岡下さんからの質問、CI療法について②解答の続き | どんなに有名で地位と名誉と権威のある治療家や医師に絶対治らないと言われた後遺症でも根本再生させる妥協なき機能回復のブログ

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ちょっと一旦話を止めまして

次の答えに移りたいと思います(まだ続きの段階ですから(笑))

次は、岡下さんの疑問である、興味深いこの部分



部活動なんかで
「水を飲まなければ、水を飲まなくてもバテない身体になる」というのです。
これもいわゆる環境適応だと思います。例えばエジプトの砂漠の民はそんなに水分補給はできないはずですでも梗塞を起こす人が多いかというとおそんなこともないはずだと思います。
つまり水の少ない砂漠という環境に身体が適応し水分補給しなくても血管に血栓ができにくい
身体になっているのではないかと思うのです。
話は飛びましたが、CI療法にしても健側の腕を拘束し麻痺側の腕を使わざる得ない厳しい状況に
24時間置くことで脳に「環境適応」を促し、結果として脳が環境に合わせ再編成するという理屈も
納得できないものではないと思うのですがいかがでしょうか


凄く面白い議題ですよね

お答えします


確かに、人間の環境適応能力は素晴らしいものがありますよね

ただし、それは長くその環境で適応してきた進化の過程が重要だと思っています
長くって、何十年とかじゃないですよ(笑)

何千年、何万年単位です

つまり、エジプトの気候で先祖代々育ち、その微妙に進化していく機能が受け継がれているからこそ

適応出来るのであって

日本人がいきなりエジプトに行けば、必ずなんらかのリスクは増大すると思っています

産まれた時にすでに身体機能の物理的な限界値というものはあると思ってます

それは努力ではどうにもならない

物理的な遺伝です

産まれつき心臓が強い弱い
産まれつきアルコールに強いとか(肝臓)

産まれつき船酔いしないとか

そういう遺伝は必ずあります

後天的にのびしろは必ずありますが、身体、臓器の元々の遺伝により、同じ努力をしても効果に差が出るようにです(プロスポーツ選手の子供は恵まれた身体を受け継ぐなど、獲得形質は遺伝しないので技術は遺伝しない)

ですから

例え、脳梗塞なんか疾患に何もかからなかったとしても

確実に寿命は大きく縮みます

人間の心拍数は決まっているからです

と、なれば、他の臓器にもなんらかの影響が出る事は容易に想像出来ますよね


ですから、まず、なんらかの無理が身体にかかってくる

そして、もう1つ決定的な事は

麻痺がある異常な状態で、正常な状態ではないという事

なぜ、人間に対してだけ

こうまで適応能力があるかと言えば

人間がそれだけ、それに対する手段を考えうる思考能力を持っている

と、いう事なのかな。と

つまり、

環境の変化に対する身体、精神的な手段の選択肢の多さがあるからこそだと思っています

麻痺があるとその環境に対する適応度、つまり選択肢が著しく低下(運動の自由度)


個々の元々の能力で、多少の適応はあっても

それは、身体にはすでに負担がかかりすぎており

短期間は良いように見えるが

根本的な身体はダメージがきているように考えています(心拍数が上がり寿命が縮むように)


ですから、片麻痺の方は

大抵、関節の炎症、筋肉の異常な張り、それに伴う痺れ、感覚障害など、様々な損傷を常に継続して持っている

そして、それは、長くなると

変形性関節症なんかの重度の疾患へと変わる


もちろん、少しずつ身体は無理をしながら生活するので

寿命は確実に低下します

さて、これでも、まだ

日常生活動作能力を高める事に専念しますか?

妥協なき機能回復とは


根本的な身体を傷つける事なく

正常な寿命をまっとうするための

正常な動作、行為の再構築です

限られた期間での最大限の代償動作獲得するCIでは

妥協を感じてしまいますね

さ、ちょっと質問の答えになっていないかもしれないですが(笑)

とりあえずは、これで、少し質問、意見、もらい、広げてみましょうか