「Return to Oz」に出てくるモンビ王女は、たくさんの美しい首を持っていて、気分に合わせて付け替える。ある首が知っていることを、別の首は知らなかったりする。
KSはいくつかのヘッドパーツを持っていて、状況に合わせてつけかえる。記憶の一部はヘッドパーツに残るので、時々話が合わなかったりするのはそのせい。
KEがオズマ姫。DHはトトではなくドロシーで。
KSはメイク変わると別の人というか、見る度に顔が違うよね。
SNSDのTIも同じタイプだと思うけど。
明るくなった髪色に合ってた。
セーラーKEの時に短ランを着るのは誰だろう。
セーラーKSの時は‥‥JSとSHは長ランの方が似合いそうだね。
学園パラレルならSHは応援団長だな。
セーラーKEの時に短ランを着るのは誰だろう。
セーラーKSの時は‥‥JSとSHは長ランの方が似合いそうだね。
学園パラレルならSHは応援団長だな。
お留守番、なんていう歳でもないが、留守を預かることには違いない。
他のメンバーたちも出払って、珍しく宿舎にケビンと二人になった。
最後に部屋を後にしたマネージャ兄を見送ってから、ちょうど一時間。
さすがの寝坊助も、昼近くになって目が覚めてきたらしい。
「今日のお昼、何食べようか?」
「そういうの、なんて言うんだっけ」
「どういうの?」
「ケビン、朝食べてないだろ」
ケビンはぬいぐるみをかかえて、首を傾げた。
「ああ、ブランチ?」
「そう、それ」
自分は朝にも一応食べたから、ただのランチだ。
俺は出前のメニューを見比べながら、ケビンを見る。
「カレー。ピザ。もうひとつピザ。あとは、そば? あとラーメン、弁当」
ケビンは数秒俺を見つめて、にこりと笑った。
「スヒョン兄、何か作ってよ」
「え?」
「なんか、簡単のでいいから。ご飯残ってるでしょ?」
意外な言葉に、思わず変な声が出る。
イライじゃあるまいし。
そりゃまあ、自分だって全く何もできないというわけではないが。
「なんで俺が? 兄さんのことを労わって弟が作ってくれるなら分かるけど」
ケビンは頬を膨らませて、わざと眉を寄せる。
「僕よりスヒョン兄が作るほうが美味しいもん」
反論しようとして口を開き、そのままため息をついた。
「分かったよ」
*
目の前の皿に目を輝かせ、ケビンは大きな声で言った。
「イタダキマース!」
結局、AJ直伝のキムチ炒飯を作った。
冷蔵庫に無かった材料は入っていないから、AJには落第点を貰うかもしれない。
「美味しい!」
スプーンごと頬張ったケビンは、満面の笑みを見せた。
「イタダキマース」
自分も一口食べるが、味見のときと変わらず、特に感動は無い。
「スヒョン兄、さすがだね」
嬉しそうなケビンに、つられて自分の口角が上がるのが分かる。
「美味しいならよかった」
二口目を頬張りなら、ケビンは気付いたように言う。
「写真取れば良かった」
「写真?」
スプーンを口に入れたまま、俺は尋ねる。
「そしたらツイートできたのに」
ケビンは澄ました顔で答えた。
「珍しくスヒョン兄がご飯を作ったって」
珍しく、を強調して言って、俺が怒って見せると楽しそうにからからと笑う。
ああ、ほだされてる、俺。
「まあ、いいけどね」
デザートは、何になるのか。
覚悟しとけよ?
三口目の炒飯を頬張るケビンを見て、俺は心の中で呟いた。
他のメンバーたちも出払って、珍しく宿舎にケビンと二人になった。
最後に部屋を後にしたマネージャ兄を見送ってから、ちょうど一時間。
さすがの寝坊助も、昼近くになって目が覚めてきたらしい。
「今日のお昼、何食べようか?」
「そういうの、なんて言うんだっけ」
「どういうの?」
「ケビン、朝食べてないだろ」
ケビンはぬいぐるみをかかえて、首を傾げた。
「ああ、ブランチ?」
「そう、それ」
自分は朝にも一応食べたから、ただのランチだ。
俺は出前のメニューを見比べながら、ケビンを見る。
「カレー。ピザ。もうひとつピザ。あとは、そば? あとラーメン、弁当」
ケビンは数秒俺を見つめて、にこりと笑った。
「スヒョン兄、何か作ってよ」
「え?」
「なんか、簡単のでいいから。ご飯残ってるでしょ?」
意外な言葉に、思わず変な声が出る。
イライじゃあるまいし。
そりゃまあ、自分だって全く何もできないというわけではないが。
「なんで俺が? 兄さんのことを労わって弟が作ってくれるなら分かるけど」
ケビンは頬を膨らませて、わざと眉を寄せる。
「僕よりスヒョン兄が作るほうが美味しいもん」
反論しようとして口を開き、そのままため息をついた。
「分かったよ」
*
目の前の皿に目を輝かせ、ケビンは大きな声で言った。
「イタダキマース!」
結局、AJ直伝のキムチ炒飯を作った。
冷蔵庫に無かった材料は入っていないから、AJには落第点を貰うかもしれない。
「美味しい!」
スプーンごと頬張ったケビンは、満面の笑みを見せた。
「イタダキマース」
自分も一口食べるが、味見のときと変わらず、特に感動は無い。
「スヒョン兄、さすがだね」
嬉しそうなケビンに、つられて自分の口角が上がるのが分かる。
「美味しいならよかった」
二口目を頬張りなら、ケビンは気付いたように言う。
「写真取れば良かった」
「写真?」
スプーンを口に入れたまま、俺は尋ねる。
「そしたらツイートできたのに」
ケビンは澄ました顔で答えた。
「珍しくスヒョン兄がご飯を作ったって」
珍しく、を強調して言って、俺が怒って見せると楽しそうにからからと笑う。
ああ、ほだされてる、俺。
「まあ、いいけどね」
デザートは、何になるのか。
覚悟しとけよ?
三口目の炒飯を頬張るケビンを見て、俺は心の中で呟いた。
今のところ免許のないKEはしかし、ステアリングを握ったら性格が変わるタイプであろう。
となりにELかKS乗せて怖がらせて欲しいよね。
んでDH乗せてるときは性格変わらないっていう。
となりにELかKS乗せて怖がらせて欲しいよね。
んでDH乗せてるときは性格変わらないっていう。
小さく音を立ててドアが開き、ケビンが顔をのぞかせた。
『ここにいたんだ』
上半身だけ部屋に乗り出すと、濡れた髪から雫が落ちた。
『映画、一緒に見ないの?』
僕はイヤフォンを外して、音楽を止める。
「ホラーだって言うから。僕は見ないよ」
答えれば、そうなんだ、とケビンは笑った。
『通りでドンホも部屋にこもってるわけだ』
ケビンは部屋に入り、ドアを閉めた。
肩にかけた肩で髪を拭きながら、ベッドに座る。
「ケビンは見てきたら?」
ドア越しにも、リビングルームの楽しげな声が聞こえる。
『んー後で気が向いたらね』
でも、その声には、行く気なんて全然なさそうで。
表情はタオルに隠れて、僕は揺れるきれいな手を眺める。
その手がふいに止まって、ケビンは僕を見た。
『何聞いてたの?』
僕は外した片方のイヤフォンを差し出す。
「新曲」
ケビンは受け取って、耳につける。
『誰の?』
答えずに、僕は止めていた音楽を流す。
曲が再開した瞬間に、ケビンの顔に笑みが浮かぶ。
「僕らの」
ケビンはそのまま横になって、目を閉じた。
まだ濡れたままの髪が気になって、僕はタオルを取り、ケビンの髪を拭き始めた。
『ここにいたんだ』
上半身だけ部屋に乗り出すと、濡れた髪から雫が落ちた。
『映画、一緒に見ないの?』
僕はイヤフォンを外して、音楽を止める。
「ホラーだって言うから。僕は見ないよ」
答えれば、そうなんだ、とケビンは笑った。
『通りでドンホも部屋にこもってるわけだ』
ケビンは部屋に入り、ドアを閉めた。
肩にかけた肩で髪を拭きながら、ベッドに座る。
「ケビンは見てきたら?」
ドア越しにも、リビングルームの楽しげな声が聞こえる。
『んー後で気が向いたらね』
でも、その声には、行く気なんて全然なさそうで。
表情はタオルに隠れて、僕は揺れるきれいな手を眺める。
その手がふいに止まって、ケビンは僕を見た。
『何聞いてたの?』
僕は外した片方のイヤフォンを差し出す。
「新曲」
ケビンは受け取って、耳につける。
『誰の?』
答えずに、僕は止めていた音楽を流す。
曲が再開した瞬間に、ケビンの顔に笑みが浮かぶ。
「僕らの」
ケビンはそのまま横になって、目を閉じた。
まだ濡れたままの髪が気になって、僕はタオルを取り、ケビンの髪を拭き始めた。
tumblrのこちら。
そりゃもちろんメンバーでやるよ。
KS率高い。
他のグループは自分が相手になっちゃうのが多くて断念。
そりゃもちろんメンバーでやるよ。
SH | 03/11 | KSがデートしてくれる |
KS | 01/17 | KEが抱きしめてくれる |
EL | 03/13 | SHがデートしてくれる |
JS | 06/04 | KSが愛してくれる |
HM | 08/16 | ELが恋に落ちてくれる |
KE | 11/25 | KSが手をつないでくれる |
DH | 06/29 | JSが愛してくれる |
KS率高い。
他のグループは自分が相手になっちゃうのが多くて断念。
病み上がりだからと、車の運転を禁止された。
そう言ったら、ケビン兄は微笑んだ。
『じゃあ、次に乗るときの助手席は僕ね』
少し驚いて、思わず言葉を返した。
「できればアドバイスを貰える人のほうが有難いんだけど」
ケビン兄は眉尻を下げて、僕に抱きつく。
『頼る人がいないと安全運転になるでしょ』
背中に腕を回しながら反論する。
「頼る人がいたって安全運転するって」
心から楽しそうに、ケビン兄は僕の髪を撫でた。
『そうだね』
「ヒョン、話聞いてないでしょ」
『聞いてるよ』
僕はため息を吐いて、ケビン兄のきれいな目を見つめる
「ヒョンは免許取らないの?」
笑顔のまま、即答される。
『今はいいや』
落ち着きのない指が下りてきて、僕の頬をくすぐった。
「どうして?」
尋ねれば、その目は悪戯っ子の様に細められる。
『ドンホが運転してくれるでしょ?』
「嫌だよ」
間髪いれずに答えると、ヒョンはさらに笑った。
『そんなこと言わせない』
細い指が顎を捉えて、僕の反論は唇に塞がれた。
そう言ったら、ケビン兄は微笑んだ。
『じゃあ、次に乗るときの助手席は僕ね』
少し驚いて、思わず言葉を返した。
「できればアドバイスを貰える人のほうが有難いんだけど」
ケビン兄は眉尻を下げて、僕に抱きつく。
『頼る人がいないと安全運転になるでしょ』
背中に腕を回しながら反論する。
「頼る人がいたって安全運転するって」
心から楽しそうに、ケビン兄は僕の髪を撫でた。
『そうだね』
「ヒョン、話聞いてないでしょ」
『聞いてるよ』
僕はため息を吐いて、ケビン兄のきれいな目を見つめる
「ヒョンは免許取らないの?」
笑顔のまま、即答される。
『今はいいや』
落ち着きのない指が下りてきて、僕の頬をくすぐった。
「どうして?」
尋ねれば、その目は悪戯っ子の様に細められる。
『ドンホが運転してくれるでしょ?』
「嫌だよ」
間髪いれずに答えると、ヒョンはさらに笑った。
『そんなこと言わせない』
細い指が顎を捉えて、僕の反論は唇に塞がれた。
「羨ましいって言われたよ」
キソプは笑って、鏡の中から俺を見た。
「何を?」
顎を俺の肩に乗せて、腰に腕を絡ませる。
「カップルトーク、スヒョン兄とやりたかったって」
別に誰が相手でも、自分としては何も言うことはないが。
もし組むことになっていたら、俺の方もやり易かったかもしれない。
キソプに比べれば。
そう考えたら、キソプの眉が寄った。
「今、そうだったら良かったって思ったでしょ」
「思ってない」
「じゃあなんで黙ったの」
僅かに口を尖らせる。
「ちょっと想像してみただけ」
答えれば、目を伏せて、小さくなった声で言う。
「僕は嬉しかったのに」
日本の公式アカウントは、カップル名を出してみてはファンの反応を伺っていた。
でも組まされたからって、別に認められたとか、そういうわけはない。
ケビンとイライだって分かれているし、それにもし、AJがいたら。
そんなことは分かってる。
もちろんキソプも分かっている、のだろうけど。
まあ、気持ちは分からなくもない。
「俺はそうでもなかったな」
追い討ちをかけるように呟いてみれば、悲しげに目を見開く。
安心させるために、嘘をつく必要はない。
「せっかく2人で話すなら」
体を捻って、キソプの顔と向かい合う。
「カメラは要らないだろ」
こういうこともできないし、と言い足す代わりに唇を啄み、それから深くキスをした。
キソプは笑って、鏡の中から俺を見た。
「何を?」
顎を俺の肩に乗せて、腰に腕を絡ませる。
「カップルトーク、スヒョン兄とやりたかったって」
別に誰が相手でも、自分としては何も言うことはないが。
もし組むことになっていたら、俺の方もやり易かったかもしれない。
キソプに比べれば。
そう考えたら、キソプの眉が寄った。
「今、そうだったら良かったって思ったでしょ」
「思ってない」
「じゃあなんで黙ったの」
僅かに口を尖らせる。
「ちょっと想像してみただけ」
答えれば、目を伏せて、小さくなった声で言う。
「僕は嬉しかったのに」
日本の公式アカウントは、カップル名を出してみてはファンの反応を伺っていた。
でも組まされたからって、別に認められたとか、そういうわけはない。
ケビンとイライだって分かれているし、それにもし、AJがいたら。
そんなことは分かってる。
もちろんキソプも分かっている、のだろうけど。
まあ、気持ちは分からなくもない。
「俺はそうでもなかったな」
追い討ちをかけるように呟いてみれば、悲しげに目を見開く。
安心させるために、嘘をつく必要はない。
「せっかく2人で話すなら」
体を捻って、キソプの顔と向かい合う。
「カメラは要らないだろ」
こういうこともできないし、と言い足す代わりに唇を啄み、それから深くキスをした。
わのヴゅのメイキングでSHが「ハナ」と言い掛けて「いち、にい、さん」に直したことからも分かるように、職業アイドルに真のオフショット映像というものはないのでしょうが。
少コミのこれはスイッチ切れてる感が最強。
少コミのこれはスイッチ切れてる感が最強。
頭上の棚に荷物をしまい、隣に座ると、ケビンは身を乗り出した。
『天気良いね』
窓から外を覗き、感嘆のため息を漏らす。
「そうだね」
僕もつられて外を見る。
見事な青空は、雲の上に出てしまえば見られるけど。
飛行機が揺れないなら有難い。
『離陸したら、景色見えるかな』
僕はケビンに目を向けた。
「席、換わろうか?」
ケビンは外を見つめたまま首を振った。
『ううん、いい』
それでも乗り出した身体は動かないまま。
『どうせ寝ちゃうし』
言っていることと、やっていることが、食い違っている気がするんだけど。
「僕も寝るし、外見たいんじゃないの?」
ケビンは僕を見て、やっと身体を引いた。
『いいんだ』
笑顔と言うほどの笑顔でもなく。
『気にしないで』
そう言って、ブランケットを広げる。
まあ、いつも笑ってるみたいな困ってるみたいな顔なんだけど。
不穏な表情を感じた気がして、少しだけ戸惑う。
視線に気付いて、ケビンがちらりと僕を見た。
『見たいときは、今みたいにするから』
それから、ブランケットの下で手が繋がれた。
ああ、照れていたんだ。
僕は納得して、胸を撫で下ろす。
それから囁く振りをして、耳元に小さく口付けた。
『天気良いね』
窓から外を覗き、感嘆のため息を漏らす。
「そうだね」
僕もつられて外を見る。
見事な青空は、雲の上に出てしまえば見られるけど。
飛行機が揺れないなら有難い。
『離陸したら、景色見えるかな』
僕はケビンに目を向けた。
「席、換わろうか?」
ケビンは外を見つめたまま首を振った。
『ううん、いい』
それでも乗り出した身体は動かないまま。
『どうせ寝ちゃうし』
言っていることと、やっていることが、食い違っている気がするんだけど。
「僕も寝るし、外見たいんじゃないの?」
ケビンは僕を見て、やっと身体を引いた。
『いいんだ』
笑顔と言うほどの笑顔でもなく。
『気にしないで』
そう言って、ブランケットを広げる。
まあ、いつも笑ってるみたいな困ってるみたいな顔なんだけど。
不穏な表情を感じた気がして、少しだけ戸惑う。
視線に気付いて、ケビンがちらりと僕を見た。
『見たいときは、今みたいにするから』
それから、ブランケットの下で手が繋がれた。
ああ、照れていたんだ。
僕は納得して、胸を撫で下ろす。
それから囁く振りをして、耳元に小さく口付けた。