Shudder Log -32ページ目

Shudder Log

* このブログの内容はすべてフィクションであり、実在の人物や団体とは一切関係ありません。

ちなみにSoohoon家の鍵はSoohoonとマネージャ氏が持ってる。
JSはKSに合鍵渡そうとして断られた。
KS 「え、別にいいよ。ファソク兄もケビンも持ってるし。余ってるならスヒョン兄に渡しといたら?」
 
Soohoon編:
DHにそっくりな数え7歳男児。名前はドンファ。
一人称「ぼく」。笑顔が可愛い。借りてきた猫。
 
Elvin編のしばらく後。
次はこの二人だろう、と誰もが思っていた頃には現れず、忘れた頃に登場。
夜道で出会ったDHのことを「叔父さん」と呼び、メンバーでホームパーティ中のSoohoon家に連れ帰られる。
まさかのDH? 相手は? と色めき立つもやっぱりSoohoonだった。
 
JS 「今度は名前まで似てるんだ」
 
DH2、当然SHを父、HMを母と呼ぶ。
DHに限らず、2人以外のメンバーを「叔父さん」と呼ぶ。
ニコニコしていて大人しく、あまり喋らない。
JSがSIを、ELがRYを思い出して感傷的になってると、頭を撫でてくれる。
でもハグしていいのはSHまたはHMだけで、他の人が抱きしめようとすると逃げる。それを知って得意気になるSH。
DH2、メンバーに可愛がられまくるも、SHまたはHMの傍を絶対に離れない。
その日は無事解散となり、例によって翌日は休み。
3人で漢江あたりにピクニックに行く。
めいっぱい遊ぶつもりだったSH。
その誘いにDH2が乗らなくて戸惑うSH。
 
DH2 「お父さん、お歌が聞きたい」
 
SHとHM、漢江河川敷で熱唱。ついでにDH2も熱唱。
すいません、これがやりたかっただけです。
3人で仲良く帰宅。
川の字になって寝ても可。
翌朝にはDH2の姿はない。
おわり。
一緒に撮ったセルカを見せようとしたら、突然キスされた。
 
『ごめん』
 
自分からやったくせに、フンは照れて顔を赤らめた。
 
「別に謝ることないけど」
 
首元に回された腕に手を重ねて答える。
 
『うん』
 
僕の肩に顎を乗せ、手元を覗き込む。
 
フンが見易いように、僕は画面を傾ける。
 
「いいでしょ?」
 
自分で言うのも何だけど、良く撮れてると思う。
 
『うん、いいね』
 
誉められて、僕は自然と笑顔になる。
 
反対に、フンの顔が陰った。
 
『それ、さ』
 
「うん?」
 
『ツイートするよね』
 
「するよ」
 
そのために撮ったんだし。
 
きれいに撮れたから、ファンのみんなもきっと喜んでくれる。
 
僕の答えに、フンは視線を泳がせる。
 
『しないで、って言ったら、しないでくれる?』
 
僕は意味が分からなくて、目をしばたたいた。
 
「どうして?」
 
僕の問い掛けにすぐには答えず、フンは少しうつむく。
 
『なんていうか』
 
声が小さくなって、頬はまた赤くなったように見えた。
 
『あんまり他の人に見て欲しくない』
 
どうして、と僕はまた尋ねる。
 
『僕が、そういうことを、考えてたときの顔だから』
 
言い切って、フンは前を向いて鏡を見る。
 
僕も前を向くと、鏡越しに目が合った。
 
照れて、ちょっとだけ動揺したフンが、なんだか可愛く見える。
 
僕は、フンのこんな顔を、誰にも見せずに、独り占めしたい、と思った。
前回の補足。
91lineは、2012年に数え22歳で、11年前の2001年は数え11歳。
でも、2012年に数え11歳の子が生まれたのは10年前なので、91lineが数え12歳の2002年。
じゃあなんでJSが「11年前」と言ったのかというと、単に「11」が連続したのが面白いから。
別に仕込んだのが前年だからという意味はない。ちょっとしか。
 
 
Elvin編:
ELにそっくりな数え9歳男児。名前はライアン。
一人称「おれ」。やんちゃ。意地っ張りで繊細。
第一言語は英語だけど、韓国語も話す。
 
2Seop編の少し後。
休日の午前中、KEとKSが例のモールにいると、迷子放送が流れる。
「ソウル市からお越しのキム・キョンジェさん、お子様のライアン君がお待ちです」
EL来てないよね? 同姓同名? と話しつつ受付の横を通ると、RYがKEを発見しママと呼ぶ。
EommaじゃなくMom。
 
KS 「うわ、ちっちゃいイライだ」
 
KE、状況を察してJaeli宅へ。ちなみにJaeli宅の合鍵はKEとマネージャ氏が持ってる。
JSは不在、寝ていたELを起こし、事情を説明。
その間、RYは部屋を探検というかいたずらというか。やんちゃなので。
KS、JSの部屋に入りたがるRYを必死で止める。KEがひとこと言うと、すぐにやめるRY。
もちろんELに心当たりは無い。
前回のSIの経験があるため保護者探しは特にせず、休みだし遊びに行こうか、と3人で遊園地へ。
RY、ELにはいたずらを仕掛けるが、KEにはいい子でべったり。
ELがRYに苛立ち始めるも、KEが嗜めるのはむしろEL。
 
KE 「子供相手に張り合わないでよ」
 
ELはKEを取られたうえに叱られて不機嫌に。
KE、ELが気になりつつもRYを優先。
RYはELを気にしてないふり。
夜、帰ってきたJSを追い出し、RYを寝かせてから会議。
 
EL 「あいつの俺に対する態度見てないのか?」
KE 「甘えてるんだよ。イライの子だから大事にしたいのに」
EL 「俺の子だってなんで分かるんだよ」
KE 「分かるよ。だってそっくりだもん。顔も性格も」
 
なんとなくイチャコラして仲直り。
翌日。休みではないけど午後からのスケジュール。
朝、ELより先にKEとRYは起きて、朝食を取りつつお喋り。
 
KE 「どうしてパパに意地悪するの?」
RY 「ママのこと取ろうとするし、それに」
KE 「それに?」
RY 「おれのこと知らないって言った」
 
RYが傷ついた顔をしたので、KE、ELを起こし、2人で買い物に行かせる。
買い物中に、ちょっと素直になるRY。
前日の反省もあり、きちんと受け止めるEL。
すっかり仲良くなり帰宅。
ELとKEは仕事に出かけ、夜帰るとRYの姿は消えている。
分かってはいたけど寂しくなる2人。
おわり。
 
ダメだ、全然短くならなかった。
ElvinだとELとKEは子供に対して「世界で二番目に好き」って言いそうだよな。
惜しいことに、Elvinの真ん中バースデーはずばり1日じゃない。
7月19日20日の2日間。先に来るELの方が3月だから、閏年も関係ないし。
Vinseopだったら6月22日(平年の場合。閏年だと21日22日)で1日なのに。
ってとこまで考えて思い出したけど、紗南と羽山って12月を回るほうに数えてたよね。
要は年度内というか、あの学年に上がってからの紗南の誕生日がまだだったから。
Elvinもそっちで数えれば1月18日(閏年だと18日19日)になるけど、うーん。
もう学生じゃないし、韓国の早生まれ2月までだし、ELが上に行くと逆に学年変わっちゃうし。
 
ちゃんと1日なのは他にも、Soohoonの5月29日、
2Seopの3月27日(閏年だと26日27日)、
2Shinの5月5日、Kemaruの12月12日、
当然Sooliの3月12日などなど。
ちなみにXanhoは今日、7月14日。
 
真ん中バースデーって英語だとどう書いたらいいんだろう。
The middle of birthdays of Elvin? なんか違うね。
韓国語だと복판 생일? 直訳だけど。
『一緒に撮る?』
 
セルカを撮る様子を眺めていたら、鏡越しに目が合った。
 
「いや、いいよ」
 
断ると、キソプは振り返った。
 
『一緒に撮ろうよ』
 
そう言って手招きする。
 
「いいよ」
 
僕は思わず笑って、キソプに近付いた。
 
『どんなポーズがいいかな? 鏡使う?』
 
キソプはカメラを鏡に向けて、画面に映る姿を見ながら位置を調整する。
 
「任せるよ。セルカはキソプの方が得意だからね」
 
腕を近付けたり離したりと試行錯誤するキソプを、後ろから抱きしめる。
 
『あ、それいい。そのまま』
 
鏡に映ったレンズを見つめると、撮影音が響いた。
 
「上手く撮れた?」
 
撮った写真を確認するキソプの手元を覗く。
 
『こんな感じ。どうかな?』
 
キソプが首だけで振り返る。
 
「うん、いいんじゃない」
 
僕はそう答えて、けれど画面は見ずに、目の前の唇にキスをした。
2Seop、Elvin、Soohoonの前に、それぞれ「二人の間の子」を名乗る子供が現れる。
元ネタは北条司による同名の漫画。2Seop編だけ笠井スイの「仏頂面のバニー」も。
韓国語に男性自称詞の使い分けはないはずですが、名付けもこうはいかないと思いますが、そこはまあ。
 
話の都合によりKS・KE・DHが実家、Jaeli同居中、Soohoon同居中。
 
2Seop編:
KSにそっくりな数え11歳男児。名前はソンイン。
一人称「ぼく」。泣き虫で無鉄砲。年齢の割りに幼い。
Jaeli帰宅途中に近所の公園で発見。JSを父と呼ぶ。
 
SI 「おとうさん! よかったあ、ぼく迷子になっちゃって。本当にどうしようかとおもった」
 
EL 「君、いくつ?」
SI 「11歳」
JS 「11年前って俺が11歳なんだけど」
 
KSの親戚なのではないかと連れ帰る。
帰りつつJS、KSに連絡。EL、KEに連絡。
KE、一緒にいたDHと共に部屋へ到着。
 
DH 「うわ、ちっちゃいキソプ兄だ」
 
KS、一緒に居たSHおよびHMと到着。
SI、KSを母と呼ぶ。
 
JS 「俺じゃなくてキソプの親戚だと思うんだけど」
KS 「これくらいの男の子はいないよ」
SI 「ねえお母さん、お父さんも、どうしてぼくのこと別の家の子みたいにいうの?
   ぼく、お父さんとお母さんのこどもなのに。
   ぼく、キム・ジェソプとイ・キソプのこどものキム・ソンインだよ」
 
SI、泣き出す。
KS、泊まることにして、SIをJSの寝室へ。
このあたりで、SIの着替えがないことに気付く。
SIを寝かしつけた後、下の名前は呼んでたけど、姓は呼んでなかったのに知ってたのは何故かという話に。
 
KE 「ソンインって名前さ、P.O兄とACE兄から一字ずつ貰ったとかじゃないよね」
EL 「ACE兄の本名がソンウクで、P.O兄の本名がスインか。確かに」
SH 「ってことはやっぱりジェソプの子じゃん」
HM 「顔はキソプなのにね」
 
そうこうするうちに3人を残して4人は帰宅。
ベッドはSIとKSが使っているので、JSはソファで寝る。
翌日は休みで、JS、KS、SIの3人で、SIの服を買いに近くのモールへ。
警察に任せるべきだというJSと、自分たちでどうにかしたいKS、喧嘩になる。
怒ったKSが2人を残してその場を去り、JSが目を離した隙にSIはKSを追いかけ、はぐれてしまう。
必死でSIを探すJS。途中でKSと合流。
結局、最初に会った公園でSIを見つける。
JSはKSと仲直りしたことを伝え、KSはSIたちを置いて去ったことを謝る。
KSは帰宅し、親戚筋を当たってみることに。JSとSIはJaeli宅へ。
シャワーして着替えさせて、JSはSIと一緒に寝る。
朝起きるとSIの姿はなく、でも鍵は内側からかかっていて、まあ要は消えたわけです。
着てきた服は残ってない。でも新しい服を買ったときのレシートは残ってる。
SIがいなくなったことを知った他メンバー、写真を撮ってなかったことを後悔する。
JS、「お母さん」がKSだったことに今更ながら気付く。
喪失感を抱きながら、JSはレシートを大切にファイルする。
おわり。
 
他の2編はもうちょっと簡潔にしたい。
まずはVinseop。KEのtwitterから。2011年6月。
vinseop 
 
次はChaniel。あるいはChangniel? それともJoel? 公式twitterから。2012年6月。
chaniel
  
続いてChunjoe。公式twitterから。2012年4月。
chunjoe 
 
ちょっと前のLjong。Lのtwitterから。2010年10月。
ljong 
 
更に遡ってGtop。TOのcyworldから。2006年6月。
gtop
 
最後はKyuwook。RWのファンカフェコメントから。2008年5月。
kyuwook  

とある方のTweet(どうやら削除済み)を元に図を起こしてみた。

1T 
さすがのバランス。
 
U-KISSでも考えてみた。
2U 
私の中ではこんな印象。KBだったらx軸上端、XAはy軸右端?
 
Super Juniorは自信ない。

3S
とりあえずYSは一番左で。
 
TeenTopは更に自信ない。

4T 
CJsは二人とも右下っぽい気がする。
 
全体的にCP構想よりBias確認に使えそうな。
私の好みは第四象限だ。

Elvin←seop前提Jaevin。化かし合い。
でもSoovinでHoonvinでDongvinでもある。
JSとKEの本命については、お好みでご想像ください。
 
***
 
Nothing, Kev. Nothing.
 
*
 
JS 「俺のこと嫌いでしょ
KE 「うん、キライ
JS 「やっと認めた
KE 「大っキライ
JS 「だから俺が最後の一人。いや、最後じゃないのか
KE 「最後だよ。でもそれは嫌いだからじゃない
JS 「HMとかDHはともかく、SH兄ってのは意外だった
KE 「そう?
JS 「SH兄がよく乗ったなって。ELがいるの知ってんのに
KE 「
JS 「ああ、SH兄の方が先なんだ
KE 「
JS 「なんでKSとは寝ないの。KSがKEに本気だから?
KE 「別に。手出して来ないし
JS 「不満そうに言うなよ
KE 「不満じゃない
JS 「そう?
KE 「来られても断ると思う
JS 「なんで
KE 「ELと同時は無理
JS 「KEがKSに本気になるから?
KE 「違うよ
JS 「じゃあなんで
KE 「KSはきっと隠せない。そしたらELも許してくれない
JS 「ELはどこまで知ってんの
KE 「分かんない
JS 「気付いてるでしょ、さすがに、ある程度
KE 「たぶんね
JS 「何も言わないんだ
KE 「うん
JS 「意外と本気なのか、ELは。KEは?
KE 「何が
JS 「KEはELに本気? それとも本命は別にいる?
KE 「僕だってELが好きだよ
JS 「じゃあ止めてよ、こういうの
KE 「自分から来たくせに
JS 「SH兄はKEからだろ。EL以外は切れよ
KE 「SH兄以外はみんな向こうからだよ
JS 「KB兄も?
KE 「え?
JS 「付き合ってたろ? 
KE 「
JS 「KE、KB兄と
KE 「それは、多分、僕から
JS 「多分
KE 「それ、SH兄に聞いたの
JS 「いや、違うよ
KE 「
JS 「代わりが俺みたいな奴で悪かったね
KE 「代わりなんて思ったことない
JS 「
KE 「なんで他を切って欲しいの?
JS 「俺、独占欲強いから
KE 「嘘つき
JS 「なんで嘘なんてつくんだよ
KE 「僕のこと嫌いなくせに
JS 「嫌いじゃない
KE 「JSが好きなのは誰なの?
JS 「え?
KE 「その人を切って欲しいんでしょ
JS 「違うよ
KE 「嘘つき
JS 「嘘じゃないし
KE 「教えてよ
JS 「
KE 「その人だけ切ってあげるから
JS 「やだ。言わない
KE 「なんで
JS 「邪魔されそう
KE 「しないよ
JS 「いや、絶対する。KE、性格悪いし
KE 「JSほどじゃない
JS 「変わんないよ
KE 「
JS 「そんな嫌そうな顔すんなよ
KE 「なんで僕こんなこと話してるんだろ
JS 「俺が聞いたから
KE 「
JS 「真面目な話、EL以外は要らなくない? 俺とか要らないでしょ
KE 「うん、別にいらない
JS 「HMとか完全に遊びだし。DHはよく分かんないけど、SH兄ももういいでしょ
KE 「うん、別にいい
JS 「じゃあ切りなよ
KE 「JSの好きな人教えてくれたら
JS 「俺は関係ないだろ
KE 「関係ない。でも僕が知りたい
JS 「なんで
KE 「僕、好奇心強いから
JS 「なるほどね
KE 「
JS 「でも、そうか
KE 「何が
JS 「ELとKSなら、ELを取るんだ
KE 「僕、ELが好きだよ
JS 「分かったよ
KE 「信じてないでしょ
JS 「そんなことないって
KE 「JS
JS 「何
KE 「JSのことも好きだよ。ELとは違う意味だけど
JS 「さっき嫌いだって認めたくせに
KE 「大っ嫌い。でも好きなところもある
JS 「たとえば?
KE 「たとえば、ほら、こうやってさ‥‥
JS 「
KE 「
隣で見ている限り、腕前は今ひとつだった。
 
「あーもう、そうじゃないって言ってるのに」
 
キソプ兄の操る機が見事に爆死して、僕はため息をついた。
 
『うるさいなー、ドンホは黙ってて』
 
心底つまらなそうに言って、キソプ兄はゲームを続ける。
僕の邪魔をしたいだけで、興味なんてあるわけない。
画面を見つめるキソプ兄の目は、真剣ではあるけれど。
 
「あーダメ、あー!」
 
叫び声も空しく、何度目かの墜落音が響く。
キソプ兄は枕に突っ伏して、DSを手放した。
 
『これつまんない』
 
人から無理やり借りて遊んで、この態度はないよな。
 
「ヒョンが下手なだけだよ」
 
僕はDSを回収して、ゲームを終了させる。
反論されるかと思ったけど、キソプ兄は顔も上げない。
そのまま微動だにしないので、仕方なく僕は尋ねた。
 
「何があったの?」
 
気に入らないことがあったらしいことは分かっていた。
いきなり僕の部屋の僕のベッドで僕のゲームを奪ってプレイし始めたのだから間違いない。
僕をいじめてストレスを発散しようとしているのだ。
 
『何もないよ』
 
キソプ兄はにべもなく答える。
そんなわけないのに。
呟く代わりにため息をつくと、キソプ兄がやっと僕を見た。
 
『何もない』
 
冷たい声に似合わず、その表情は悲痛だ。
これで何もないなら、何かあったときはどうなるんだろう。
 
「わかったよ。腹いせに僕をいじめなきゃいけないようなことは何もなかったんだね」
 
嫌味ったらしく言えば、キソプ兄はまた顔を伏せる。
相変わらず、弟みたいなヒョンだな、と僕は思う。
だから他のヒョンたちにからかわれる。
ああ、もしかしたら今日も。
 
「ねえ、ヒョン」
 
声をかけても、キソプ兄は反応しない。
 
「ヒョン」
 
もう一度呼びかける。
 
「ヒョンってば」
 
三度目で、ようやく顔を上げた。
 
『何?』
 
その顔は、やっぱり傷ついているように見えて。
 
「かわいい弟に言うことはないの?」
 
キソプ兄は少し眉を寄せる。
意味が分からない、といった表情だ。
 
「ゲームを貸してくれてありがとう、とか」
 
僕はできるだけ明るい声を出す。
 
「ベッドを貸してくれてありがとう、とか」
 
キソプ兄はうんざりしたように、僕から視線を逸らした。
 
「なぐさめてくれてありがとう、とか」
 
そこまで言って、僕はキソプ兄の頬にキスをした。