Shudder Log -10ページ目

Shudder Log

* このブログの内容はすべてフィクションであり、実在の人物や団体とは一切関係ありません。

前言撤回、Elseop。
でもEL視点でキスした後。
仕掛けたのはもちろんKEだろう。
 
 *
 
名前を呼ばれて顔をあげたら、目の前にキソプの顔があった。
俺が何を言うよりも先に、口が塞がれる。
閉じられた瞼を、俺は呆然と見つめた。
すぐに身体を離して、キソプは赤くなった顔を逸らした。
 
「ごめん」
 
俺は慌てて、去ろうとするキソプの腕を捕まえる。
その拍子に座っている椅子からずり落ちそうになる。
 
「ちょっと待てよ」
 
キソプは背中を向けたまま、もう一度言った。
 
「ごめん、忘れて」
 
ため息をついて、掴んだ腕を引き寄せる。
 
「別に怒ってねえから」
 
キソプは頑なに顔を背けていて、その表情は見えない。
横から覗き込んでみても、上半身だけではたかが知れている。
 
「どうしたんだよ」
「いきなり、ごめん」
 
答える声は、震えているようだった。
 
「キソプ、こっち向いて」
 
動かない身体を、何とか抱き寄せる。
 
「なあ」
 
膝の上に座らせて、俯いたままの顔を覆う前髪を掬う。
 
「どうせ何かの遊びだろ?」
 
俺の言葉に、キソプは唇を噛む。
 
「気にしねーからさ」
 
ようやく視線をあげると、その目は涙で潤んでいた。
あまりにも思いつめた様子のキソプに、ちょっと可笑しくなる。
 
「泣くなって」
 
俺はユルムをあやすように、その唇にキスをした。
Jaehoonの許可求め。
仕掛けたのはSHだろうなあ。
Elseopはたぶん書かない。
 
 *
 
後ろから抱きつかれて、転びそうになった。
 
「何か用?」
 
AJの腕が僕を支えて、なんとか立ち止まる。
 
「何かって」
「ずっと俺のこと見てただろ」
 
楽しそうな声に、僕の気分は暗くなる。
何かあることを見抜かれてる。
口を割らされるのも時間の問題だろう。
とはいえ、自分からすべて言うよりは楽かもしれない。
 
「そう?」
 
真横にある顔は見えないけど、きっと笑ってる。
 
「否定しないんだ」
 
僕は黙って、AJが踏み込んでくるのを待つ。
 
「俺には言えない?」
 
予想外の言葉に僕は思わず聞き返す。
 
「え?」
 
腕を緩めて、AJは僕と向かい合った。
 
「だったら無理には聞かないよ」
 
柄になく殊勝な顔をしてみせる。
頭の片隅で、騙されちゃダメだ、と警告が鳴る。
 
「そういうわけじゃないけど」
 
答えたくないことには、絶対に答えない。
だから、聞かれたくないことがある、ということにも感付かれないよう注意していた。
それでもAJが目敏く尋ねてくることはあって、そういうときは正直に言いたくないと伝えることにしていた。
思い返せば最近そんなことが続いていたかもしれない。
 
「じゃあ何」
 
怒っているというより、拗ねているような、少し傷ついているような。
 
「人の顔を見ておいて、本人には言えないって」
 
見ていたつもりはなかったが、見ていたのだろう。
賭けに負けてからずっと、考えていたのだから。
それに。
言いにくいだけで、言いたくないわけじゃない。
 
「分かったよ」
 
僕はため息をついて、壁に寄りかかる。
AJは俯き加減の上目遣いで、僕の答えを待つ。
 
「ジェソプ」
「うん」
 
息を吸って、AJを見つめる。
 
「キスしていい?」
 
AJは僅かに目を見開いた。
 
「なんて言った?」
 
鏡を見るまでもなく、自分の耳が赤くなっていることが分かる。
 
「キスしていいかって聞いたんだ」
「キス。誰が誰に?」
 
どうせなら笑うか、怪しむかしてくれたらいいのに。
その顔は真剣なまま。
だから僕も態度を崩せない。
緊張も解けない。
 
「僕がジェソプに」
 
答えると、探るように数秒僕を見つめた。
 
「俺は構わないけど」
 
嫌がってくれたら、事情を話せるのに。
本当はルール違反だけど、説明して、頼んで、軽いキスをすれば済む。
でも、真面目な表情をされたら、こちらから茶化すわけにはいかない。
覚悟を決め、掌でAJの目を覆う。
重ねるだけの子供みたいなキス。
唇が離れると、AJは口許に笑みを浮かべていた。
 
「遠慮しなくいいのに」
 
やっと見られた笑顔に、僕はほっとする。
それから息を吐いて、さっさと経緯を言ってしまおうと思った。

タイトル落ち。
Truth or Dareじゃないけど、何か賭けをして、告白もしていない相手にキスしなければいけなくなってしまう。
相手はそれを知らないので、不意打ちで自分からするにしても、キスしてもいいか聞くにしても、あるいはキスして欲しいとねだるにしても、大変な勇気がいるに違いない。
できれば女子組からで、いつもの3組を避けて、と考えて、KS→EL、KE→SH、HM→JSでどうか。
Elseopは不意打ち、Soovinはおねだり、Jaehoonは許可求め。
彼氏組もやるならEL→HM、SH→KS、JS→KEで。
 
とりあえずSoovin。
けしかけたのはELかJSかHMか。
 
 *
 
珍しいな、とスヒョン兄は言った。
 
助手席に座って、僕はタイミングを伺う。
不意打ちにしようか。
前にやられたみたいに。
それとも、尋ねてみようか。
たじろぐ顔が見られたら楽しいだろう。
角を一つ曲がり、途端に道が暗くなった。
家まではもうすぐ。
送ってくれと頼んで二人になる時間を作ったけど、あっという間に過ぎてしまった。
 
「送ってくれてありがとう」
 
僕は運転席に微笑みかける。
 
「ああ、いいよ」
 
言ってから、スヒョン兄はちらりと僕を見た。
 
「迎えには来ないぞ」
 
僕が笑うと、ヒョンも笑顔を見せた。
胸の奥がちくりと痛む。
別に、騙しているわけではないけど。
見慣れた路地に入ったところで、僕は言う。
 
「とめて」
「もう少し先だろ」
「ここでいい」
 
スヒョン兄は車を停め、とくに怪しむ様子もない。
僕はシートベルトを外し、ヒョンと視線を合わせる。
 
「ヒョン」
「ん?」
 
珍しく送ってほしいと言って。
家に着く前に車を止めて。
何かを予感させるには充分かもしれない。
これから告げる言葉が予想されているかは分からないけれど。
 
「何だ?」
 
先を促され、逸る鼓動を押し殺す。
 
「キスして」
 
スヒョン兄は首を傾げて、それでも僕を抱き寄せた。
チュッと音がして、唇が額に触れる。
 
「どうした?」
 
僕の顔を覗き込んだヒョンは、やっぱり変わらない調子で。
表情が崩れないことに、僕は少しだけ苛立つ。
 
「そこじゃなくて」
 
声にそれが出てしまった気がして、頬が熱くなる。
思わず顔を伏せると、スヒョン兄の指が僕の顎を捉えて持ち上げた。
再び、柔らかく唇の吸う音。
僕は目を閉じて、ゆっくりと離れるその感触を味わった。
 
「これでいい?」
 
頬はきっと赤くなっている。
呼吸は今にも止まりそうで、心臓は走ったように跳ねている。
僕はヒョンの胸に顔を埋めた。
明日になれば、賭けだったことが知れるだろう。
そしたらきっと安堵して、僕を小突いてみせるだろう。
人を試した僕は、本心からだったとは言えずに笑うしかない。
だから今は。
ちょっとだけワガママになってもいいということにしよう。
 
僕は顔を上げて、足りない、と言った。

某ビール風飲料のCMより。
愛人説とか夫死亡説とかいろいろありますが、マイルドに待ちぼうけ編で。
カメラマンKSにしようか。
JSが忙しくて、帰りが遅くなることが続いてて、そんなに遅くならないKSは食事と金麦を用意して帰りを待ってる。
でもCMのようにすぐには帰ってこなくて、料理は冷めちゃうし、酷いときは食べないで寝ちゃうし。
しかも自分はお酒飲めないからキッチンドランクにもなれないし。
とはいえJSもあんまり飲めるほうじゃないとどこかで言ってた気がする。
 
書いてみたら金麦出てこなかったけどまあいいか。
 
 *
 
鍵を開けて、ドアを開ける。
廊下は暗く、その奥に部屋の灯りが見える。
靴を抜いでダイニングに向かい、俺は声をかけた。
 
「ただいま」
 
テーブルの上には伏せられたグラスと空のフードカバーがある。
椅子には誰の姿もない。
通ってきた他の部屋に人がいた気配もしなかった。
 
「キソプ?」
 
反対側のリビングに視線を向ける。
テレビは消えたまま。
ライトはついたまま。
背を向けたソファを覗き込むと、寝入ったキソプがいた。
俺は腕時計を見て、ため息をつく。
 
「待ってなくていいって、だから連絡したのに」
 
分かった、という返信があって、だから先に寝ていると思った。
背もたれに両腕をついて、寝顔を眺める。
 
「…遅かったのか」
 
連絡したのが。
もしかしたら、あの時にはもう料理を作り始めていて。
途中でやめるわけにもいかず、完成はさせたはいいけど。
食べさせる相手がいなくて。
 
「キソプ」
 
大きく声を出す。
少し身じろぎしてキソプは瞼を開き、眩しさに手をかざした。
 
「ジェソプ?」
「よく寝た?」
 
キソプは目を細めて、横になったまま伸びをした。
 
「今何時?」
 
壁の時計を見て答える。
 
「もうすぐ1時」
 
口元を緩ませて、キソプはその腕を俺に向ける。
 
「おかえり。遅くまでお疲れさま」
「ただいま」
 
引き寄せられるまま身をかがめ、キスをする。
 
「遅くなってゴメン」
 
キソプは首を振り、まだ眠たげな様子で瞬きする。
 
「ううん。もう寝る?」
 
この時間に昼寝したなら、夜更かしさせても大丈夫だろう。
明日は日曜日で、キソプも休みだったはずだ。
遅くなったけど、作ってくれた料理を食べて、少しだけ酒を飲んで。
久しぶりに二人で、ゆっくり話をして。
でも。
 
「うん。もう寝る」
 
二度目のキスをして、キソプを抱え起こす。
 
「で、明日は早起きして、昼間から飲もうぜ」
「僕、飲めないし」
 
くすくすと笑いながら、キソプは立ち上がった拍子にふらついて、三度目のキスは空振りする。
酔っているからではなくて、眠気のせい。
 
「ノンアルコールカクテル作ってやるよ」
 
俺はリビングとダイニングのライトを消し、キソプを寝室へ促す。
きっと早く目覚めるだろう。
シャワーを浴びて買い物に行こう。
カクテルのための果物と炭酸とミントとシロップ。
ついでに夕飯の材料も買って、夜は俺が作ることにしよう。
 
「楽しみにしてる」
 
立ち止まったキソプは俺の首を引き寄せ、頬に唇を押し当てた。
それからまたふらついて、俺の腕の中に収まる。
キソプが顔を上げると、その目はしっかり開かれて、けれど夢を見ているような不思議な色を湛えていた。
俺はため息を飲み込んで、早起きは無理かもしれない、と思った。

前にも書いた気がするけど、バディもので。
取調室でGood Cop Bad Copやって欲しい。
最初はSHが悪い警官、HMが良い警官だったんだけど、だんだんHMの怒りがこみ上げちゃって、最終的にはSHがなだめ役になってるっていう。
SHは被害者に過剰に感情移入する熱血刑事。
HMは人当たりは良いけど観察力のある飄々とした刑事。
上から無理を言われたとき、SHが真っ向から反発して注意を引いている間に、HMが裏をかく方法を考える。
大乱闘の末に犯人を捕まえて、もしかしたらそれは二人の手柄にはならなくて、でも肩で息をしながら視線を合わせてロータッチするよ、みたいな。

ヘアメイクKSは一人がけソファで仮眠を撮り、カメラマンELは手持ち無沙汰なスタイリストKEでテスト撮影中。
監督SHと脚本家JSはギリギリまで台本を練り直し、助監督HMは遅すぎる昼食を用意する。
しかし、待てど暮らせど役者は来ない。
そこに鳴り響く一本の電話。
それは、恐るべき事件の幕開けを告げるものだった…。
 
身代金目的の誘拐か。
ELは映像の加工を見破り、KEは遺留品のブランドを言い当て、JSは犯人の話の矛盾から真相に近付いていく、とかかな。
ツイはEL→HM、SH→KE、HM→ELの順。
Elhoonだあ。
KEはSHのツイを見て、運が良いと言ったぞ、自分で。
なんだかKSが本当に女の子みたいで…。

先輩のこれ
こういうことするのって、吉宗かラファエルかゼウスだと思うんだけど。
やっぱりKEか。
U-Kissだったら転生ものじゃなくて、日渡早紀の「アクマくん」シリーズがいいかなあ。
ハイライトはやっぱり魔女じゃないことに気付くところだと思うから、茶々をKSかELかJSで迷うね。

後ろから抱きついて、肩に顎を乗せる。
 
「ジェソプ」
 
名前を呼ぶと、AJの手はいかにも適当に僕の頭を撫でた。
そのまま髪を梳きながら、けれど意識は掌中の画面から離れない。
 
「ジェソプ」
 
僕は首元に顔を埋めて、もう一度呼んでみる。
 
「うん?」
 
やっとAJの声が聞こえる。
でも、それだけじゃなくて。
僕が答えずにいると、再び髪の中を指が滑った。
 
「どうした?」
 
そう、それ。
僕は伏せたままの顔を振る。
 
「別に」
 
なんでもない。
聞いて欲しかっただけ。
髪を梳いて、気にかけて欲しかっただけ。
抱きついて、名前を呼びたかっただけ。
 
「ジェソプ」
 
なんだよ、とAJは言わない。
きっとその代わりに、僕の左耳を引っ張った。
 
「やめて」
 
僕が言うと、すぐにその手は離れる。
 
「キソプ」
 
さっきよりも近くで声がして、少しだけ驚く。
もしかしたら視線は僕に向けられて、掌にあったスマホもポケットにしまわれて。
だとすれば。
黙っていればきっと。
 
「キソプ」
 
また名前を呼んでくれる。
腰に回した手に、AJの腕が重なった。
 
「うん?」
 
答える声はなく、僕は顔を上げる。
 
「何?」
 
目が合うと、AJは優しく笑った。
 
「別に」
 
僕らはどちらからともなくキスをして。
僕は、最初にAJが答えなかった理由が分かった気がした。
元ネタではないけど、ネタ元はこのコメント動画の1:05-1:12とか1:36-1:38あたり。
動画自体はDongseopというよりは2ShinとかDongvinとかSoojaeとかなんだけど。
あとSHとELの突っ込みどころ。
全体的に化粧が濃くて、この時のDHとJS(とEL)は妙な美人感があるよね。