先月の話ですが、横浜に行ったついでに、ちょうど開催中だった『横浜トリエンナーレ』へ。

多分、2017年以来3回目。

 

メイン会場しか回れなかったのだけど、正直、あれっ?って感じでした。

トリエンナーレ、もっと面白くてレベルが高かったはず、、

と過去のブログを探ってみたところ、やっぱりそうだったみたい。

 

 

 

世界のいろいろな問題、戦争、そういうテーマを取り扱うことはもちろん素晴らしいことだし興味深い。

ただ、チープな展示が多かった気がしたし、個々の作品の問題だけではなく全体のキュレーションの問題も大きい気がした。

素晴らしい活動家が素晴らしいアーティストとは限らない。

そこはシビアに判断しないと、アートのレベルが下がっては元も子もない。

そんなふうに思いました。

 

演奏よりも、生い立ちのインパクトで人気のピアニストと一緒かも。

演奏が良ければもちろん文句ないけど、演奏に感動してるのか生い立ちに感動してるのかわからなくなってるパターンも多くて、受け取る側もしっかりしなくちゃよ、と思ってしまうの。

 

 

とはいえ、もちろん素晴らしいアーティストとの出会いもありました。

富山妙子さんのはみ出しそうなエネルギーと願いに溢れた作品群。

そしてコソボ出身のアルタン・ハイルラウ。色鉛筆で描かれた印象的な絵。

 

ペッパーくんがアーティストの解説をしてくれてました。

このペッパーくん達も作品。

 

とても良い季節に、思いがけず横浜でこんな時間を過ごせたことに感謝です。