スプリントスパイダーとタナベスパイダー | 脳卒中で右半身麻痺、失語症を宣告された夫と支えた妻のリハビリ記録

脳卒中で右半身麻痺、失語症を宣告された夫と支えた妻のリハビリ記録

心理カウンセラー・天命カウンセリングを行っている夫。
そんな夫が56歳で脳卒中で倒れ、右半身麻痺と失語症を告げられましたが、社会復帰するために行ったリハビリと、自主トレのお話。
そして、家族ができる事をお話します。

先日参加したタナベセラピーの八ヶ岳合宿にて、タナベスパイダー を購入していた夫さん。

タナベスパイダー とは、指の伸展をアシストするもので、こんな↓ものです。



夫さんが家で自主トレするときに良いかもって思って購入したのです。

でね、こちらを通院リハの際に持って行きまして。
OTさんやPTさんに披露しました。

「おぉ!スパイダースプリントだ!」と、PTさん。
OTさんは「これ、何ですか?」と仰る方と、「あ!スプリント持ってるんですね!」と仰る方に分かれてました。

スプリントは、自分で作ることが出来るものや、既製品として売られているものなど…色々あるようです。

こちら↓は、某病院から画像をお借りした手指伸展用スプリント


このようなスプリントを使うことで、摘むという練習が容易になります。

でも、これをつけるだけで良いかというと、そうじゃないことに気づいたりして。

わが夫さんの場合は、やっぱり手首の背屈がポイントになってきます。
手首の背屈ができないと、指は開いてしまいます。指が開くと、摘む動作も難しくなります。

スプリントをつけることで、親指と人差し指の動きだけに集中できるけど、それだけじゃ不足なのですね。


今の夫さんに必要なのは、自由に背屈できる手首と、代償が起きないくらい手を支えられる腕や肩の筋力強化。

毎日筋トレしていても、健常者のようにスグ筋力アップできないから、やっぱりコツコツやるしかないのよね。


ちなみに、通院リハのOT主任さんは、「良いの持ってますね!リハビリするときにそれ(スプリント)を使うのは良いアイデアかも!」と仰ってました。
他の片麻痺当事者さんにも、効率良い上肢のリハビリになるかな?


スプリントが、夫さんの上肢リハビリを更に加速させてくれると良いなぁと思います☆