まだ続いた「かまくら」からの料理 | Que sais-je? ク・セ・ジュ――われ何を知る

Que sais-je? ク・セ・ジュ――われ何を知る

エルサルバドルに単身赴任中(7/15~8/5一時帰国)。
気候が良く日本より健康的な生活を送っています。
ドライブ旅行をぼちぼちしていますが、
この国で最も注意すべきは交通事故。
今や治安以上に大きなリスクです。

なおヘッダーは2020年に新潟県長岡市にて撮影。

昨年の7月。マンションのお隣に住んでいる日本料理レストラン「かまくら」のオーナー家族が、そこを引き払って人に貸すつもりで、諸作業のために時々来るので、私の駐車スペースの空いている方を貸してもらえないか、ということになり、私は快諾しました、それ以来、お礼ということで、一定の間隔を置いて、レストランの料理を届けていただいています。

これが、最初は1回か2回だろうと思っていたのに、続くは続くは。

昨年11月中旬。帰宅すると、その駐車スペースに彼らの車が停まっていて、ちょうどそこにやって来たご家族に久し振りにお会いしました。「今晩もお肉の料理を」とエルサルバドル人のご主人が言うから、「いやいや、これで本当に最後ですよ」と言うと、「あなたに評価してもらうのがお店の質の向上になるので」と。「すいません」と私が言うのに対し、「いえいえこちらこそありがとう」と。

 

 

その肉料理とは牛丼でした。それに天かす・豆腐・ネギのスープ。牛丼はまずまずの美味しさでしたが、当地の人々の味覚に合わせているのか、やや油っぽくて醤油の味も濃いかもしれません。以前の記事のランキングで言うなら、カツカレーのすぐ次あたりでしょうか。

年が明けて2024年2月の頭。まだ隣のお宅はごたごたしているようで、時々物音が聞こえますし、ウチの駐車スペースも時々利用しています。

 

 

以前もいただいたことのある豚の生姜焼き。ポテトサラダやキャベツの千切りが付いていることにあまりにも慣れ親しんでいる日本人読者の方々としては、これがいかにも日本的であるということは、自然に感じられて意識されないかもしれません。

無難な美味しさでした。私は生姜焼きが好きなんですよ。

 

 

3月上旬。これはお店からいただいたものではなく、N君の誕生日お祝いに奢(おご)ったもの、つまり私が払ったものです。事情があり、店内では食べずに、持ち帰りにして我が家で食べました。

寿司の盛り合わせ刺身鳥の唐揚げです。

 

 

刺身はサーモンボカ・コロラダ(フエダイの一種)、そしてマグロです。「つま」はキュウリの千切り。当地では大根は季節物のようで、この時は時季ではなかったようです。

 

 

3月中旬。「かまくら」からのご馳走は、まだ続きます。

今度は、な、な、なあんと、寿司の盛り合わせ、船盛りですよ!! うなぎまである!

ここまで来ると、もう恐縮しまくりです。たかが駐車スペースを1台分貸しているだけなのに……。

 

 

4月中旬には天ぷらを、こんなにたくさん!

一人では食べきれないので、ご飯とスープは別のおかずでその日のうちにいただいて、天ぷら自体は、たまたま翌日何人かの日本人を自宅に呼んで食事会をしたので、来訪者の皆さんと一緒に食べました。一度冷蔵したものをチンしたので、カラッとした食感はなくなってしまいましたが(オーブンで温めた方がカラッとすることは知っていましたが面倒臭かった)、それでも美味しさはほとんど損なわれていないようでした。

この時に、私が来訪者のために作ったのはチキンカレーライスでした。それに天ぷらでしたので、ちょっと重たかったかもしれません。

……この記事を書いている最近も、時々ウチの駐車スペースを使っていらっしゃるんですが、そしてそんな日には隣や廊下から子供の声が聞こえてきたりして、「お、まだ完全に引っ越しているわけではないんだな」と思うんですが、もういいですよ、ご馳走は。私としては何もしていないわけで、現地の在住日本人から羨望(せんぼう)の眼を向けられるでしょうし、ホントに、恐縮してるんですから。