして

見よう見まねで「解析」することなら誰にでもできるでしょうが、


ただそれを正しいと判断するためには「専門知識」が必要なのです。




実は、上で言っているような解析サイトの解析を正しいか判断するのにも、

専門知識が必要ですよね。



さっきも言いましたが、あれ書いている人たちはほとんど素人なんです。

たまに全く的はずれなこと言ってることもあるんです…(苦笑)


ですから



彼らの言っていることを全部間に受けるのも、

正直なところ危険だと言うことも

しっかり頭の隅に入れてしかるべきなのです。






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