飽きない関係の作り方 -178ページ目

野球少年と彼女

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そう、それから数日後。


甲子園常連校に通う、同中学出身の友達A♂から、メールが届きました。





A (久しぶりー!突然だけど新谷(理子)って今、どっか怪我してる?)


 (穴に落ちて足怪我してるけど?)


A (そっか、ありがとう)




………………?


いや待てよ。『そっか』じゃねーよ。





気になって電話してみたらね。





 『なんで知ってるん?』


A 『あー…のさ、新谷、あそこの接骨院通ってない?』


 『行ってるよ、だから何でお前がそんなこと知ってんの』


A 『俺が直接知ってるわけじゃないんだけど


   野球部のツレもさ、そこの接骨院通ってんだよ。


   で、足、怪我してるコに一目ぼれしたって騒いでて


   制服着てたから高校は分かるけど、名前が分からんってうだうだ言っててさ。


   で、彗の高校らしかったから、もしかしたらと思って聞いてみた


   でもまぁ、俺は新谷の連絡先知らないし、教えないから安心してー』


 『(あー…それで菜緒も美奈も理子にメールしてきたんだな)


   なるほど?』


A 『相変わらずモテるね~新谷(笑)ま、頑張って(`∀´)』


 『あいよ、じゃ、ね』







………おい理子。


お前…アドレス、教えていいっつってたよな?いい根性してるじゃねーか。








「理子?ちょっといい?」


「何ー?」


「美奈の友達から、メールきた?」


「うん、きたよーあっそうそう、その人ね、テレビに出てたー


  てか、高校野球の地区予選なんだけど、すごかったよ♪♪


  決勝、応援に来てって言われたんだけど、彗、一緒に行かない??


  暑いから、いや?私、野球観戦、大好きなんだよね(・∀・)」






も、ね、それ天然なの?悪魔なの?





言うことなくなっちゃったじゃん。






その頃からすでに、完璧なまでに僕のツボをおさえていた、彼女です。






後日一緒に甲子園をテレビで観戦中。


理子の携帯には例の彼から、朝から「応援よろしく」メールが入ってたらしい。




「あんな活躍してる選手とメールしてて、好きになんないの?」


「は?なんで好きになるの?」


「いや、だって向こうは確実に理子狙いでしょ」


「え?私の顔と名前しか知らないのに?ないない(笑)」


「………」


「もしそうでも、私が好きになるのとは関係ないしね?」




もうね、メロメロです。