世界は笑う☆☆☆ | 外部記憶装置

外部記憶装置

ちまちまと。

220827  舞台 世界は笑う S

@シアターコクーン

 

ケラリーノサンドロヴィッチ、ケラさんは名前だけは前から知ってたが、舞台は確かお初で。

予備知識なしw

 

 

 

 

 

 

この作り方、おそろしー。。

最初、オーバーチュアで夜中のドヤ街で主要キャラがちょい芝居したあと、スクリーンとプロジェクションマッピングでテロップ風に、キャストのそれぞれの名前を出して。

その後ふいに芝居が始まったら、怒涛の展開と途切れない台詞の会話劇と、劇中劇で芝居の稽古や、喜劇役者の悲哀と裏表と、テレビと劇場(寄席や芝居小屋)の対立、それと戦後復興期の時代の猥雑なごった煮な刃傷沙汰ありーのヒロポンなんて知ってる人いるんか?とか。

 

 

本編の時間が長すぎるかと思ったら、あっちゃこっちゃで悲喜こもごもがあり、台詞の掛け合いが漫才のようでもありプチコントが連続してたり。

すれ違いの会話っていうのは、はたから見てると面白いもんだねええ、、って。

花火が空襲の音に聞こえたのか、そこから痴ほう症のように昔のことでしか話をしないで罵る場面は、ちとつらかったが、、、

(仲良くやっていたような表層と、実は腹の中に抱えていたドロドロの感情の吐露といった場面)

銀粉蝶さん、天晴どした・・・

 

 

この舞台、喜劇役者とその周辺の物語のように見えて、実はなんてことないある側面の日常生活じゃないかと思うぐらい、三角座の劇団員もそこに出入りする人々も、ヒロポン中毒の喜劇役者と下働きの兄とで、自由に動いて怒鳴って怒って笑って嘆いて困って、リアルな風にしか見えない。

三角座は喜劇(お笑い舞台)を見せる劇団で、踊り子さんはいるがストリップとは違うし、ちゃんと脚本があり練習もしてて、でも団員たちは喧嘩ばっかりしてる。

という背景が説明ではなくて、ストーリーで展開されて、現場の雰囲気は、当初昭和32年から34年ごろまでの数年の話なんだが。

 

日本テレビのプロデューサーって役でラサール石井さんがやってたが、他に劇団員で脳卒中で死んでのはともかく、二役やってるの。

怖くていっつも怒鳴ってる大倉さんの役「たたみいわし」は、戦争から12年たっても戻ってこない兄の後を継ぐように三角座で役者をやっているが、他の仲間にも嫌煙されるような振る舞いで。

兄貴の所在が実はキーポイントなってて、ネタバレしちゃうけど、大倉さんが髪型と衣装を変えて、長野の公演先の「アルプス」っていう喫茶店で嫁のハッちゃんが来るのを待ってて。

天と地ほどキャラを変えて。

 

他にもいろいろなんだったが、やっぱり松雪泰子さんなんだよなあ、、、

また大化けしたわ、、

しっとりと腰が低くて甲斐甲斐しく、出兵して12年間帰ってこない「タタミカケル」さんを一途に待ち続けている女房。

実は外地で結婚しててっていうのは聞いていたらしくて、妻子を捨てて帰ってきた(しかも喜劇役者はやらない真っ新に最初からやり直す金のない)旦那を見て、私にどうしろと?と言いつつ、、、大どんでん返しw

 

 

瀬戸康司君の演じるお兄ちゃん(何度も名前を名乗っていたが忘れたw)は、若干会話にずれが発生する人で、相手の言っていることを逆に自分が言うようになったり、それがオモシロいのでこっちは笑うのだが、いかんせん真面目に裏方やバイトをしているというテイ。

そしてハッちゃんこと初子さんに一目惚れして、色恋沙汰は知らないけど、実直な青年なので、みんなは応援してて。

とくに緒川たまきさん演じる踊り子じゃなくて女優さんにいろいろ相談したりして、その振り回され方も面白いし。

 

一方の千葉雄大くんの弟くんは(何度も名前を言われてたが忘れた!)世界中を笑わせたいと願い喜劇役者になりそうだったがヒロポン中毒で幻覚まで見えるようになって病院送りに。

途中、舞台稽古の前に出前のラーメンを食べるシーンがあるのだが、麺をリアルにすすってるのとナルトや具も食べてて、消え物それ何回回食べるんかい???ってなった(笑)。

(コッペパンより量は多いぞ、、、)

 

 

喜劇役者という割には、劇中劇は主に本番前と後と稽古中・取材中といった端々の芝居で、ちょっとだけ弟くんの書いた台本で読み合わせをやるシーン。

ステージの木材を組んだ装飾のセット(劇場のステージを模したつくり)に、緋色の絨毯を敷いたら長野の旅館のラウンジ(ロビー)になったしwww

えらい凝った作り方やったわ、、、

 

 

他のベテランの方々も、自然に溶け込んでるし喧嘩し合ってるし、怒鳴りあってもふっと仲直りして(普通にして)て。

芝居といえばそうなんだけれども!(笑)。

めっちゃ大笑いして涙流して笑ったのは予想外だったが。。

 

 

昨日のうちに書けなかったよね~、、、

終わるの遅いんだものww

でも、舞台の構成と丁々発止の応酬には若干やられたかもしれん。

スゲ~~って感想以外に出てこなかったww

瀬戸くんと千葉くんは、リアルな兄弟みたいな雰囲気だった。

似てるよね顔立ち。

 

 

また違う舞台で見れるかな~~。

まずは東京千秋楽(本日28日)おめでとうございます!

次の公演でもおきばりやす!

どうぞお体には、気を付けて~~。。。