アワチャパン県ドライブ旅行(8)アルバニア(レジャー施設) | Que sais-je? ク・セ・ジュ――われ何を知る

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エルサルバドルに単身赴任中。
気候が良く日本より健康的な生活を送っています。
ドライブ旅行をぼちぼちしていますが、
この国で最も注意すべきは交通事故。
今や治安以上に大きなリスクです。

なおヘッダーは2020年に新潟県長岡市にて撮影。

アパネカのレジャー施設、アルバニア (Albania) は宿からほんの2、3分のところにあります。そこで車を一旦宿に停めて、徒歩で向かいました(中でビールを飲んだことでもあるし)。

 

 

受付。週末の行楽客で賑わっています。入場料は5ドルですが、この金額相当の飲食物に交換できます。

 

 

ここは「極限プレイ (Juegos extremos)」と称するアクテビティの数々――空中系が中心――を取り揃えています。ジップライン13ドル、サーフボード10ドル、空中自転車10ドル、大型空中ブランコ5ドル、大型レインボー滑り台1ドル。

しかし最大のウリは、この料金表の背景に映っている巨大迷路、3ドルでしょう。迷路で遊ぶには、別の場所で払って入ります。

 

 

大型空中ブランコ。以前の記事にも書きましたが、私は空中系のアクティビティは好きではありません。特に途上国ともなると、やはり安全性が気になる。

 

 

大型レインボー滑り台。小さなゴムボートみたいな物に乗って滑り下ります。こういうのもあまり好きではない。

 

更に、元理科教師の私としては、敷かれたプラスチックタイルが虹の色の順番になっていないのが気に食わない(笑)。

 

 

これは無料の「天への扉 (PUERTA AL CIELO)」。扉を開けるとそこは空中に突き出した展望台。

ネットになっている先の部分には行かないとしても、むしろ扉の手前もネットになっている方が怖いです。

景色も、この写真を撮っている場所と比べてどれだけの違いがあるのかという気がするので、私は敢えて入りません。

 

 

空中自転車。昨年行ったウスルタン県アレグリアのレジャー施設「フィンカ・ラウダ」にもありました。

 

 

私が唯一試したのは巨大迷路。地に足が付いていますし、こういう探索系・パズル系のレジャーの方が好きなのです。

このように通路は木で仕切られています。幅は1メートル強と狭いです。

 

 

15分くらいかかったでしょうか。結構苦労して、目的の中央の鐘に辿(たど)り着きました。高さ5、6メートルの物見櫓(ものみやぐら)のような塔に上ってそこに付いている鐘を鳴らします。

 

カン、カン、カン、カン、カン、カン、カアァーン!

到達した人々は「これを鳴らさなければ意味がない」とばかりに、けたたましく連打します。私もそう思うのですが、静けさを好む日本人としては、控えめに打ってそそくさと塔を下りるのでした。

さて、脱出が、これまた苦労しました。何度も同じ道に出てしまいます。出口につながる道が隣に見える所まで来ても、そこにつながる箇所はなく、また遠のいてしまう。

ついに、たまたまそこにいた係員に「出口への道はどこですか?」と聞くことに。

すると本来の通路ではなく非常用ショートカットを案内され、そこを開けてもらいました。いや、そうではなく、本来の通路を辿(たど)って出たかったんだけど。

つまりは、「わたしまけましたわ」ってことですね、回文で言うならば。出口にいた別の係員に、「降参です (Me rendí)」と一言言ってそこを去る私。

悔しい。

 

 

迷路に隣接するカフェで、迷路を見下ろしながら、入場料分のビール(パイント瓶1本)を飲みます。

他の客の鐘の連打を聞く度に、笑顔で出口から出て来る姿を想像して、悔しさが増してきます。

 

 

 

迷路の上にはジップラインのワイヤーが走っています。

何度見ても、自分はやる気になれない。やりたい人は、どうぞ、墜落して命を落とすリスクを覚悟の上、せいぜいお愉しみください。

巨大迷路は愉しんだけれども、それ以外の過ごし方としては、飲んでいるくらいしか私にはないかな。それだったらバーに行けばいいわけだし。

一般には半日くらい過ごせる場所だと思うのですが、私は1時間そこそこでこの施設を後にしました。

前の記事にも書いた通り、宿で夕食――パエリア――を食べ、そして宵の口には中央公園脇のレストランバーでカクテルを飲んだのでした。