過去の話。2
過去の話。 の続きです。
父は国体出場経験を持つ、サッカー大好き親父。
母は、茶道の師範。
姉は有名ではないけどそれで飯食ってる、バレリーナ。
兄はサッカー推薦で大学まで行った体育会系男子。
そして僕は、
ナニモノでも、ない。
昔から何をやってもダメだった。
兄が通っていたサッカースクールを1日でやめ(短!)
無理やり連れて行かれたサイクリングで迷子になり(エー)
無理やり連れて行かれた登山で父を見失った。(オワタ^^)
ダメすぎる。
サックスを吹くのは楽しいけど
それだけでプロを目指すほど、無邪気にはなれず
所詮は趣味だと割り切った。
完全に冷めてる。こんな子供ヤダ…
そんな僕が唯一、夢中になったのが
勉強でした。
結果がはっきりしてる。
数字で出る。
何よりやったらやっただけ成果が出る。
中学くらいまでなら、才能なんて関係ない。
こんな楽しいものはなかった。
それでも
どんないい成績を持って帰っても
褒めてもらったことなんて一度もありません。
「男は外でからだを動かすもんだ!」
「勉強なんかしてないでサッカーをしろ!」
「勉強なんてできて、なんになる」
最後はやっぱり
「もういい。お前は分からん」
中学、高校になる頃には
親のそんな言葉、気にしていませんでした。
いい大学に入りさえすれば職は手に入ると思ってたし
いい大学に入るだけの偏差値はある、問題ない。
でもそれと同時に
自分には何もないんだと
気づいてた。
人に誇れる「何か」がないって。
勉強なんて、ただ与えられたのもを淡々とこなしていただけだし
そこから自分が何かを得た実感なんて、ありませんでした。
アタマヲツカッテナイカラ。
僕がしてたのは勉強ではなくただの暗記で
まるで質の悪いUSB
そんなモノ、誰もほしがるはずがない。
直視することが怖くて
実感することが怖くて
見ないフリ、感じないフリ
見てしまったら、動けなくなるから。
適当に、あたりさわりなく生きていければそれでいい。
そう、思ってました。
でも。自分を見ろと言った人が、いた。
一人だけ。
僕の目を見て正面から
「大丈夫だから」
まっすぐぶつかってきて
「何もない人なんていない」
僕よりも僕を信じて
「彗星は彗星のままでいいんだよ」
僕の一番ほしかった言葉をくれたのは
他でもない、理子でした。
つづくー!
理子はいつも僕のそばにいてくれます。
強い強い味方です。
彼女がいるから今の僕があるんです。