「 二人の距離? 」
放課後、学校の帰り道、朱里は最近呼んだ本の名前を言った。
「 そう、とっても面白い小説でね。今度映画化もされるんだよ?勇輝君もよかったら一緒に見に行かない? 」
「 映画か・・・、そう言えば最近見てなかったな 」
中学に入ってから、僕はあまり映画とかは見ていなかった。
見たくなかった訳じゃない。でも、そんな時間がいつの間にかなくなっていた。
「 良いよ、見に行こう。その映画、いつやるの? 」
「 明日からだよ。学校も午前中に終わるし、どうかな? 」
「 うん、じゃ学校帰りにそのまま行こう 」
僕は朱里と映画を見に行く約束をした。
初めて、だった。女の子と映画を見に行くなんて、今まで経験した事がない。
でも、どうしてだろう。緊張とかは全然しなかった。逆に、楽しみで仕方なかった。
続く