彼女にしてはいけないこと2
彼女にしてはいけないこと の、続きです。
理『次のコには、強がらせちゃダメだよ?
お互いが支え合える関係じゃないと、片方が苦しくなっちゃうから』
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理子は弱音を吐かない。
みんなが嫌がるコトを、彼女は嫌な顔ひとつせず、率先して、それをする。
愚痴も聞いたことない。
理子の泣き顔なんて見たことなかった。
だから理子は、大丈夫だと思ってたんです。
部活で、ある問題が発生しました。
その問題は、理子が1人で背負う形で、収拾がつきました。
相当大変なはずなのに
理子は愚痴ひとつ言わずに、頑張ってた。
自慢の彼女でした。
その、数日後。
1人の女のコが、突然部活に来なくなりました。
連絡も取れない。
副部長だった理子は心配して、そのコを教室まで迎えに行ったんです。
僕もついて行った。ら。
真っ暗な教室で、1人、泣いてるんですよ。彼女が。
そっと教室に入っていった理子。僕は廊下で待ってた。
理「やっちゃん。どうした?大丈夫?」
や「………」
理「なんかあった?よかったら聞くよ?」
や「…なんか…ちっちゃな…っ嫌なこと…がっ……いっ…ぱい…重なっちゃって…」
理「うん」
や「朝…彼氏からおはようメール…来なく…て」
理「うん」
や「…それ…から…お弁当…に…嫌いなおかず…入ってて」
理「うん」
や「み…んなの前で階段…から落ちそうになっ…て」
理「うん」
や「…英語の小…テスト…が…抜き打ちだったの…」
理「そっか、イヤだったよね?そうゆう日もあるよね
今日はもう帰りな?ゆっくりお風呂に入って、イヤなコト忘れちゃえ♪
もう暗いけど、一人で大丈夫?帰れる?」
や「うん、ありがとう、ごめんね」
理「明日、部活の前に、また来るね?やっちゃんいないと淋しいから」
や「うん♪また明日ね♪」
もうね。存分に突っ込んでください。
は?と。
バカじゃねーかと思うことでしょう。
それでも理子はやっちゃんに最後まで優しかった。
絶対理子のが大変な状況なのに。
でもね。
やっちゃんよりも大バカ者が
いたんです。
その日の帰り。
理「今日はちょっと、疲れちゃったな…胃が痛いかも…」
彗「ん?あーあの問題?どうなりそう?」
理「まぁできる限り頑張ろうと思ってる」
彗「てかそんなコトよりさー、やっちゃん大丈夫かな?」
理「え?」
彗「だってさー、泣いてたじゃん?心配だなー。」
理「あー…そうだ…ね」
彗「ま、その点理子は心配ないよな!彼氏として、ラクでいいよ(笑)」
理「それどうゆう…」
彗「理子は強いから何があっても大丈夫でしょ!」
もう、全力で罵ってくれてかまいません。
理子の置かれてる状況も
やっちゃんの泣いてた理由も
全部知ってたのに
僕が心配したのはやっちゃんでした。
僕にとって理子はもはや身内のノリだったし
本当に強いと思ってた。
僕が辛いとき、大変なときはいつも理子に頼って
助けてもらって
話を聞いてもらってたのに
僕は一度も、理子の話を聞いてあげたことなんてなかった。
本当のところで心配したこともなかった。
理子は何があっても、大丈夫だと思ってたんです。
本当に僕は、大バカ者です。