「悲しかった出来事を反面教師に」
前回の続きです。
小学1年生、今でも忘れられない事件がありました。
昼休み、校庭で転んですりむいてケガをしました。
教師に断って保健室に行こうとしました。
その教師は、隣のクラス担任とのおしゃべりに夢中になっていました。
私はとにかくケガをしたことと、保健室に行きたいことを伝えようとしました。
だけど、教師たちはおしゃべりをやめない。
子どもからしたら、世間話をしているようにしか見えなかった。
談笑している雰囲気。
緊急性を感じませんでした。
だから、ほんの一瞬でも児童の話を聴いてほしかった。
その一心で
せんせい、せんせい、せんせい!!!
と叫び続けた私。
まー、大人の話に割り込もうとした当時の私も境界線がなかったのだろうな・・・。
すると、
その教師は
うるさいわねー!!!
そんなに痛いなら一人で保健室に行けばいいでしょーーーー!!!!
と
怒鳴り返されたのです。
当時の私は、正直悲しかった・・・・。
ただただ、
ケガしたんだね。痛かったんだね。
と共感してほしかっただけだった。
なのに。
一人で保健室に行けーーーー!!!!
ちなみに当時、彼女は30代女性教師です。
と怒られるとは。。。
突き放された感じがしてとても寂しかった(涙)
こんな人が小学1年の担任なんて信じられない・・・。
それ以外でも、とにかく小学1年生はいい思い出がほぼありません。。。
悲しかったこの出来事。
この経験を反面教師に昇華しようと思いました。
自分が保育士になった時、
子どもたちの気持ちに寄り添おう
つらかったんだね、と。
悲しかったね、と。
痛かったんだね、と。
特に自己表出の弱い子どもたちには、
こちらから気持ちを積極的に汲み取ろう
と心がけるようにしました。
今も・・・。
教師のように人に教える立場にある人間は
対象年齢が小さければ小さいほど及ぼす影響が大きい
ということ。
小さいから訳が分かってないだろう
ではないのです。
小さくても一人の人格ある者として扱うことを忘れてはいけないのです。
私も保育士という、さらに小学生より小さい子どもたちに関わる仕事。
なおのこと、この気持ちを忘れてはいけないと、この経験から学びました。
当時はものすごく悲しく、今でもこの教師のことは受け入れがたいですが、
もうこの世にいないようです。
反面教師にしようと心に誓った出来事でした。
米国元駐在妻・ゆうこ
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