神の想い 第一章 | つっつんライトニング軍曹のブログ

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「ねぇ、貴女は何を怖がってるの?」

急に、そんな言葉を投げられた。

「え・・・・、何をって・・・・?」

「貴女は、どうしてそんな顔をしてるの?」

何なのだろうか、この人は。

何の色にも染めいてない黒い髪。

目なんてずっと見ていると、闇に引きずり込まれそうだ。

「わ、私・・・変な顔してますか・・・?」

「えぇ・・・、まるで・・・・人を殺した後みたいな・・・・」

その言葉に体が震えた。

私はとっさに目を背ける。

「何を、言っているんですか?」

どうしてだろうか、声までも震えてしまう。

「ふふ・・・ごめんなさい、冗談よ」

すると、黒髪の女の人は、またさっきみたいに柔らかい笑顔をした。

「冗談って、言って良い冗談と悪い冗談がありますよ」

苦笑いしながら私は呟く。

女の人は軽く頷いた。

「ごめんなさい。私、ミステリー系の小説とか読むの好きだから、こういう台詞を言ってみたくなるのよね」

クスクス笑いながらそんな事を言った。

どうしてだろう、私はこの女の人が急に怖くなった。

このまま一緒にいると・・・・・。

「じゃ、私はこれで失礼するわ」

そう思った瞬間、女の人はそう呟いた。

そのまま下り階段の方に向かって行く。

「あ、はい・・・・」

すると、女の人は急に立ち止まった。

そして顔だけを私の方に向ける。

「無いのよ」

「え?」

「その神様、名前がないの」

それだけ言うと、女の人はその場を去って行った。

私は神の像に目をやる。

「神様・・・・・私はどうしたら良いの・・・・・」


/続く