日本とはまた違ったロンドンでのライブ、貴重な経験になっています。
SOHOのバーなどで若手のミュージシャンと対バンしているんですが、他の出演者、とにかくパフォーマンス、アピール力が凄いんですね。昔からシェイクスピアとか演劇が盛んだからかな?
最近テレビでBBC Young musician of the yearという十代のクラシック音楽のコンクールが放送されていました。日本だったら主に技術が重視されるクラシックの分野でも、イギリスではパフォーマンス、ダイナミックさが最重要視されるんですね。もちろんベースに技術あってのパフォーマンスですが、だからこそ更に一歩前に出てくる感覚がありました。
意外なことに、楽曲のクオリティーは正直感心するようなものは少ない印象。こっちで一番流行ってるものは、単純なコードのエレクトロ、ダンスミュージックなど。結構アメリカナイズされているようですね。カントリーミュージックも人気が出てきているのにはびっくり。
中でもイギリス独特のシーンとして面白いと思うのが、00年代から根強く若者に人気のグライム。イギリス英語でのラップはグルーヴも変わってくるし、歌詞の内容も、アメリカと違ってもう少し個人的で、挑発の仕方もストレートなものより皮肉が多い。
グライムには男声アーティストが多いけど、女性もすごい力強いんですね。
フリースタイルQueen's speech で話題になったLady Leshurr.
個人的にはヒップホップアーティストでもないですが、シーンとしてとっても興味あり。歌でコラボできないかな~と密かに思っています。