Que sais-je? ク・セ・ジュ――われ何を知る

Que sais-je? ク・セ・ジュ――われ何を知る

最近はハイキング、バーでの話、読書ノート関係の記事が多いです。

今までに作成した記事を再編集・修正してnoteに移行し始めました。
クリエイター名は同じrigmaroleです。

なおヘッダー画像は新潟県長岡市にて2020年11月に撮影。

6月13日(土)にアルビレックスBCの試合を観戦した話を書きました。球場のコンコースを歩いていると、「えんま市」のポスターが目に入りました。

おお、そうだった。毎年6月14日から16日まで、柏崎の年中行事「えんま市」が開かれるんだった。すっかり忘れていた。

えんま市は焔魔堂の縁日行事で、江戸後期の文久年間に馬市として始まったのが起源とされています(柏崎市のホームページによる)。

ポスターを見てしまったからには行かねば。柏崎出身者の血が騒ぎます。

そこで翌14日(日)の夕方近く、会場である東本町に赴きました。

 

 

東本町2丁目・3丁目の交差点から会場に入ると、かなりの数の来場者が往来しています。

 

 

露店を巡る前に、まずは焔魔堂(えんまどう)にお参りです。私としては、これが必須です。お堂の前には数十人の参拝者の列が出来ていました。

 

 

お堂の前、向かって右手には馬頭観音

 

 

左手には地蔵菩薩がおわします。

 

 

お堂正面の出っ張った庇(ひさし)のことを向拝(こうはい)といいますが、そこには龍の透欄間(すかしらんま)が施されています。寺社建築らしい、典型的な彫刻です。

 

 

お堂に入ると右手上には地獄絵図が掲げられています。左から、賽(さい)の河原、血の池地獄、業の秤(はかり)、閻魔の裁き、奪衣婆が描かれています。賽の河原には子どもを救う地蔵菩薩が、血の池地獄には天女の姿も見えます。

 

 

私が子どもの頃は映画館があった場所は、今は駐車場になっています。そこに毎年<b>お化け屋敷</b>が建ちます。私はスリルを求める性分ではなく、驚かされて血圧が上がるのも困るので、こういう場所には入りません。

では、露店巡りです。柏崎市のホームページによると、400軒以上が並ぶとのこと。ざっと見たところ、8割方は食べ物屋です。

焼きそば、タコ焼き、お好み焼き、唐揚げ、チーズハットグ、ドネリケバブ、トロピカルジュース、チョコバナナ、かき氷――

と、定番中の定番ですね。

ただ、トルネードポテト(らせん状にスライスしたジャガイモを揚げたもの)とキュウリの一本漬けは、ごく最近になって見かけるようになりました。「10円パン」なるものは初めて。モッツァレラチーズ入りのパンケーキのようです。伝統的なわたあめ屋は一軒しか見当たりません。

食べ物屋以外では、お化け屋敷の周りに的屋が10軒ほど。型抜き――って知ってますか?――を3軒、金魚すくいを3軒。それからシール屋、くじ屋、ぬいぐるみ屋、お面屋など。

 

 

市民プラザ前には「柏崎うまいもん市」なるコーナーがあり、ご当地グルメの鯛めし、鯛茶漬け、笹団子などが販売されています。

 

 

一通り回ってみて、最も人気が高かったのは、このタイラーメン。同じものを出す店は他に2軒ほど見ましたが、この店だけは約50人の長い行列が出来ていました。

せっかくだから、私もどこかで何か買って食べよう。

 

 

最初に目を引いたのはわかさぎ天ぷら(500円)(以下、露店やお店の方の写真は許可を得て撮影しています)。

 

 

塩、カレー塩、抹茶塩、一味塩の4種があり、私はオーソドックスに「塩」を選択。衣はサクサク、中はほんわか。血圧の気になる私には、やや塩気が強いか。もともとそうなのか、あるいは「カレー塩」と混じったのか、うっすらカレーの風味がしました。

お店のお姉さんに「どちらから?」と尋ねると、北九州からとのこと。縁日を求めて全国を駆け巡っているそうです。

どうせ食べ歩くなら、何かテーマが欲しいと思っていた私は、これを聞いて決めました。

「よし。今回のテーマは『九州』」。九州から来た店、あるいは九州グルメを扱う店を巡ろう。

探してみると、何軒もあります。

 

 

2軒目は博多はしまき(1本300円)。ノーマル、かつお、ネギマヨ、チーズなどがありましたが、ここはやはりオーソドックスな「ノーマル」を。

 

 

クレープのように薄く焼いたお好み焼きを割り箸に巻いてあるから「はしまき」と言うようです。もっちりした食感で、濃い味付けの多い屋台料理の中では、ノーマルのあっさりした味が、むしろ心地よい。私好みです(健康のためにも)。

 

 

続いて宮崎の肉巻きおにぎり(1本600円)。撮影許可をお願いしたところ、露店全体は駄目だか陳列台ならよいとのことで、そちらを撮らせていただきました。

 

 

ご飯にベーコンを巻き付け、甘い醤油ダレをかけたもの。私には新鮮な味です。

 

 

ここまでひたすら食べ続けてきたので、喉が渇いてきました。食べ物は一休みして、生ビール(600円)を。

 

 

だいぶお腹もいっぱいになってきたので、博多名物明太ボール(5個入り600円)で締めることにします。

 

 

この店の明太ボールは、生地がドーナツのような食感と甘さでした。そこにチーズが入り、明太マヨがかかっています。

これで食べ物は十分満足。九州からは他に大分の唐揚げもありましたが、既に食べ過ぎ注意報(警報?)が発令されていた私は、沸き立つ好奇心を泣く泣く抑えました。

そんな中で、一つ気になったことがあります。

     ☆     ☆     ☆

この後、私は「えんま市らしさとは何か」という以前から考えていたことを、あらためて考えることになりました。

昔のえんま市を知る者として、今のえんま市を歩きながら感じたことがあったのです。

続きは note にまとめました。