ドミニカ共和国旅行(14)イサベル・デ・トレス国立公園の下 | Que sais-je? ク・セ・ジュ――われ何を知る

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エルサルバドルに単身赴任中(7/15~8/5一時帰国)。
気候が良く日本より健康的な生活を送っています。
ドライブ旅行をぼちぼちしていますが、
この国で最も注意すべきは交通事故。
今や治安以上に大きなリスクです。

なおヘッダーは2020年に新潟県長岡市にて撮影。

イサベル・デ・トレス国立公園の続きです。

 

 

まずは野鳥を3発。その最初は、この国に来て私にとって既にお馴染みになったマミジロミツドリ (Bananaquit)

 

 

続いてオジロツグミ (Red-legged Thrush)。野鳥データベースの eBird によると、大小アンティル諸島とフロリダ半島にしか分布していません。和名では尾羽の色に注目していますが、英名では脚の色に注目していますね。ちなみにラテン語である学名の Turdus plumbeus は「鉛のツグミ」。色の連想で付いた名前であるとすれば、頭部や翼の色を指すのでしょう。言語によって注目している体の部位が異なっているのは面白いです。
 

 

オジロハイイロタイランチョウ (Loggerhead Kingbird)。上と同様に eBird によると、大アンティル諸島とフロリダ半島でしか報告されていません。

ドミニカ共和国でこの地域の固有種をゲット、ゲット!

 

 

トレイルを進んで、やや奥の所にある展望台から望んだ南東方向の眺め。田園が広がっています。

 

 

今度は植物を。ツンベルギア・ラウリフォリア (Thunbergia laurifolia) が、植物同定アプリ Pl@antNet で画像検索したら一致率48.1%で出て来ました。同アプリによると、確かに中米地域にも分布していますが、ウィキペディア(英語版)によると、原産は東南アジア・南アジアのようです。つまりは園芸植物としてこの地にもたらされたのでしょう。もしそうなら、国立公園にして外来植物というのは多少がっかりです。

 

 

Pl@antNet でメガスケパスマ (Megaskepasma erythrochlamys) が一致率92%で出て来たので、まず間違いないでしょう。英名は「ブラジルの赤マント (Brazilian red-cloaks)」。ウィキペディア(英語版)によると原産地はベネズエラとスリナムということですから、ここは原産地ではないにしても近い場所なので、それでもまだ自然に感じます。

 

 

再び鳥を。Merlin に画像をかけたらオウゴンアメリカムシクイ (Prothonotary Warbler) が出て来たのですが――そしてこの種はエルサルバドルにも分布しているようですが――、もしそうなら喉の辺りがグレーであることや、嘴が赤っぽく見えることから、違うかもしれません。ムシクイ (warbler) の仲間であることは間違いなさそうですが。

 

 

ノドグロルリアメリカムシクイ (Black-throated Blue Warbler)。ネット検索して出て来た画像では頭部や背部が藍色をしていますが、暗がりにいるためか、この画像では全体的に黒っぽく写っています。

 

 

画像処理ソフトで明度を極端に上げ、更に自動レベル調整をして補正するとと、このように藍色の部分が浮き出してきました。

 

 

噴水のある池。

……すいません、それだけです(汗)。

 

 

 

ヒメコンドル (Turkey Vulture) が何羽も飛行していました。頭部が七面鳥 (turkey) に似ていることから、この英名があるそうです。南北アメリカ大陸・カリブ海に広く分布している鳥のようです。

 

 

最後は東方面の海岸線を。奥の大きく張り出した海岸の手前側、中ほどがソスアの街です。右にはプエルト・プラタ空港――正式名グレゴリオ・ルペロン国際空港 (Aeropuerto Internacional Gregorio Luperón) ――が見えます。

何と言っても大西洋の青い海が美しいです。

では、降りるか。

と、ズボンのポケットに手を突っ込んでロープウェイの切符を取り出す時に気付いたことは……。

あっ、ホテルの部屋の鍵がない!

ポシェットに入れた覚えもないし。念のためにバックパックの中を色々と探してみるも、やはりなし。

どこかで落としたようです。スマホを入れていたのと同じ側のポケットに入れていたはずだから、きっとスマホを出す時に一緒に飛び出したのかもしれません。

心の片隅では気が気ではないのですが、そこは旅慣れた私(?)。今更慌てても仕方がない。宿に戻ったら受付に申告して素直に弁償しようと腹を括(くく)って、(見かけだけ)悠然と観光を続けるのでした。

次はプエルト・プラタ市街を観光しよう。

でも、鍵の事はやっぱり心に引っ掛かりまくり(汗)。