〜MRI撮影〜
※R6.4月時点で病名が確定していないので、多発性肝腫瘍としています。今後確定次第病名変更したいと思います。
前回の記事はこちら↓
仕事終わりにMRIを予約してもらった病院へ。
元々何より食べるのが大好きな私
この日は朝食べてから口にして良いのは水かお茶…
がしかし、この時は仕事のストレスで食欲が無く、全然平気。→悲しい現実
受付を済ませ、MRIの部屋の前の長椅子に腰掛けて待つ事30分。
中から放射線技師さんらしき人が出てきました。
放射線技師さん「15時半から予約の方ですか?」
私「はい、そうです」
放射線技師さん「すみません、前の撮影が押してまして…あと30分くらいかかりそうです」
私「…分かりました
」←後々その理由を知る事になります
という事で待つ事30分。
放射線技師さん「お待たせしました。中にどうぞ!」
中に入るとカーテンで仕切られたロッカーが2つ。
放射線技師さん「ではこちらで検査着に着替えて、マスクもこちらのワイヤーが入っていない物に変えて準備お願いします!金属使用している物は全て外しておいてくださいね〜!」
私「分かりました」
カーテンを閉めて着替えを済ませ中の丸椅子に座っていると、今検査が終わったらしきおばあちゃんが隣のカーテンで仕切られたロッカーへ車椅子で入ってきました。
看護師さん「〇〇さん、頑張りましたね!大変でしたよね?」
おばあちゃん「上手くできなくてごめんなさいね。こんなに時間もかかっちゃって…ちゃんと撮れたかしら?」
看護師さん「ちゃんと撮れてましたよ!」
おばあちゃん「そう?あんなに息止めるなんて思わなかったから。あんなに長く止められる人いるの?」
…ん?
息止める?
看護師さん「みなさん何とか撮れてますよ!でもちょっとキツかったですよね、何回もありますし…」
…何回も?
おばあちゃん「とにかく上手く撮れたなら良かったわ。」
看護師さん「じゃ、上まで行きましょうか!」
去っていく看護師さんとおばあちゃん。
待て待て、息止めるとか聞いてないけど?
一抹の不安が過る…
ま、あのおばあちゃんでも撮れたなら、なんとか私も大丈夫でしょと軽い気持ちでいました。←この後死ぬほど後悔する事になります
放射線技師さん「準備出来ましたか?」
私「はい!大丈夫です!」
放射線技師さん「では中にどうぞ〜!」
中に入ると見慣れた機械が。
ベッドに横になり、色々な器具を付けていきます。
ヘッドホンをつけられてお腹の上に重めの機械が乗せられ、ベルトで固定。
放射線技師さん「では撮影していきますね!今回は腹部の撮影なので、息止めをしたり、一定のリズムで呼吸して撮影したりしますので、ヘッドホンの指示に従ってくださいね!」
この後は放射線技師さんの声はヘッドホンから聞こえてきます。
放射線技師さん「ではベッド動きます!」
撮影が始まりました。
前回は卵巣の撮影で、機械から顔が出ていたのですが、今回は腹部なので頭まで入ります
ちょっとだけ狭い所が苦手なので不安でしたが、案外顔から機械まで距離がある!
これならいけそう!と余裕ぶっこいてました。
ビー!ガー!カンカンカンカン!
MRIはこんな感じで音がかなりうるさいです
放射線技師さん「では次は息止めで撮影します!アナウンスに合わせて息止めをお願いします!」
するとヘッドホンから
「息を吸って、吐いて」
と女の人の声が。
数回繰り返してから、
「吸って、吐いて、止めてください。」
秒数は数えてませんでしたが、1回目は余裕でした
が、ここから鬼の息止めが始まりました
2回目
「息を吸って、吐いて、止めてください。」
……………?長くない?
……………まだ…?
……………⁉︎そろそろヤバい
「楽にしてください。」
ぶっふぁーーーーーー
盛大に息吐きました
そして呼吸が整わない内に3回目
今回は数えてみる事に。
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10………
11、12、13、14、15……
まだ⁉︎
16、17、18、19、20………
ヤバいお腹と脚が震えてきた
「楽にしてください。」
もう息が上がって軽く呼吸困難
はぁはぁ行ってる間に次の息止めの合図が
4回目終わった後に、私が息上がりすぎてるのを放射線技師さんが感じたのか、
「少し休憩します。」と
もう狭い空間で、息止めて軽く呼吸困難でパニックになりそうでした
そう、前に撮影されてたおばあちゃんは、これで時間がかかっていたんだ
とその時察しました
放射線技師さん「では次はアナウンスのリズムに合わせて呼吸をして下さい。できるだけ同じ強さで、浅い呼吸で吸って吐いてを繰り返します。」
アナウンス「息を吸って、吐いて。息を吸って、吐いて…」
そのアナウンスの繰り返しが5分くらいかな?続きました
この頃にはもうリラックスしまくって危うく寝る所でした
放射線技師さん「はい、では最後また息止め行きまーす!」
…………………⁉︎
まさかのダメ押しで息止め撮影来た
もうとりあえず20秒心で数えながら耐えようと心に決めて、さらに2回〜3回息止めての撮影がありました
その後はもう必死に息整えて撮影のアナウンスに着いて行きました
撮影終える頃にはもう2度と腹部のMRIは撮りたくないと思ってました
余裕ぶっこいてた自分恨みます
そしてあのおばあちゃん、よくあの過酷な息止め撮影乗り越えたなと思います本当心から尊敬します
そんなこんなでなんとかMRI撮影を終えたのでした
結果は2週間後、最初にエコーしてもらった病院で聞く事になりました。