「 えぇっと、私の分かる範囲でなら、英語教えてあげるよ? 」
「 英語が苦手って、よく分かったね 」
「 だって昨日の英語の授業の時、勇輝君、先生の質問に答えられなかったでしょ? 」
そうだった。昨日、必ず一人は当てると英語の担当の先生は言った。
そしたら運悪く、僕は最初に当てられた。きっと、質問のレベルとしては簡単な所だったのだろう。でも、僕は中一の時から英語は苦手だった。
だからもちろん、答える事は出来ず、皆の前で恥をかいた。
「 受験科目に英語がなければ良いんだけどね 」
僕は苦笑いしながら朱里に言った。
すると、次の授業のチャイムが鳴った。
「 分かりやすく頑張って教えるから 」
朱里はそう言いながら、鞄から次の授業の教科書を出した。
僕も、そろそろ次の授業の支度をしよう。
続く