ドミニカ共和国旅行(5)サントドミンゴ・コロニアル地区散策の4 | Que sais-je? ク・セ・ジュ――われ何を知る

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エルサルバドルに単身赴任中(7/15~8/5一時帰国)。
気候が良く日本より健康的な生活を送っています。
ドライブ旅行をぼちぼちしていますが、
この国で最も注意すべきは交通事故。
今や治安以上に大きなリスクです。

なおヘッダーは2020年に新潟県長岡市にて撮影。

ドミニカ共和国に着いた2日目の3月23日(土)。首都サントドミンゴのUNESCO世界遺産に登録されているコロニアル地区を散策して堪能した私は、ラリマール博物館を見学し終わった時点で午後3時。日暮れまではまだ時間がありましたので、遅くなったら翌日に行こうと思っていた別のランドマークに行ってみることにしました。

 

 

オサマ砦 (Fortaleza Ozama) です。ほら、空はこんなに青く、史跡を訪れるのにまだ十分な時間があることを示していますね!

芝地に立っている説明板にはこのように書かれています。

 

1502年4月15日、32隻以上の強力な船団がサントドミンゴ港に到着した。イスパニョーラ島の新総督ニコラス・デ・オバンド師が2,500人の入植者と共に到着し、果物の苗や種子、穀物、サトウキビ、数百頭の馬、ロバ、ラバなどの家畜を持ち込んだ。

大規模な植民地化が始まったのである。

オバンドの最初の命令の一つは、川の通行と港湾地区へのアクセスを守るための要塞の建設だった……。

 

それがこのオサマ砦だというわけです。

 

 

内部は博物館になっていて、これは1700年当時のサントドミンゴ植民都市の推測鳥瞰図。

 

 

オサマ川を前にしてこんな感じに城壁が取り囲んでいます。

 

 

錆(さび)ついた大砲が何台も残されています。

 

 

ここでコロニアル地区散策中に見た鳥を3発。まずはハイイロタイランチョウ (Gray Kingbird)。地味な色の鳥ではありますが、カリブ海沿岸から北米東部にかけてにしか分布していないようで、エルサルバドルでは見られない鳥をワンゲットしたことに満足する私。

 

 

シラコバト (Eurasian Collared-dove) のアメリカ亜種。こちらは北米から中米にかけて普通にいる鳩のようです。

 

 

マミジロミツドリ (Bananaquit)。中米から南米にかけて分布しているものの、エルサルバドルでは報告例があまりないようで、やはりこの鳥もドミニカ共和国に来たからこそ見られたと言えそうです。

 

 

さて、空は写真のようにまだ青いですが、時刻は夕方の4時。宿の近くまで戻って早めの夕食を取ることにしました。こちらは宿のすぐ手前の街角にある「プリンの家 (Casa del Pudín)」という店の、突き出したベランダとブーゲンビリアのアクセントが美しい建物。

本当にプリンを売っているのか、もし売っているのであれば美味しいのか、については全くチェックしていませんが、とにかくこのコロニアル風の建物には目を奪われます。

 

 

その向かい側、宿と同じブロックにある小さな中東料理屋、ファラフェル・コロニアル地区店 (Falafel Zona Colonial) が本日の夕食の店。この記事を書いている時点でグーグルマップのストリートビューを見ると、2019年3月撮影の画像で、建物は同じものの、この店の看板はありませんでした。なので、その後にオープンしたようです。

なお、そのストリートビューには、先の「プリンの家」のブーゲンビリアもありませんでした。

5年間で微妙に違っているわけです。

 

 

店名のファラフェルとは料理の名前ですが、私は別の中東料理であり、ケニア滞在時にも食べたチキン・シャワルマ (Shawarma de pollo) を注文。580ペソ=約1,480円はフライドポテト付きでも、円高の昨今、かなり高く感じますが、まあ、観光に来ているわけなので、このくらいは払ってエスニック料理を食べてみましょう。

ピタ(具を包むパン)はふっくら柔らか。カレー味の具も美味しいです。


飲み物はレモンとスペアミント (Limón con hierba buena)、150ペソ(約340円)。ペットボトルで出て来て、中はシャーベット状に固まっていました。味はまずまずでしたがやはり甘酸っぱさが強く、何よりも、シャーベットが融けるのを待ちつつ少しずつしか飲めなかったのには苦労しました。